やはり、今まで利用してた路線が、東急東横線と、渋谷駅を介して直通運転を開始するという事態は、これまでに無いくらい大改革でもあると思うのです…。故に、現在東横線と直通運転を行っている横浜のみなとみらい線、そして副都心線と直通運転を行っている東武東上線、西武池袋線もこの直通運転の体系に含まれ、明日以降は5つの鉄道会社が直通運転を行うという、複雑怪奇なダイヤ?が自分を楽しませてくれる事でしょう(勿論、便利になるという意味で…笑)。
自宅からは、これまで乗り換えが必要だった東横線の中目黒駅、自由が丘駅、横浜駅、そしてみなとみらい線のみなとみらい駅、元町・中華街駅は1本で行けるようになり、やはり横浜方面への利便性は格段に上がりそうです。特に効力が発揮されそうなのは帰宅時で、仕事場の駅から自宅の駅まで1本の列車で帰れるというのは(絶対に座れそうですし)、他には変えられない嬉しさを感じてしまいそうです。
ところで、このダイヤ改正、やはりメインが渋谷駅の地下化による、副都心線と東横線の直通運転と銘打っているだけに、間接的な乗り入れ相手である東武東上線や西武池袋線への注目度が若干低いような気がするのですが、西武池袋線は、副都心線に乗り入れる速達列車を快速急行へと変更し、飯能駅⇔元町・中華街駅…という列車が設定…。西武線内『快速急行』、副都心線内『急行』、東横線・みなとみらい線内『特急』という、普通列車以外で途中で2回も種別が変わるという、なかなか珍しい列車が走ります。
そして東武東上線…。実は副都心線に乗り入れる列車は、東上線内は全て『普通』として運転するもので、乗り入れに列車に限定すると、あまり華々としたダイヤ改正にはなっていないのですが、むしろ大きく変わるのは東上本線自体のダイヤで、これは本当に白紙ダイヤ改正(細かい修正程度ではなく、全面的に時刻が変わるダイヤ改正)と言っても良いような、とても変化のあるダイヤになるのです。
…東上線自体が地味な存在なので、あまりニュースにも取り上げられてないのは(笑)残念でならないのですが、実家が東上線沿線の成増にあったので、どうしても気になってしまう所存でもあるのです…。
まず、これまでの『急行』と『快速急行』の間の種別である『快速』が新設されます。これは日中の時間帯に運転されるもので、30分に1本の設定ですから、かなり目立つ存在である事は間違いありません。東上線に『快速』というのは元沿線住民的にかなり違和感を覚えるもので、東上線らしくない…と言ってしまえばそれまでなのですが(『快速急行』の時もそうでした)、これも時代の変化なのだなぁと思ってしまいます。
そして、それらの種別のカラーも変わり、それまで青色だった『準急』が緑色へ、これからの青色(空色)は『快速』が担う事になりました。これもまた『準急』と言えば“青色”だと思っていた沿線住民から言わせて貰うと、本当に新しい時代がやってくる…という感覚が拭えないのでした。
確かに、東武本線のルールからすると、『快速』系は青で、『準急』系は緑なんですよね…。やっと本線系統とルールが揃えられた…とも言う事が出来るのかもしれません。ちなみに、全国的なルールで言うと、『快速』は『急行』より下の優等列車として扱われる事が多いのですが、東武では伝統的に『快速』の方が上なのです。この部分を東上線でも踏襲したというのは何となく嬉しいですね(勿論、隣りの西武池袋線では『急行』の方が上なので、この辺りはややこしくなるかもしれませんが…笑)。
…と、まあ、東上線の変化をざっと説明しましたが、確かに地味ですね(笑)。ただ、自分は大いに変化を楽しみたいと思います。…という事で、明日を心待ちにしています(笑)!