また、ここは昨年の『わらべ JAZZ』の時にも、インストア・ライブとして演奏をさせて貰っていて〔TRI4TH『わらべ JAZZ』インストアライブ参照〕、聞くと、事ある毎に関わりのある場所でもあるとか…(メンバーの使用楽器を見ても、そうですからね…)。CDをリリースする度にこの場所に帰ってきて、そして演奏をやらせて貰えて…、もはや自分達の成長を確かめ合うような場所…と見るのは、考え過ぎでしょうか…。
今回も、多くの方にお越し頂きました!…予約制となっていたのですが、これは満席と言っても間違い無いでしょう。また、今回は1段分?の高さのステージが用意されていて、インストアという状況とは言え、より本格的な演奏をお届けしなければいけないプレッシャーのようなものを感じさせてくれました(勿論、常にそうなのですが…)。ステージ時間もたっぷり1時間は予定されていて(実際、盛り上がってしまって、1時間20分くらいは演奏していました…笑)、これはもうインストア…と言うよりは、普通に“ライブ”でした。
この“ライブ”という感覚は、自分達は最近特に意識している事柄ではないでしょうか。幾分、個人的な観点が入りますが(笑)、先日の Motion Blue でのライブ〔TRI4TH ワンマンライブ@Motion Blue Yokohama!〕を終えて自分は、TRI4TH の中の自分の立ち位置の1つの答えを導き出せたような気がしたのです。演奏の方向性…と言っても良いのかもしれませんが、それは後にバンドの方向性にも繋がる事ですから、慎重にならなければいけない事ではあります…。それでも明らかに、それ以前のライブとでは充実性が異なるというか、質の向上は図られたように感じられたのでした。…勿論、自分達は過渡期の状況である事は、十分に認識しているところですので、今の段階で…という話しではありますが、ハッキリ言える事は、どんどん楽しくなってきている…という事です。今回のインストアライブも、Motion Blue とは環境は違えど充実感が大きかったのは、その部分の変化が大きかったのではないかと思うのです。
“Night Hawks”のソロの展開、“Seven”のイントロの入り、“Himawari”の音の掛け合い等…、これらは事前に決められていた部分もあったのですが、その時の空気感を読まなければいけないのがライブです。ステージの上で言葉を掛ける事無く、楽器から出る音という媒体で、それらから逸脱した演奏に皆で向かう事が出来ました。“New Life Standard”も、日に日に自由度が増してきている気がしますが(笑)、その方向に向かう事で、自由の中での皆のベクトルの一致を、演奏中に確かめ合う事が出来るのです。
これこそジャズの真髄とも言える考え方で、TRI4TH はやはり、“ジャズ・バンド”としての要素を高くする事によって生きるバンドなのだと、改めて思ったのです。当然、それが成り立つ為には、ステージ構成やセットリストの流れ、そして演奏の技術が確かなものである事が求められるわけですが、自分達もまだまだとは言え、そこに近付いていく事で自らの成長を楽しめると言いますか、それが今後の活動の原動力にも繋がっていっている気がします。
また、今回の“Circle”のように、サックスとキーボードのデュオを初めて行う…といった、新たな試みも捨ててはいません…。事前に用意してきたものという考えが1つ。用意してきたけど、やはりライブ中の雰囲気を判断し、それらを逸脱した方向性、(ライブ中に突然)持っていくという考えが1つ…。これら双方のバランスは大事ではありますが、最近のライブを判断するに、後者のような状況の方が、何だかんだで皆、好きなようですね…(笑)。ある意味で、ライブなのだから当然だとは思う事なのですが、こういった考えに無意識的になれるのは、実は結構難しかったりするのです。その域に到達出来たというのは、TRI4TH も新たな局面を迎えられるような気がしました。良いライブでした。
…という事で充実したライブを終え、この日はクロサワ楽器のスタッフの方々に、食事に招待して頂ける事になりました。町田店からの流れもあるので、2つのインストアライブの総合打ち上げ!…と言っても良いのかもしれません。新大久保という場所を生かし?て、焼肉をたらふく食べさせて頂きました。そして、沢山飲ませて頂きました(笑)。
改めて、多くの方々に囲まれて、バンド活動を続けさせて貰っているのだと認識させられた日でもありました。今後ともどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆クロサワ楽器のHP…http://www.kurosawagakki.com/
せん。毎回新しい試みがありますし…そして、ライブの雰囲気で
変わっていく部分…なるほどと読みました。
「いったいこの素敵な初めて聴く前奏(もいちど聴いてみたいで
す)の曲は何~?」と思うと“Himawari”が始まりました。
“Circle”の初デュオもワクワクでしたが、特に印象的だったの
は“New Life Standard”半ばで織田さんと竹内さんが対面しながら演奏していた時。トランペットとキーボードでまるでしみ
じみ会話のやり取りをしているようで「あ~できればずっとこの
好もしい会話を立ち聞き(座ってましたが)させて下さ~い」と
いう気分でした。この曲の印象があの日聴いた後変わった感じで
す。
全員で楽器を持って写ってる写真、いいですね~!ドラムの前で
ドッシリ構える織田リーダーがツボです(笑)。こんな楽しい
写真も撮れて、焼肉をたくさん食べさせてももらえるクロサワ
さん…ありがたい、またいつの日か、インストアライブ開催して
くださいませ~。
忘れてはいけないと思っています。ライブに関しては
勿論そうですし、CDにしても同じ事でしょう。
そうなると、ライブだからこその時間を提供したく
なるのは当然で、それを今回は、演奏内の変化という
点で表現をしてみました。如何だったでしょうか。
また今後も色々なアイデアを持ってライブに臨みたいと
思います。流石に、メンバー皆で楽器を持ち替えて…という
事は無さそうですが…(笑)、どうぞ期待していて下さい♪