昨日は、大久保 Boozy Muse という、比較的新しいお店にて(自分は初出演のお店でした)、フルートの西仲美咲さんと、以前そのカルテット・ライブでゲストとして出演して頂いた〔竹内大輔の写真日記(~2009)、西仲美咲カルテット、スペシャルライブ再び参照〕ボーカルの Kimika さんの、いわゆる2人をメインとしたライブをやってきました。このユニット名こそが、記事タイトルの“MISAKI4. feat. KIMIKA”…というわけです。
以前 kimika さんをステージに呼んで一緒に演奏した時は、普通にゲスト扱いでしたが、今回は全くゼロからの新しいプロジェクトと言っても良く、西仲さんと Kimika さんの2人をフロントに出していって、この先ライブを色々やっていく…という事のようです。“MISAKI4”…となっているのは、つまりは西仲さんのカルテットがバックにいるという事ですが、今回は久しぶりに、ベースに村田博志君、ドラムに佐々木俊之さんを迎えてのライブとなっていました。
今回は、その初ライブとなったわけですが、どのような物にも“初めて”…という試みには苦労が付付き物です。その最たるものは、やはり曲に関してで、自分達と Kimika さんは、今までにまだ2曲くらいしか合わせた事がなかったのですが、今回のライブでやる予定となっていたのは何と15曲でした(!)。これで、曲がジャズのスタンダードとかだったらまだ良いのですが、ジャンル的に言えばR&Bやポップス系が殆どで、しかもリハーサルの時間は殆ど無く、すぐに本番…という手筈です。短時間への集中力を求められる現場でもありました。
ただ、個人的に幸いだったのは、やる曲の8割方は自分も知っている曲だったという事です。ビリー、ジョエルの“honesty”、アリシア・キーズの“If Ain`t Got You”、そしてホイットニー・ヒューストンの“The Greatest Love Of All”や“I Will Always Love You”等、これらは何度か別の場所で演奏した事もあり、曲の雰囲気は知っているので、今回の現場では大きく役立つ事になりました。
しかし、曲は知っていても、それをそのまま丸覚えしているわけではないので、例えば曲の終わり方や、途中の細かい構成等、詰めなければいけない所は沢山あったのが現状でした…。結果的には本当にギリギリで、最後まで慌ただしさは否めなかったのですが、それでも何とか形にはなったので良かったです。
ステージの途中では、インスト、つまり西仲さんのカルテット・メンバーだけでの演奏も組み入れ、ライブ中への変化も付けさせたりはしましたが(これが結構盛り上がりましたが…笑)、やはりメインは Kimika さんです。この日は沢山のお客さんにもお越し頂きまして、皆、じっと Kimika さんの歌に注目していた感じでした。Kimika さんも最初は緊張していたものの、最後の方はノリが出てきて軽くなったのか、大きく身体を揺らしながらも歌ってまして、会場全体も熱くなってきたように感じられました。
この日のライブは、終わってみると本当にあっという間…という感じで、欲を言えば、もう少し落ち着いて演奏したかったとも思いました…。結構ライブの時間も細かく決まっていたので、気にし過ぎていた部分もあったのかもしれませんが、これは今後の課題にしていきたいです。
…というのは、また5月、6月とも既にライブが決まっており、前述意外の反省点にしても、次回以降のライブにすぐに反映させる事が出来るからです。これは選曲に関してもそうですし、ステージングにしてもそうかもしれません。まだ出来たばかりのバンド(ユニット?)ですから、自分達らしさを探すのも難しいところではありますが、だからこそ色々と新しいものに挑戦して貰いたいですね。メンバー構成的には珍しいパターンですから、練れば練るほど面白い物が出来るように思います。まずは時間を掛けて、じっくりとやっていきたいですね。
とりあえず次回のライブは5月17日(月)で、今回と同じく大久保 Boozy Muse にてです。一体どんなものが出来上がるのか、自分自身も楽しみにしている事にしましょう。またどうぞよろしくお願いします!
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/
☆大久保 Boozy Muse のHP…www.boozy-muse.com/