●日時…2012年11月13日(火) ●場所…那覇 ●お店…上海雲呑楼
西仲(以下、赤で表示)「凄いね、持ってきたんだね。“奢らせ”の為に。」
竹内(以下、緑で表示)「このレコーダーですか?…まあ、大した労力じゃないし(笑)。」
「ふふ、“奢らせ”の為に…(笑)。」
「…て言うか、勝手に略されてる(笑)。」
「瓶のオリオンもイイよね?」
「そうですね。元々自分、瓶ビールの方が好きですしね。」
「……。」
「何を…話しましょうかね…(笑)。」
「何を話しましょうかねぇ~。えへへ、えへ…みたいな。」
「ええと、じゃあ…。今回の沖縄ツアー、半分終わったわけじゃないですか。」
「え…、あー、半分終わったねぇ。あと3日間、宮古と石垣と…。」
「そうですね、前半戦が終わりましたね。どうですか、手応えは(笑)。」
「手応えねぇ…。その、何て言うんだろ…。新しく聴く人とか、初めて聴いて
ビックリして貰う人が多いのが嬉しい…。初めてお会いする人が多いし。」
「…そうですよね。先日の平敷屋での演奏なんて、西仲さんの
演奏自体を初めて聴いた人が殆どだったんじゃないですか?」
「殆どだと思う。フルートが吹ける事さえ知らないと思うから。」
「うんうん。」
「なんかね、実家に帰ったら、『皆が喜んでくれたよ』って、お母さんが御機嫌だった。」
「ああ…、いいですね。」
「なんか、『2,3歳、若返ったさぁ~』…みたいな(笑)。」
「…さぁ~(笑)。お母さん、お幾つなんですか?」
「いくつだったっけな、70ー…。」
「70越えてるんですか?」
「うん、辰年だから、72とか73かな。」
「お、じゃあそうですよ。うちの父親も辰年で、
今年還暦だったから。…へー、元気ですね。」
「元気でしょ?見えないでしょ?」
「見えないです。まあでも、喜んで貰えて良かったですね。」
「うん、良かったー。その…、CDも売れたしね。」
「…CDの売れ行きは凄かったですよね。」
「人生初だね(笑)。」
「あははは(笑)。」
「あの勢い、凄いよね~。」
「ね、あんなに…。だって、演奏が始まる前から、来る人来る人が買っていってたから…。
ここはそういう所なのかなって(笑)。たぶん、演奏前の時点で15枚は売れてましたよ。」
「嬉しかった~。」
「逆に、最後にサインコーナーを設けますから…みたいな。」
「うんうん。確か、全部で56枚売れた。」
「素晴らしい。」
「しかも、今日私のクリニックに来てた人、平敷屋で聴いてたんだって。」
「え、そうなんですか?…たまたま来たって事ですか?」
「今日のフルート吹いてた方の、クラシックのお弟子さんで、
平敷屋にも行ってて、それで今日来る事に繋がったんだって。」
「成程ー。」
「だから、それも嬉しいなって。また新しい出会いだからさぁ。」
「…そのー、平敷屋って、遠いじゃないですか。那覇から見て…。」
「遠いね。」
「車だと、大体1時間ぐらいで着いちゃいますけど、車しか移動手段が無いし。
あ、路線バスはありますけど、それだと2時間強は掛かっちゃうわけで…。」
「うん。」
「そうすると、あれですかね。別世界みたいなものなんですかね。」
「別世界だと思う。」
「あまり、そういった状況が東京では置き換えられなくて…。」
「ああー、そっかー。」
「ただ単に1時間で着くような場所…とは違うような感じがしてて。
実際の所要時間のイメージより、もっと遠いような気がしますね。」
「え、大ちゃん(西仲さんは自分の事をこう呼びます)的にはどうなの?」
「だから逆に、遠くて世界観も違う…みたいな雰囲気が
あるから、地元感が凄く出ているような気がしてて。」
「そうだね、那覇とかに比べればね。」
「東京の人って、あまり地元感が無くて…。地元に対する誇りとか…あまり無い(笑)。」
「えー、無いんだ~(笑)。それがよく分からんさ。」
「無いんですよ。ピンと来ないんですよね…。帰ってきたー!…って感じもしないし。」
「ふーん。」
「でも、東京の人って、そういうのは多いと思いますよ。」
「なんか生まれた場所…っていうか、住んでる場所って、
結構人生の中で、左右するよね。比重が高いと言うか。」
「いやー、そうですよね。」
「今思うもん、凄く…。どんなに不便でも、2時間掛けても…、まあ、免許を
取れって話しなんだけど(笑)、やっぱ平敷屋がいいなって思う。」
「凱旋ライブってあるじゃないですか。地方から都会に出てきて、
頑張って、成功して、そしてまた地元に帰ってライブを行う…。」
「うん。」
「ああいうのって、東京出身者だとあまり出来ないかも。」
「あーー。」
「帰ってきた感が無いから(笑)。気持ちの問題が大きいとは思うんですけど。」
「あー、しないんだろうねぇ。」
「だから…、地元があるって良いなって話しです(笑)。」
「うん、良いよね。地元の応援って強いしね。ホント頑張ろうと思うもん。」
「自分は、板橋の成増って所の出身者ですけど、成増出身の!
…って言われても…って感じがどこかしてしまいます(笑)。」
「え、成増って板橋区だったの?…埼玉県だと思ってた。」
「あ、まあ良く言われますけど(笑)。今日はなかなか深い話しをしてますね。」
「え、これって深い話しなの?」
「ええっ!?(笑)」
「でも、なんかタイミングだよね。今年はなんか、既に沖縄に戻ってきてて、
CDも作ってて、たぶん、やらせて下さいって頼めば、やらせてくれたと思う。」
「ん?…平敷屋の公民館でのライブですか?」
「そうそう。今年ほど、地元の人に聴いて貰いたいと思った事は無かったから。」
「そっかー、じゃあやっぱりタイミングなんですね。地元の人の心強い事(笑)。」
「そうだね、同級生は…嬉しかったなぁ。あと、お母さんの友達とか?…恐らく私の事とか
あまり知らないかもしれないんだけど、CDを買ってくれたりとか…、有難いよね。」
「もう、CDを買ってくれてる時点で、地元の人が応援してくれてる証拠ですよ。
そんな50何枚もCDを買ってくれる人が地元にいるなんて…素晴らしいですよ。」
「もっともっと頑張ろうって思うよね。友達から『これ、うちの地元のやつなんだぜ』って
思われるような人になりたいって、頑張ろうって思うよね。分かりやすく言うと。」
「いいと思います。やはり、今回はタイミングが良かった感じがありますね。
CDを出したタイミングと、沖縄に戻ってきて約1年経ったぐらいのタイミング。」
「そうだね、あれ、今日何日?…ちょうど1年じゃないよね。」
「今日は13日です。」
「13日かぁ。じゃあ、あと2日だ。確か15日だった。」
「丁度ボジョレー解禁も15日ですよね(笑)。」
「あははは(笑)、そうだね、ボジョレー解禁よね。」
「宮古島でもボジョレー解禁とか、あるんですよね?」
「あるよーそれは…。ちょっとー(笑)!」
「いや、やっぱ“しま(泡盛)”だろ…って(笑)。」
-----2年前を振り返る-----
竹内「前にやったのが2年前だったんですよね。」
西仲「奢らせ?」
「奢らせ…(笑)。」
「あはははー(笑)。あ、そうだよね、今“奢らせ”中なんだよね。
お腹空き過ぎて忘れてた。テンションが“奢らせ”じゃなかった(笑)。」
「いや、大丈夫です(笑)。自然な方が良いので。」
「リサーチしてさぁ、桜台のお店を。あの日以来、行ってないや(笑)。」
「まあ、沖縄に帰ってきちゃいましたし、仕方無いですよね(笑)。だからあれが
2年前の11月にやってて、その2ヶ月後にレコーディングをするんですよ。」
「あー、そうだね。レコーディングの話しもした気がする。そして、その年に行った
沖縄ツアー〔西仲美咲、沖縄ツアー(2010.2.24~2.28)参照〕の話しもした。」
「あー、4人で回った時のやつですね。」
「懐かしいねー。」
「…そうですね(笑)。あはは。」
「なんかあの時、2回目の“奢らせ”出演を交渉してた気がする。」
「あー、してましたね(笑)。あの時、西仲さんの次がベースの池田君の予定に
なっていて、それにも私行く!…みたいな事を言ってたんですよ。」
「そう、それで『駄目です』ってなってブログは終わってたよね。」
「そりゃ駄目でしょ(笑)!」
「あははは(笑)!…あー、でも、念願の“奢らせ”2回目出演。ありがとうございます!」
「ははは、念願なんですか(笑)?」
「あははは!…じゃあちょっと今、ツイッターで“奢らせ”中って書こうね。」
「はい。」
「いいよね、“奢らせ”って。」
「まあ、一度も言われた事無いですけど。…って言うか、“奢らせ”中…だと、
どっちが奢っているのか、分からなくなるような気もするけど(笑)。」
「でも、あれって結構読んだ人が多くて、なんか反響が多かった。」
「あ、そうですよ。あの、ブログに拍手って機能があるんですけど…。」
「うん、知ってる知ってる。」
「あれの拍手数、史上2位とか3位ですよ。」
「嘘ーー!!…何回?」
「あー、何回だったかな…。20とか…。」
「凄ーーい。…え、1位は何回?誰なの?」
「確か、TRI4TH の何かのライブだったと思うんですけど。あと、
西仲さんの2作目のレコーディングの記事も、近い拍手数なんです。」
「え、“奢らせ”の中だけじゃなくて、全体で…なの?…オーマイガッツ(笑)!」
「そうですよ。誰かが何回も押したんじゃないかって…(笑)。」
「え、何回も押せるの(笑)?」
「あ、どうだろう。やった事が無いから分からないです」 【※確認したら不可能でした】
「嬉しーー。」
「一時期は1位だったんですよ。それで、TRI4TH の、わりと最近のライブの記事が
出来上がった時に、そっちが抜いたんだと思います。だから、今は1位ではないんですよ。」
「でも2位なんでしょ?」
「そう…だったと思うけどなぁ。レコーディングの記事の方が上だった気もしたけど。」
「凄ーい、何か嬉しいんだけど、ちょっとー(笑)。」
「あれはブログに表示されないですからね。どれが何位とかまでは…。
ブログの管理ページの所に、拍手が多い順に出てくるページがあるんです。」
「えーー、でも TRI4TH には負けたか。でも、こっちは1人だからな(笑)。」
「メンバー1人1人のファンが押した…みたいな(笑)。」
「それにしても、まさか“奢らせ”in 沖縄になるとは思わなかったなあ。」
「やっぱね。やっておきたいですよね。」
「でも、面白いよね。沖縄でやるのって。」
「こっちこそ念願でしたから(笑)。」
-----外に向けて…-----
西仲「来年は海外だね、私達。」
竹内「ああ、行けたら良いですね。なんか、台湾でやろうとかやらないとか…。」
「そうね、台湾は、、、。」
「何故に台湾?…って部分もありますけど。」
「近いから?」
「あー…(笑)。近い海外だからって感じですか?」
「うん。近いのと、シーンがまだ開拓されてない感じがして…。日本と…というか、
沖縄とも仲が良いらしいから、その辺りにも注目してみたいっていうか…。」
「そういえば台湾って、たまに沖縄みたいな建物があったりしますよね。瓦屋根の。」
「ホント?」
「あー、でも、色がちょっと違うのかな…。あと、お寺の門にも屋根があったりするし。」
「あ、でも、沖縄は中国の影響が強いからね。」
「成程。あと、緯度も似たような感じですもんね。やっぱ近いんだな。」
「そうだね。あと、例えばアメリカとか…英語圏とかの場所だと、自分の
スタイルはウケない…と思うわけ(笑)。でも、ある程度のオリジナリティを
持って挑みたいから、そしたら別にニューヨークじゃないでしょ…って。」
「今のスタイルを崩さずに…って事ですかね。」
「うん…。分からないけどね。来年のスケジュールが、まだピンと来ないね。」
「うーん。」
「あのね、最近私のHPから仕事の依頼とかのメールが来るんだけど、
“フルート”、“沖縄民謡を吹く人”、“ジャズ”で検索して、ヒットした
…みたいな。そういう依頼がね、3件も来た、今まで。」
「へー。」
「求められてるんだなって。そういうイメージを持っている人がいるんだなって。」
「そうですね。“沖縄民謡”、“ジャズ”までは沢山ありそうな気もしますけど、
その先の“フルート”となると、…そうですね、他の方は知らないですね(笑)。」
「知らないよねー(笑)。」
「自分の周りには…いないです。」
「あはははー、いたらちょっとウケるんですけどー(笑)。」
「いや、いたら参考にしたりとか、アドバイス出来たりしますから。…いないからなぁ。」
「アドバイスとか(笑)。」
「そうですね。だから西仲さんには、その道を作って貰わなければいけないですよね。」
「道?」
「今後そういう人が出てくるかもしれないじゃないですか。」
「うんうん…。そうだね。」
「……。」
「あれ、『aka is. funky』がヨナミネハウスで50枚売れた話し、したっけ?」
「……?…した…ような、してないような(笑)?」
「適当男だねー!…興味無いと、こうなんだよね大ちゃんって。大丈夫なの(笑)?」
「した…んじゃないですかね(笑)。」
「いや、それはしてないよー。いや、したけど覚えて
なかったって事は、興味無いって事だよ、それ!」
「え、このツアー中に話しませんでした?」
「たぶん、したような…。したような気はするけど、…でも覚えてないでしょ?」
「いやいや…。したかもしれない…ってぐらいまでは覚えています(笑)。」
「適当過ぎるー、ビックリするわー(笑)。」
「あははは(笑)。」
「50枚ー、ヨナミネハウスで売れてー、この間マスターと
バッタリ会った時に発注して貰ったっていう話し…したよね?」
「……、…したと思います(笑)。」
「いや、それ絶対覚えてない(笑)。…でも50枚が、自分の目の
届いていない所で誰かの手に渡っているって、凄いよね。」
「うーん、それはそうですよ。」
「ホント、CDって凄い。」
「自分の子供が巣立っていくみたいな…。」
「そうそう、そんな気持ちになった。…来年はまたCD出したいなー。」
「今度はオリジナルですか?」
「うーん、そうだね。」
「でも、曲数とかまだ足りないですよね(笑)。」
「そう、足りないの(笑)。今、作れないんだ、鍵盤が無いから…。」
「そうなんですか。でも、鍵盤は無いなら無いで、新鮮な曲が作れそうですけど(笑)。」
「それは分からんさ。」
「手癖とか…。普段やらない楽器で作ったら、面白い事になりそうなイメージはあります。」
「そっか。でも、シンプルなメロディでも、ハーモニーとかでさ、
凄く感動的になったり、お洒落になったりするじゃない?」
「なりますねー。」
「だから、ハーモニーって凄いよね!」
「あはは(笑)。まあ、そうですね。」
「単旋律じゃん、フルートって。だから1回、フワーーってのを味わいたいわけ。」
「コード・トーンで…って事ですか?」
「…っていうのは、“赤田首里殿内”のサビのところの、3回目の
コードがDmだっけ?…あれが鳴るところがとーっても好きなわけ!」
「あれ俺のアイデアじゃないですか。」
「そう(笑)、知ってるよ。知ってるよー(笑)。」
「いや、俺のアイデアというか…。」
「手直しして貰ったじゃない?」
「確か、最初は全部Dmだったんですよ。」
「そっか、それで、ここだけにして…。」
「そうそう、サビの4小節、同じメロディが4回出てくるところの頭のコードが
全部Dmになってて、たぶん響き的に好きだからそうしたんでしょうけど、
好きなハーモニーは、ここぞ!という時に出てきた方が効果的だと
思ったから、他の頭のコードは普通の感じに聴こえるB♭にして、
3回目だけDmにした。…ような気がします。もうだいぶ前ですよね。」
「そう、4月だよあれ。あの時は、アレンジして貰ったのに、更に
アドバイスまで頂いて…。あのコードの雰囲気って、フルートでは
味わえないんだよね。自分の心の中では鳴っているんだけど。」
「そうなんですか?…まあ、メロディは一緒ですもんね。
でも、いずれ味わえる日が来ますよ!」
「また適当な…(笑)。」
-----今の自分と未来の自分-----
西仲「今年1年間は、結構駆け抜けたなぁ、これでも…。リラックスしつつも(笑)。」
竹内「そうですよね。もう、行ったり来たり…でしたもんね。」
「うん、楽しかったー。でも、生きていく所?住む所?
…っていうのは、東京じゃないって思ってたから。」
「あ、もう東京に住み始めてた時から…って事ですか?」
「そう、いつか沖縄に絶対に帰ろう…っていうのが目標だったから、だから
今は沖縄を拠点にして、あちこちに行けるっていうのは、夢のようだよね。」
「そうですねぇ。」
「そんなの出来ないって思ってたからね。」
「うんうん。」
「まあ、それが儲かってるか、儲かってないか…っていうと
別の話しなんだけどさ…。心の豊かさって事ね。」
「成程。まあ、会社勤めに関しても同じ事ですからね。」
「そうだね、台湾も近いし(笑)。」
「うーん、まあ確かに、そいういった台湾とか、色々な所に外に向けて
頑張りたいってなると、CDは新しく作った方が良いですよね(笑)。」
「うん…、曲が無いけど(笑)。」
「やっぱり原動力的に違いますよね。新たなプロジェクトに向けて既存のCDを
持っていくってなっても、そのCDでのプロジェクトは1回やっちゃってますからね。」
「今回のCD『あかばなーのうた』は、なんか、自分のCDです、聴いて下さいー!
…って言うのが凄く推しやすかったというか…。沖縄民謡をやってるから、色々と
“The Flute”にしても、“Coralway”にしても、取り上げてくれる人も多かったし。」
「そうですね。」
「その、ターゲットじゃないけど、テーマってものが決まっているから。」
「分かりやすいですしね。」
「そう、分かりやすくて、媒体も受け止めやすいっていうか…。」
「それは分かる。」
「訳の分からないフルート奏者西仲美咲が、訳の分からない
オリジナルを吹いてるのとは、違うじゃん(笑)?」
「あははは(笑)。…まあ、それよりは勧めやすいですよね。」
「そうそう(笑)。だから、我ながら良いアルバムが仕上がったなと
思ってる。…それで、大ちゃん覚えてる?…1月に沖縄に来た時に、
友達と夜中に御飯食べに行ったじゃない?…あの時に、もう沖縄民謡の
アルバム、出せるんじゃないですか?…みたいな話しをしてて、でも
私は、いやいや、まだ考えられないよ…みたいな事を言ってたんだよ。」
「はいはい、そうだったかもしれない。」
「でも、ある日、急にスイッチが入ったんだよね。今年出さなきゃいけない…って。」
「1月にその話しをして、、、早いっすね(笑)。」
「そう、早くない?(笑)…それで5月にレコーディングしたよね。」
「…って事は、3月辺りには決めてますよね。」
「そう、我ながら早いな…と思って(笑)。それで、あの時はまだ“赤田首里殿内”が
無くて、アルバムにするには1曲足りないな…と思ったから、持ってきたのね。」
「そうかそうか。」
「でも、まあ狙ったわけじゃなくて、本当に大好きな曲だったから、これを
8分の6拍子とかでやった格好良いんじゃないかな…って考えは前からあった。」
「成程、頭の中にはあったと。」
「そうそう。だからオリジナルCDにしても、出すぞ!
…ってなったら出来るんじゃないかと思う。」
「“赤田首里殿内”は、自分は元のバージョンのも1,2回聴いたんですけど…。」
「元のバージョン?…もう忘れてしまったさね。自分のばっかり聴いてるから(笑)。」
「そもそも3拍子じゃないですもんね。あれは凄く、化けたな…と思います。」
「格好良いよね。」
「なんか、キャッチーになったな…って。」
「キャッチーだよね!…実は私もそう思ってたんだー(笑)♪超キャッチーだよ…って。」
「あはは(笑)。でも、それは大事ですよ。民謡とか、多くの人に
知られてはいるけど、やはり沖縄の人に知られているわけで、それを
他の地域の人に、ひとまずは聴きやすくする媒体を作ってあげる…って
いう意味で、キャッチーというのは凄く大きな部分だと思います。」
「うんうんうん。」
「それで、この曲って、元はどんな感じなのかな…とか
思える切っ掛けになれば良いなと思うし。だからキャッチー
であれば、結構雰囲気は変わっても良いとは思います。」
「うんうん、自分でもキャッチーだなと思いながら…酔いしれてる(笑)。
まあ、だいぶアレンジの面では、大ちゃんのお世話になっちゃって…。」
「そうですね。」
「そうですね…って(笑)!…まあ、大ちゃんは無くてはならない存在ですかね(笑)。」
「あざっす(笑)!」
「…そう、だから言ったじゃん、大ちゃん。あれは4月だっけ、覚えてる?美咲の目標。」
「はあ…。」
「覚えてないの?また(笑)…。那覇の Stir で飲んだ時に、
目標というか、これくらいに美咲はなりたいって言ったんだけど。」
「あの、大きな外人が居たところでしょ(笑)?」
「そうそう(笑)、ジョ…なんだっけ?…ジェイソン(笑)?」
「流石にジェイソンではないと思うな(笑)。ジョンとか…?」
「ジョン…かな。それで、具体的な目標があるって…、言ったじゃーん、覚えてないの?」
「具体的な目標…。」
「結構適当な奴なんだな。あははは(笑)。」
「…根が不真面目なもので…(笑)。」
「美咲が大ちゃんに払うギャラを、ゼロ1つ増やしたいって言ったんだよ。」
「…言ってた!!」
「嘘ー(笑)!」
「…いや、それは言ってましたよ。覚えてます。」
「そんな仕事をしたいわけ。」
「はいはい…。あれでしょ、100円が1000円でしょ(笑)?」
「そうそう(笑)、100円が1000円(笑)!」
「しましたねー、それは。確かに。」
「その気持ちは、今でも変わらない…。」
「そうなると、結構な覚悟が要りますよね。」
「覚悟って程でも無いんだけど。思ってれば実現出来る…って
感じ。勿論、私はその倍は貰おうと思ってるけどね(笑)。」
「それは…当然じゃないですか。やはり発案者の存在って大きいですから。」
「経費も掛かるからさ…。それも踏まえて、ゼロが1つ増えしたいって話し。」
「そうですね。そう思ってるって事は、実現出来るんじゃないですか(笑)?」
「なんだその言い方はー(笑)!」
-----締めに向かいます------
西仲「じゃあ大ちゃん、明日から宮古、よろしくね。」
竹内「はい、じゃあ締めの一言でもを頂いて…。」
「締めの一言?…こんなに喋っているのに何を締めるの(笑)?」
「あははは(笑)。じゃあ、明日以降の意気込みを…。」
「意気込みって言ったって、これブログにするときにはもう終わってるんでしょ?」
「確かに(笑)。しかも完成とかは翌年になりそうな気もします(笑)。」
「ええ~!?」
「確かに、リアルに伝わらないかもなあ…。じゃ、いっか…(笑)。」
「ん。」
「どんな終わりだ…っていう(笑)。新しいですね。」
「まあ、いつでもフレッシュさを保っていきたいよね、私達は。」
「はは(笑)、そうですね。歳をとると、どうしても新鮮さが鈍ってきてしまう…。」
「そうだよね。だって、初めての感覚って、その時しか味わえないじゃん。」
「そうなんですよ。だから初めてって言うんですけど(笑)、大切にしたいですよね。」
「これから何度、フレッシュ感を味わえるのかなって。」
「だからやっぱりオリジナルの曲とか、大切にしなきゃなって思いますよね。自分で
作った曲だから、どの時点で初めてか…っていう線引きは難しいですけど、
やはり初めて人前で演奏した場…っていうのは覚えていた方が良さそうです。」
「あー。」
「その時のインスピレーションとか、独特のものだと思うんです。
2回目以降だと、まあ、悪い意味で慣れちゃうって言うか…。」
「勉強になった今の言葉ー。」
「あはは(笑)。やっぱ、1回目の大事さってやつですよね。オリジナルでなくても、
人前で初めて取り上げる曲とか、大きく捉えた方が良いと思います。」
「うんうん。」
「今度の月末、自分のトリオでカバー曲ばかりのレコーディングを行うんですけど、
今のところ、曲が足りてないから、色々とアレンジをしているんですよ。…で、
この前の自分のライブで、何曲か初めて演奏した曲があって…。なんか、
その時の事を忘れないでレコーディングに望みたいなって思いました。」
「おお~。」
「勿論、慣れたいは慣れたいんですけどね…、演奏的にも。ただ、
初めて演奏した感覚って、忘れたくない感じがするんですよ。」
「いやー、本当に良いミュージシャンですね、竹内君は。」
「ありがとうございます。今の言葉、締めの物に使って宜しいでしょうか(笑)?」
「あはは、締めてみた(笑)。」
「結構、綺麗な感じでしたよね(笑)。」
「ね。旅はしやすいし。放置してても勝手にどこかに行くし…。」
「え、そこ(笑)!?」
☆本日の注文品
・瓶ビール中(550円×2点)…1650円
・ピータン…300円
・焼き雲呑(420円×2点)…840円
・冷やし雲呑…630円
・チャーハン…580円
・お通し(300円×2点)…600円
計4600円!…奢らせて頂きました!!
そして恒例の、2012年の軌跡です…。
・1月、木村創生…9100円
・3月、海野あゆみ…8460円
・5月、寺岡佑…12720円
・7月、川上彬子…5348円
・9月、織田祐亮、陽子…10170円
・11月、西仲美咲…4600円
6人に計50398円も奢らせて頂きました!!
月によって額に差が出る結果になりましたね。1年目と同じく、また5万円台です(笑)。
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/
☆那覇上海雲呑楼のブログ…http://wtrou.ti-da.net/