軽音楽コンテスト…とは言え、自分達はジャズ研究会として出場するのですが、その中で上位を目指すには、オリジナル曲の作成も鍵になるとの事でした。それがどこまで影響するのかは分かりませんが(笑)、とにかく、オリジナル曲を演奏する事が、今回の必須項目となりそうな感じでした。
しかし、出場する現在の3年生はオリジナル曲なんて殆ど作った事が無い生徒達です。自分もどうしようかと思ったものでしたが、今度自分がコーチしに来るまでに8小節程度で良いので、各自でメロディ及びフレーズを2つ以上作ってくる…という課題を出したのでした。曲の構成は基本的に8小節単位で移行しており、何人かがそのフレーズを作ってくれば、そこから組み合わせ次第で、何とか1つの曲になるのではないか…と考えたのです(更に言えば2小節のフレーズが1つでもあれば、それを4回繰り返せば8小節になります)。譜面が書ける人は譜面で、書けない人は楽器が弾ける人に弾いて貰う…みたいな感じで生徒に投げたのでした。
…そして先日、その発表?をする機会があり、自分も期待半分、不安半分でコーチしに行ったのですが、これがまた期待以上の結果が待ってました。ひょっとすると誰もフレーズを作れずにいるのでは…という気持ちを持ったまま伺ったのですが、全員がフレーズを提出。勿論、人前で自分の作ったフレーズを発表するなんて初めてで、とても恥ずかしくなっている感じが伝わってきましたが(笑)、個性豊かなフレーズが揃ってきました。
フレーズが揃ってきたら、それらを組み合わせていきます。事前にキーは揃えていて、しかもそれらのフレーズを聴いた自分の印象では、そこまで手を加える必要は無い…とまで思ってしまいました。意外に皆、良い感じのメロディが出来ているではないですか。
…当初、自分はとりあえず8小節のフレーズが出てきて、次回までにそれらを組み合わせらる行程に繋げられれば良いかな…と思っていたのですが、いざ組み合わせてみると、まるで最初からこの1曲になっていたのではないかと思う程、それぞれの関連性が見出されてきたのでした。コード進行を付けるにあたっては自分も手伝わさせて頂きましたが、メロディは基本的にはそのまま踏襲させまして、ついに暫定的とは言え、1曲として出来上がったのです。途中にはラテンから4ビートへのリズム・チェンジも施し、ジャズらしい雰囲気も忘れてはいません。
ひとまず、順調過ぎる制作過程だった事は確かですこれが今後、どのように変化していくのが楽しみですが、まずは生徒達がそれらを演奏出来なければいけません。またそれは次回への課題にし、これからも見守っていきたいと思います!
☆立教新座高校ジャズ研究会のHP…http://jazz-rikkyo-hs-2012.jimdo.com/