そんな中で選んだ、今回のスペイン旅行。滞在地は敢えてバルセロナ1都市だけに絞り、期間も1週間と、余裕のある時間をとる事が出来ました。色々な都市からバルセロナを選んだのは、まだまだ訪れたい場所が沢山あったのと、以前に訪れた時に、何だか良い雰囲気を感じられたからという、当時の記憶の印象から(笑)でもあります。
結果的に、前回以上に面白味を体験でき、そしてスペインの魅力を再認識する旅行になったと思いました。書きたい事が多数あり過ぎて、なかなか終わりが見えなさそうな旅日記になりそうですが(笑)、ゆっくりと御覧頂ければと思います。それではどうぞお楽しみ下さい!
●スイス・インターナショナル・エアラインズでバルセロナへ…
スペインへは現在、日本からの直行便がありません。以前はあったのですが、スペインという国の位置がヨーロッパの中でも西の方に位置している為か、乗り継ぎ客というのが殆どいなく、結局廃止されてしまいました。この事は、目的地がオランダという客は少ないのに、乗り継ぎ客が多いので成功しているKLMの例〔旅日記 43.イタリア編(2012.7.30~8.5)参照〕からも分かる事かと思います。
…とは言え、バルセロナへ運航している航空会社は多く、日本からの便も沢山の選択肢がある事は言うまでもありません。昨年の7月にイタリアに行ったようにKLMを使っても良いかもしれませんし、その前にイタリアに行った時〔竹内大輔の写真日記(~2009)、旅日記 15.(イタリア、ローマ・フィレンツェ編…2007.7.21~7.27)参照〕に利用した、乗り継ぎに定評のある、ドイツのルフトハンザドイツ航空を使っても良いかもしれません。
そんな感じで、色々と航空券の料金について調べていたのですが、その中で驚愕の料金を発見してしまいました。値段から先に言うと、ピッタリ20000円だったのです。これは片道料金ではなく、バルセロナまでの“往復”料金です。勿論、燃油サーチャージ(この時は56000円ぐらい)というものや、空港使用料金等の税金が更に課せられるので、結局は80000円近くにはなってしまうのですが(どのプランでもこの税金は掛かります)、それでも相当安い値段設定です。その航空会社はスイス・インターナショナル・エアラインズ(以下、スイスエアー)。言うまでもなくスイスの航空会社で、以前に破綻した旧スイス航空を引き継いだ、当時スイス国内や、スイスからの近距離線等を運航していた航空会社でもあります。
1月出発限定のプランだったとは言え、何故こんなに安いのかは不思議ではありますが、冬のヨーロッパはオフシーズンである事は大きいと思います。そして、スイスエアーはルフトハンザドイツ航空の子会社でもある事からも、本家より値段を下げやすい…というのもあるのかもしれません…。唯一の欠点と言えば、帰りのバルセロナの出発時刻が朝の早い時間になってしまうという事(…とは言え、バルセロナ出発は朝9:45)でしたが、このプランを利用しないわけにはいかないでしょう。ちなみに、行きのスケジュールは、成田11:15発、チューリッヒ乗り継ぎで、バルセロナは19:05着というものでした。こちらはベストな時刻設定とも言えるでしょう。
出発日である1月29日は何気に自分の誕生日でもあり(笑)、天気も晴れ晴れとしていて、気持ちの良いフライトが期待出来ましたが(右上写真の山は日本の筑波山です)、約12時間半後のスイスのチューリッヒの天候は雨…。冬らしい天候と言えば冬らしいですが、場所柄、雪景色も期待していたので少し残念でもありました。それでも、スイスエアーのサービスは丁度良い感じで居心地は良く、それでいて堅実な運航が自分好みで頼もしい感じでした。スイスというお国柄がドイツらしい…という定評もありますが、成程、スイスエアーの拠点であるチューリッヒは確かにドイツ語圏(そもそも“チューリッヒ”がドイツ語読みです)で、そうした影響もあるのかもしれません。
チューリッヒのクローテン空港には15:50着予定でしたが、30分以上も到着が早まり、現地時刻の15:10頃には着陸してしまいました。今度のバルセロナ行きである、17:20発の便までの約2時間、勿論空港探索は欠かせませんでしたが、今までのヨーロッパの乗り継ぎ空港の規模からすると、ターミナルは結構コンパクトに出来ており、少し時間を持て余してしまう事になりました。以前はターミナルは1つだったのですが、現在は国際線ターミナルが新たに出来ており、その間の移動は空港の地下を通っている鉄道で行うので、国際線からの乗り継ぎは少し時間が掛かるようになってしまったのですが、それでもコンパクト故に、乗り継ぐ搭乗口には出発1時間以上前に到着してしまうくらいでした。この時の搭乗口が少しターミナル中心から離れており、ショップ等は中心部に集中しているようなので、また戻るのも面倒と思ってしまう…等(笑)、とりあえずゆっくりと空港内で過ごしていました。
そうこうしている内に、飛行機の時間になりました。少しショップも覗いてみましたが、帰りにも寄れるという気持ちと、スイスの通貨(単位はスイスフランで、CHF と書きます)がこの時はよく分からなかったので、気になる物だけをチェックして(笑)、いざ機内へ…。成田からここまで乗ってきた飛行機は、エアバスA340-300型という大型機でしたが、ここからは当然小型機で、A321という、ヨーロッパ内を移動する機種としてはポピュラーな機体での移動になります。成田空港でも毎日見る事の出来るスイスエアーの機体ですが、流石に小型機は日本にまでは来ないので、この小型機に乗り換える…というのがヨーロッパに来ている感じがして、自分としては実は結構好きな瞬間でもあるのです(笑)。そしてバルセロナまでの飛行時間は、タイムテーブル上では1時間半。これは羽田から福岡に向かうような飛行時間で、ヨーロッパ内での移動とは言え、意外に近い距離なんだなと思いました。
チューリッヒでの天候が雨だったので、バルセロナはどうかな…と思いましたが、離陸してから40分ぐらいしてフランスの南付近になると雲も無くなり、正に夕陽に向かって飛んでいくようなフライトになりました。そうして19:05。時刻通りにバルセロナ・プラット空港に無事着陸しました。もう陽は落ちていましたが、空港内の灯りが周囲を照らし、なかなか旅情的な風景を作り出しています。飛行機は、2009年より共用を開始したターミナル1に到着しましたが、これまたスペインらしいデザインセンスに溢れたターミナルではないですか。一気にバルセロナ旅行が楽しくなってきますが、まずは市内に向かいましょう。
プラット空港から市内中心部へは、恐らくアエロ・ブス(Aerobus…スペイン語でバスはブスと発音します)が便利でしょう。ターミナル1、ターミナル2それぞれから、独立して市内方面へバスが出ており、日本人もよく利用する前者のターミナルからは、日中は約5分毎の運行です(早朝、夜間でも10分毎)。ルートも割りとシンプルで、市内中心部であるカタルーニャ広場まで、約20分くらいで着いてしまいます。鉄道もありますが30分毎の運行なので、バスの方が便利かもしれません。また、空港利用者しか乗らないのも、治安面で安心です。
また、実は今回予約したホテル(ホテル・ジャズというデザインホテルを選んでみました♪)がウニベルシタット(Universitat)というエリアに位置していたのですが、丁度アエロブスにもウニベルシタット広場という停留所があり(終点のカタルーニャ広場の、1つ手前の停留所)、ホテルもそこから徒歩3分くらいの所という事だったので、勿論自分もここで降りました。移動はスムーズで、20:00前にはホテルにチェックイン出来るという、正に順調そのものでした…。スーツケースを引きずっての移動だったので、バス停付近での治安面が若干不安でしたが、雰囲気的には全く問題が無かったです。この時の印象は正しかったようで、夜間に出歩いても特に問題は感じられませんでした。思ったより安全で、何だかバルセロナが身近に感じられた、何とも楽しい旅になりそうな瞬間でした。明日以降の為に、疲れを十分にとっておきましょう!
まだまだ続きます!
今一番習いたいのはスペイン語です。
うちのオーナーの奥さんはスペインではとても有名な方らしく、よくフラメンコのライブなどあるときはスペイン語が飛び交っていてかっこいいなーて思います。
オーナーの夢はスペインに楽屋第2号店を作ることらしいんですが(HP上)さあ?
機内食は美味しかったですか?私、飛行機では爆睡して過ごします。でもスナックは欠かしませんっ。
続き楽しみにしてます☆
今回やはり行って良かったなと思いました。
機内食は、まあ普通のレベルかなと…(笑)。
1フライト毎に、飛行機から降りる前にスイスエアー
仕様のチョコが貰えて、これが結構美味しい(笑)。