渋谷 Plug でライブをやるのも久し振りでしたが、客席には椅子を何脚か出して、一応は着席を中心としたライブにしたのも久し振りだったかもしれません。ステージ構成としても90分1回とし、途中には長めのトーク等も挟みつつ、基本的には和やかに進められていきました。
90分…というと、結構長い時間のように思われますが、ライブ…である以上、色々と構成は考えていかなくてはなりません。リクエスト曲も、お陰様で沢山頂いたのですが、流石にこれだけでセットリストを組むのは困難で、既存の曲と共存させつつのステージを行う事にしました。全部のリクエスト曲にお応え出来なかったのは申し訳なかったですが、ステージ構成の中での緩急を付けられたという意味で良かったと思います。
リクエスト・コーナーは、ステージの中盤辺りに持ってきましたが、その前半は 2nd.アルバムからの曲である“Himawari”や“New Life Standard”等、ちょっと懐かしい?と思える曲や、やはり鉄板の“Circle”は「予想通り」という感じだったでしょうか…(笑)。そして、民謡の TRI4TH アレンジでお馴染みの“ドンパン節”も久し振りに演奏したと思います。ただ、やはりリクエストというのは、自分達でも予想外と思えるものが来たりするもので、その中でも“森のくまさん”に票が集まっていたというのは驚きでした。
“森のくまさん”は、CD『わらべ JAZZ』での候補曲として選ばれた曲ですが、アレンジが濃すぎる!怖過ぎる!…という理由で(笑)、CDには入らなかった曲の中の1つでした。しかし、ライブでは1,2度披露する機会があったようで、その時の事をお客さんは覚えていてくれたのでしょう。「あの、悪魔のようなアレンジの“森のくまさん”を是非」…という声が挙がっていたのです。そして、我々は演奏しました(ちなみに、譜面上は“Forest Bear”…です…笑)。
絶対に可愛くない“森のくまさん”を演奏し終えて(笑)、もう1つのリクエスト曲のピークとなったのが“BMW の女”です…。この曲は TRI4TH の 1st.アルバムに収録されている曲ですが、変拍子が多用されていたり、難しいフレーズが続いたりと、非常にテクニカルな演奏が求められます(それ故に、あまり演奏されないという噂も…笑)。しかし、実は密かに人気のある曲で、こうしたイベント的な日に重宝するような曲でもあるんですよね。恐らく、昨年の9月のライブ〔TRI4TH ワンマンライブ@Motion Blue Yokohama!参照〕以来の演奏だと思いますが、これまた白熱な時間が展開されていったものでした。
そして、ステージはいよいよ終盤戦へ…。最近の曲でお馴染みの“No Window,No Aisle”を演奏してから、そのままのテンションで“Dance 'em All”へと繋げさせて頂きました。この時点ではお客さんも立たせて、感謝祭の『祭』状態です!…藤田氏のお馴染みの握手練り歩きに始まり、お互いのソロも出し切り、盛り上がって終了させて頂きました!
そのままアンコールへと流れていきます。今回は2曲演奏しまして、1曲目の“TRY AHEAD”は当然と言えるのもかもしれませんが、2曲目(要は、本当に最後の曲)に“Rainy Holiday”というバラード曲を持ってきたのは意外だったかもしれません。しかし、その流れは昨年12月に行われたツアー・ファイナル・ライブ〔“TRI4TH AHEAD" Release Tour 2012 Final♪参照〕でも行われたものなので、実は目新し過ぎるものでもなかったりするのです。しかも、先日に行われたレコーディングでは、わりと真っ当なジャズらしいアプローチを感じさせる作品を予感させる手応えがあったりしたので、この選曲はそういった布石に繋がっていくのかもしれませんね。今後に期待して欲しいという願いを込めた曲でもあったのでした。
こうして TRI4TH 感謝祭は無事に終了しました!…今回はチャージ・フリーという事で、予約を受け付けないシステムで始めたものでしたが、本当に大勢の方にお越し頂きました。中には久し振りの方もいましたが、新しいレコーディングを終えた、現在の TRI4TH をお楽しみ頂けたのではないかと思います。自分達としても、3日間連続して続いたレコーディング作業の、1つの区切りの時間が出来て良かったです。3rd. アルバムを含め、どうぞこれからにも御期待下さい。そして、TRI4TH 感謝祭、どうもありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆渋谷 Plug のHP…http://www.shibuya-plug.tv/
リクエスト曲もうれしく聴きました。
Forest Bearは、またいつの日かここぞ!という時に〜。
竹うっちゃんのメガネ装着は、任意の時だけで可に?
やはり、悪魔系…というのは、どこか魅力を
感じさせてしまうものなのですね…。
>おちゃさん
レコーディング直後という日程でしたが、
むしろ弾けられて良かったのかもしれませんね。
Forest Bear や BMW も良い刺激になりました。
眼鏡…は、もう全く言われなくなりましたね。
次回作は別のキャラ?でいかないと(笑)。