この日は個人的に、知り合いのミュージシャンが沢山出演する日ともなっていました。まず、対バン相手の1つである fromnou は、自分も過去に何度かサポートをさせて頂いたユニットでもあり〔フロムナウ+ピアノ参照〕、この日は久し振りの再会でもありました。また、別の対バン相手である、“ゆき&キューティーズ”という名前で出演されていたボーカルのゆきさんのバックのバンドに、ドラムの木村創生君と、かなり久し振りのギターの池田雄一君がいて、この2人はオーサカ=モノレールというバンドのメンバーでもあり、そもそも2人と同時に会うのが初めてだったので、何だか楽しい1日でもありました。この2人、からかうと面白いのです(笑)。
この、知り合いが対バン相手にいる…という状況は自分だけではなく、他のメンバーでも似たような状況が起こっていただけに、音楽の世界の狭さを改めて思いましたが、その中で自分達の出番は最後となっており、言わばこの中での締めの演奏になる立場でした。…とは言え、自分達以外のバンドが全て歌モノだったので、逆に TRI4TH だけが今回は異色の存在だったとは思うのですが(笑)、ここはインスト・バンドである事を生かして、ガンガンに攻めていきたいものでした。流石に5バンドも出演者がいると、最初のバンドのステージからは既に3時間以上が経過している状況だけに、お客さん的にも結構大変だったと思うのですが、締めの出番という事で、大いに盛り上げたい気持であったのは、メンバー全員で一致していた事でしょう。
…そんな中、この日の自分達のライブには、新曲も沢山披露する…という課題を忘れてはいませんでした。本来、盛り上げたい時には、やり慣れた曲を多く持ってきたいところでもあったのですが、自分達の視野には既に3枚目のCDアルバムが浮かんでいたからです。この日までに行われてきたプリプロの日々を生かすべく、ステージで新曲を披露するというのは大事なチャンスという捉え方だったのでした。
…というわけで、早速1曲目から新曲の“Hop”をお送りました。馴染みやすいリズムに管楽器のフレーズを乗せ、まずは掴みの1曲という感じでしょうか。そして、ここ最近で何度か演奏してきた“Volare”に繋ぎ、この次にやっとお馴染みの曲である“Night Hawks”をお送りしました。それまでが新曲というカテゴリーの中、ここでやり慣れた曲が現れるというのは、演奏メンバーにとっても、お客さんにとっても、緊張から緩和へなだれ込む瞬間です。そして緩和とは言え、演奏的には爆発的な力を持っているので、更なるお客さんとの一体化が図れた気がしました…。良い流れではないでしょうか。
そして、ここで織田君から、ドラムの隆郎さんが名古屋で結婚式を挙げた事。…そして、この日に TRI4TH として名古屋まで演奏しに行った〔TRI4TH、また1つの変化参照〕、それは珍道中な1日だった事(笑)を事細かに話しまして、こちらもまた盛り上がった時間でした。そこからの“New Life Standard”での隆郎さんのドラムソロは、また一味違った注目度があったのではないかと思います。
そのまま続けて、ベースの関谷君が作曲したので“Sekiya Lead”と(笑)仮タイトルが付けられた新曲を披露していきます。こちらは軽快なテンポの3拍子の曲で、TRI4TH で今までありそうで無かったタイプの曲でもあり、また新しい世界観が探れた曲だったのではないでしょうか。そしてサックスとの自分のデュオで、お馴染み“Circle”を演奏。そのままステージの後半部分に突入していきます。
ここで自分がイントロを弾いて始める“TRY AHEAD”を演奏する予定だったのですが、ここで自分は曲順を間違え、その次にやる予定だった“No Window, No Aisle”のイントロを先に弾いてしまいました。勿論、始まってしまえばその曲をやるしか無いので、そのまま最後まで弾き倒してしまいましたが、実は曲を間違えたのには理由がありました…。前曲の“Circle”を演奏中、自分がステージの前の方に目をやると、そこにはサックスの藤田氏がメモとして置いてあった、今回のセットリストが置いてあったのですが、そこには“Circle”の次には堂々と“No Window~”と書いてあったのです。自分の記憶では“TRY AHEAD”が頭に入っていたのですが、もしかしたら自分の居ないところで曲順が変わったのかもしれない…と思い、演奏前に確認しようと思っていたのでした。しかし“Circle”の演奏が終了すると、織田君が自分に、「次の曲のイントロを…」みたいな目でこちらを見てくるではないですか(笑)!…なので、自分は賭けに出たわけなのですが…、どうやらそれが失敗だったようです。つまりは藤田君の書いたメモが1曲抜けていわけで、そのとばっちりを受けたような結果になってしまいました…。ここ何日か、藤田君と一緒にいる事が多かったので、ついつい信じてしまいました。これからは自分を信じるようにします(笑)。
…という事で、一応は仕切り直して“TRY AHEAD”を演奏し(笑)、そして最後の1曲という事で“Dance 'em All”をお送りしました。この時にはお客さんも立たせまして、更なる一体感を図ります。お客さんも協力してくれて、皆で一斉に盛り上げられた瞬間でもありました。それぞれのソロも迫力あるものを展開していき、メンバー皆で1つの音楽、1つのステージを作り上げられていました。この日は、外部から呼ばれて行うライブとしては結構久し振りなものでもあったのですが、無事にやり切れた印象を持てたライブになりました。もしかしたら、隆郎さんの結婚式が行われた1日からの流れも組んでのものがあったのかもしれませんね(笑)。楽しい時間を過ごせたと思います。
新曲も順調に仕上げる事ができ、とても良いライブだったと感じられました。TRI4TH はまたこのイベントに呼ばれており、お店も同じ Blue Mood にて、今度は6月16日(日)に行われるとの事でした。また楽しみにして頂きたいと思います!…そしてその前に行われるライブが、我々 TRI4TH が企画する『Tokyo JAZZ Tribe』の第3弾です。こちらは渋谷 Under Deer にて5月17日(金)に行われ、fox capture plan と Blu-swing をお迎えして、大々的にやっていきます。こちらもどうぞ御期待下さい!…では、今回のライブに関わって頂けた皆様へ、どうもありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆汐留 Blue Mood のHP…http://blue-mood.jp/
おおとりとは凄いですね。すごい盛り上がりでした。
感動して泣いちゃいました゚(゚´Д`゚)゚
だいちゃんのネコみたく引くピアノ。StandUpしたとき上からみえたのですっごいすっごいなにこれ、どーやったらこんな音奏でられるのかって圧巻で。
淳之介は死にそーなくらいのパワーでこれもまた感動。
MC素晴らしいですね。楽しませていただきましたっ。
6月16日か・・・・その一週間前は私の誕生日なのでいい記念になりそう。楽しみっ!
最後の出番という事でプレッシャーもあったけで、
盛り上がってくれて嬉しかったです。猫みたいに
弾くピアノって、たぶん今までに何度か言われた事が
あるかもしれないです。そう見える傾向があるのか…。
MC、是非とも褒めてあげて下さい(笑)。
!このブログでよくお見かけしてましたが、ライブ演奏は初めてだ
ったので、もう釘付け。
楽しみにしていた久々のfromnowの演奏も心地良かったなあ…。
満を持しての登場のTRI4TH、いつにも増して振り切れている
感じがして、ほんとうに聴けて良かったです。関谷さんのおNEW
ウッドベースもキラッキラでしたね、また今後もどんな音を奏でて
くれるのかしら~。
曲順事件のことで思ったのですが、なんだかじゅんじゅんていろん
な角度から竹内さんの「何か」を引き出しますよね。そこに自分だ
けではわからない発見がある感じがするので、この貴重な関係を
これからもどうぞ大切にね~。
面白いかもしれませんね(笑)。演奏は結構振り切れて
いってたんじゃないでしょうか。自分達も楽しい夜でした。
じゅんじゅん…引き出してますかね?
では、これからにも期待していきましょう(笑)。