今回行われた録音は、まず今月末までの提出期限となっている音源審査に通す為です。昨年に比べて、コンテストに応募してきた学校が多くなり、音源審査も、より競争率が高くなってきた感じが想像出来ますが、まずは第1の砦…といった状況でしょうか。
…いや、それを砦とするなら、生徒達は初めて作曲というものに挑戦し、そして達成出来たという事実がここにはあります。練習してきた事をそのまま録音時に発揮し、ジャズ研らしい部分を見せられれば、必ず予選は突破する事が出来るでしょう(プレッシャーを掛けているわけではありませんが…笑)。
…ところで、この録音というのが意外に本格的で、校内の軽音楽部からマイクやらPA機材等を借りてきて、それぞれの楽器にマイクを立て、ちゃんとラインでも録り、それをパソコン上でモニターしながら等々、現在の自分達でも行うレコーディングさながらの作業が行われていたのでした。勿論、こうしたレコーディングは経験の無い生徒達ばかりですので(当たり前です)、自分も出来るだけサポートをしましたが、当然の事ながら、試行錯誤しながらの時間ではありました。それでも、色々とバランスを変える度に音が良くなってくる傾向はあったので、徐々に皆も手応えが感じられてきていたと思います。
そんなこんなで、結局8テイク(最初の2テイクぐらいは、バランスを見つつ…でした)ぐらい録りましたが、この中から選ぶというのがまた難航を極めました…。レコーディングも初めてならば、それを選ぶ作業もまた初めてという事で、どうしても頭を悩ませてしまうのです。
…と、色々とあったのですが(笑)、無事にこの日は終わり、後は録ったものを少しだけ編集して提出するのみになりました。勿論、本選へ臨むには更なる練習を重ねる必要があると思いますが、4月辺りから続いてきたプロジェクトとは1つの区切りが付きそうです。生徒達にとっても良い経験になった事でしょうし、自分にとっても良い時間を過ごせたと思いました。来月以降が楽しみです。ひとまず、お疲れ様でした!
☆立教新座高校ジャズ研究会のHP…http://jazz-rikkyo-hs-2012.jimdo.com/