今回のレコーディングのコンセプトとして、トリオでカバー曲を…というものがありました。今まで自分達が“作品として”世に送り出した来たのは、殆どが自分自身のオリジナル曲(1曲だけクラシックの曲がありました)だったので、この時点で自分的にはだいぶ新鮮味があったのですが、そもそも10曲以上を録音する事になっていて、そこまで曲のストックが無かった為に、まずカバー曲の選曲、そしてそれらのアレンジをする段階からそれは始まっていたのでした。
…なので、今回の為にアレンジした曲が数曲はあり、また、今まで演奏してきていた曲でも、再アレンジを施してレコーディングに臨んだ曲もあったりするので、カバー曲集…と言えども、いつも以上にオリジナリティ溢れる作品になっていると思うのです。レコーディング・スタジオは2日間抑え、初のカバー曲レコーディングでもあったので、どのような展開になるのか…と、不安視した部分もあったのですが。前述のように、驚くほど順調に事が進み、そして本当に心から楽しめたレコーディングになったのでした。
恐らく、メンバーを初め、スタッフの皆さんとのベクトルが一致していたと言いますか、何か1つのものに皆で向かっていこう…という想いが強く共有出来ていたというか、そんな空気感がその場を支配している感じがありました。…その為の良い緊張感がありましたし、だからこそ、時にはリラックスした空気も流れていて、非常に心地良い時間だったのです。
現在、CDの音源は詰めの段階に入っています。その間、何度かメンバーとも、細かい設定についてやり取りしたりしましたが、皆揃って、カバー・アルバム…相当良い!…との自信溢れるコメントが送られてきたり…(笑)。確かに自分でも、ミックスの細かい部分を聴かなければいけないのに、ついつい普通に聴いてしまう事も何度か(いや、高頻度で…笑)ありまして、これは格好良いものが出来上がったと、自負出来そうです。
気になる発売ですが、恐らく来年の春頃になると思われます。そして、その前の段階で、何度かライブを行っていくかもしれません。これについては、次回のライスケジュールでお知らせしたいと思います。とにかく、早く皆さんに聴かせたい気持ちで一杯です。トリオ共々、是非来年を楽しみにしていて下さい♪…そして、このようなCDが作る事が出来たのも、いつも聴いて頂いている皆さんのお陰でもあります。今年1年も、どうもありがとうございました!