披露宴開会の前に既にお酒が振る舞われていたり、最後には皆でカチャーシーが行われる等、随所に見所が満点で、そして新郎新婦の人柄が表れた和やかな披露宴でした。その次の日には、西仲さんの地元である、うるま市の平敷屋という場所の公民館で行われたライブがあり、こちらには地元の方々を中心に、多くのお客さんにお越し頂けました。今回は、CD『あかなばなーのうた』のリリース・ツアー、沖縄編…という感じでお送りしていったわけですが、この日だけで一気に50枚以上も売れるなど、やはり地元の強さを感じたものでした。
那覇の寓話で行われたライブでは、当初はデュオでの演奏の予定だったものの、たまたま沖縄本島に繰り出していた?ドラムの和丸君も急遽加えて、最初から最後までトリオ編成でライブをお送りしました。和丸君は来月辺りから、活動の拠点をアメリカはロサンゼルスに移す為、この3人でのライブも暫くは見納めでしょう。…と言うか、9月の東京は大泉学園でのライブの時点〔西仲美咲、東京ツアー(2012.9.3~9.16)参照〕で既に見納めだった筈なのですが、思いがけず再演を果たしてしまった形になりました(笑)。非常に楽しい時間でしたね。
そして、初めて訪れた宮古島…。西仲さんも実は初めての訪問だったらしいですが、とにかく海の綺麗さに驚きました。宮古ブルー…と言われていたりしますが、本島に鮮やかな青色が目に飛び込んできて、それだけで宮古島に来た価値があったような気がしてしまいます。ツアーもこの時期ぐらいになると、西仲さんとの結束感も、より強まった感じになってきて、ライブの1つ1つがどんどん面白くなってきているのが分かりました。
そして迎えた、千秋楽の石垣島でのライブ。ゲストに国吉なおみさんを迎え、多くのお客さんと楽しい時間を過ごさせて頂きました。初日の北谷 Mod's では古謝美佐子さんを加えて演奏したりと、今回のツアーではゲストの方も、結果的に多く参加してくれたツアーになっていて、雰囲気的にも全て異なるライブがお送り出来たように思いました。常に新鮮に、常に挑戦をして…。本島に遣り甲斐のあるツアーになりました。
この石垣でのライブを終え、17日(土)の朝…。すぐに自分は石垣空港へと向かい、そのまま東京へと戻っていきました。この日の夜には、神奈川県の海老名にある妙常寺というお寺で、サックスの副田君のライブに参加する為でした。結果的に、石垣島には24時間も滞在しないという事になってしまいましたが(笑)、致し方ありません。これら沖縄ツアーの詳細は、また後に綴っていくとして、この妙常寺のライブを紹介したいと思います。
石垣空港出発が9:25。石垣島から東京への直行便は無く、那覇での乗り継ぎになるのですが、那覇到着が10:40着の、今度の羽田行きは11:25発というものでした。…とは言え、結果的にこの羽田行きが遅れまして、羽田に13:35着という予定だったものが、14:15着ぐらいになってしまいました。海老名でのライブは、会場でのリハーサルが少しタイト目であったので、この遅延は痛手となりましたが、何とか16:00過ぎには会場に到着…。ひとまず、石垣島から約7時間の移動は、無事終了となったのでした。
しかし、会場に入ってみてビックリ…。右上写真のような状況で楽器がセッティングされているではありませんか…。確かに、妙常寺という寺での演奏で、そして大仏の前でライブを行う…という話しは事前に聞いていたものの、いざこういう状況に身を置いてみると、なかなか現実を把握出来ない自分がいるものなのですね(笑)。沖縄から移動してきて、何だか環境の変化に付いていけなくなっていたのかもしれませんが、とにかく、気合いを入れて臨みたいライブである事に間違いはありませんでした。今回のライブのメンバーは、今年の7月15日(日)に行われたライブ〔夏の町田 Herbie ライブ!参照〕のメンバーと全く同じで…、と言いますか、この時のライブを見てくれた方が、今回のライブを実現に至らせてくれたという経緯もあったのです。かなりゴリゴリのライブになる事は間違い無い感じでした。
この日は強く雨が降りしきり、そしてこの妙常寺は駅からの交通の便もあまり良くない場所にあったのですが、150名を超えるお客さんにお越し頂きました。日頃からこのお寺が、周りの方々に愛されている証拠でしょう。殆どの方が、ジャズという音楽を普段聴かない方々…との事でしたが、敢えてこの日は“ジャズ三昧”と銘打ったライブとしており、ジャズ初心者のお客さんにもたっぷりと、ジャズの世界に浸かって貰おうと、考えに考え抜かれたステージをお送りしていきました。
よく、ジャズ初心者の方へ行うライブのやり方として、最初はジャズ・スタンダード曲等の、聞き覚えのある曲をお送りしていき、徐々に現代のジャズに近付けていく…というステージングがありますが、今回は逆に、まずメンバー個人のオリジナル曲をお届けし、徐々にスタンダード等の、耳に優しい曲?に近付けていく曲順を考えてみました。ある意味で斬新でしたが、確かにジャズ初心者の方にとっては、オリジナル曲もスタンダード曲も、どちらも初めて聴く曲に変わりは無いのです。それなら、まず自分達を知って貰う…、つまりオリジナル曲の演奏が相応しいというのも分かる気はしました。お客さんも真剣に聴いてくれていて、良い緊張感の中のライブになったのではないでしょうか。そんな1ステージ目の特記すべきは、ギターの藤井進一君が、この日の為に書き下ろした新曲、その名も“妙常寺”(笑)…だったでしょうか。大曲で、演奏し甲斐のある曲でもありました。
2ステージ目は前述通り、“Autumn Leaves”や“Misty”等の、スタンダード中のスタンダード曲をお送りしていきます。途中には、副田君によるジャズ講座なる時間も設けさせて頂き、こちらは楽しい雰囲気でステージが進められていく感じでした。最後には、自分がアレンジさせて頂いた、トリオでもよくやる“Spain”をお送りして終了。そしてアンコールには、誰でも知っているリクエスト曲…という事で、“上を向いて歩こう”を演奏し、お客さんも交えて歌ったりしていきました。
このように宣言通り、コンテンポラリー⇒スタンダード⇒歌モノ…という順序ライブを行ったわけですが、確かにこういったジャズ・ライブは珍しいかもしれませんね。しかし、だからこそ新鮮でもあり、そしてこの流れでいけるという自信が、自分達には付いた気がしました。やはり音楽には、強いオリジナル性が必要です。そのオリジナル性を、この会場と共に作り出せていけたライブであったと言えるでしょう。
初めてこのようなライブを聴いたお客さんも多かったとは思いますが、好評の声を多数頂いており、また再演の機会もあるかもしれません。このような環境は非常に珍しく、貴重だとも思いますので、是非とも頑張りたいものですね。色々な意味で刺激になったライブでした。どうもお疲れ様でした!
…と、色々と移動があった上で参加した妙常寺ライブでしたが、自分はいったん家に帰宅後、次の日には広島に向かう事になります。まだまだライブ三昧は終わりません(笑)♪
☆海老名妙常寺のHP…http://www.myojoji.com/
☆副田整歩君のHP…http://www.soedanaomu.com/Top_Page.html
☆藤井進一君のHP…http://www.shinichifujii.com/
2階席も作れる立派な建物で、ライブ会場にもふさわしいすてきな場所。演奏はもちろん、なごやかな雰囲気も良かったです。
曲の難易度逆順(?)も大成功な感じで、私の近くの席の小学生君
も、ゴリゴリ演奏にノリノリになってましたよ☆
また、再演あるといいですねえ。
竹内さん過密スケジュールですが、充実していますね。
西仲さんとのよりスケールアップした演奏を聴く日も楽しみ~。
そして今回は「沖縄のお土産を広島で配る」状態でしょうか?
道中どうぞお気をつけください。
合掌も、事前に和尚から言われた事で、
確かに当然の事だとは思いました。
そして、演奏が成功したのが本当に良かったです。
お土産、渡しましたよ♪…こちらも喜んで貰えました!