セッティングはいつもの感じだったので、もはや説明する事は無いでしょう。普段は20席くらいのジャズ・バーが、爆音必至のライブハウスに変化する瞬間でもあります。そんな今回は、このクリスマス・ライブ(…と言って良いのかどうか…)が企画されてから9年目にあたる年らしく、自分も7回目(7年目)の参加となっているわけですが、大きく変化を求めた回でもありました。
まず、大きく編成が変わりました。それまではサックスとギターをメインで、演奏する音楽もファンク系、フュージョン系が主〔副田整歩 Xmas Live 2011@町田 Herbie参照〕という感じだったのですが、今回はサックス副田君と、トロンボーンの五十嵐誠さんとの2フロントを全面に出した編成にしてみたのです。そして、今までのメンバーも総入れ替えという事で、ベースに須藤剛志君、そしてドラムに初めましての鈴木郁さんを加え、自分との5人で、わりとジャズらしい選曲で挑んでみたのでした。これは大きい変化で、特にリズム隊が変わるという部分は、サウンド的にも大きな違いを齎すものなのです。良い意味で刺激的な1日になりました。
ファンク系、フュージョン系の音楽からジャズ系へ…と言うと、少し大人っぽく、そして静かな演奏になったのかと思うかもしれませんが、そんな事は全く無く(…とは言え子供っぽいという意味ではありません…笑)、テンションはそのままに、更なるリズムの攻防が織り成し、緊張感と熱量抜群のライブが繰り広げられたのでした。ジャズの良さである“自由”な部分が、更に際立つサウンドになったと言いますか、メンバーそれぞれが主役になれた1日でもありました。
ライブの途中には1曲だけ、ギターの藤井進一君にもゲストで参加して貰い、その熱量を更に増させる事に成功。彼のアドリブに、更なるリズムのアドリブが重なり、正に、個々と個々とのぶつかり合いです。非常に心地良い時間でもあったと思います。そもそも、フロント2管という編成は、口で言う以上に大変な編成で、まず曲のメロディのパート分けや、どこをユニゾンで吹くか…等の事前の準備は必須となっています。それでも、やはりハモりを演奏している状況でのサウンド素晴らしく、自分で伴奏をしていても、素直に格好良いと思ってしまう程でした。労力に見合う効果は絶大でしたね。
勿論、お客さんのノリも絶品で(笑)、だからここでのライブは辞められないのです(笑)。自分達とお客さんとの盛り上がりの一致、そして距離感の近さは、ここでしか味わえないものがあると自負出来ますし、副田君も言っていましたが、今回のイベントが無いと、1年が締め括れる感じがしない…と思ってしまう程なのです。変化を求めた今回のライブでしたが、多くの方に楽しんで頂けて良かったです。…そして、来年でついに、このイベントも10年目を迎えるのですね。来年も自分が参加出来るかは分かりませんが、成功をお祈りしたいです。今回も、関係者の皆様に感謝でした。どうもお疲れ様でした!
☆副田整歩君のHP…http://www.soedanaomu.com/Top_Page.html
☆町田 Herbie のHP…homepage2.nifty.com/herbie/
でありながら汗が飛んでいてすてき~。宮崎帰りのお二人の
「スペイン」での音のやり取りも楽しかった…。
入口からとても良い席に誘導して下さった男性が、後でマスター
さんだったと判明し、少し緊張が走り(?)ましたが、おかげさ
まで大迫力を体感できまして、とてもありがたかったです☆
自分もそう願っております(笑)。
>おちゃさん
初参戦でしたか。如何でしたでしょうか。
早速マスターの洗礼?を受けつつ、徐々に
Herbie の世界観に入っていく様子は
楽しいですよね(笑)。あんなに客席と
近いステージはなかなかありません…。
またどうぞ楽しみにいらして下さい!