まずは、まだ伊藤さんと知り合って1年も経っていないという、ギターの弾き語りの団長さん(右上写真参照)。シャウトしながら、そしてブルース・ハープを用いて強引に歌う様は、ある意味で刺激的なステージでもありました。そして2番目には、ギター・ボーカル2人組の青い風さん(左下写真参照)。こちらは打って変わってフォーク・ソングの曲が中心になり、カバー曲とオリジナル曲を約半分の割合で歌い、穏やかな空気感を演出してくれました。1つ飛ばして、4番目には、こちらは急に出演が決まったようで、2曲だけの演奏になっていた、トラさんという方(右下写真参照)…。長渕剛好き…というのは、言われなくても分かるという程、その方のオリジナルの曲調に表れており、1曲は本当に長渕剛のカバー曲をやってくれました。どの方もステージの雰囲気と相まって、皆個性的に見えた時間でもありました。
そして3番目の出演者は…、九州からの叩き語り、幻一郎さんでした。これまでに何度か紹介してきていますが、一度そのパフォーマンスを見ると、忘れるような方はまずいないでしょう。叩き語り…という、ある意味でポピュラーとも言える表現方法が、この人によって、こんなにもアンダーグラウンドな世界になるとは…(笑)。
しかしやはり、どうしても惹き込まれてしまうのです。何故だかはよく分かりませんが、目の付け所が鋭かったりするからでしょうね。そして、如何にくだらない事に時間を掛けているか…だと思います。今回も数々の楽器を使い(笛とか、初めて見たかもしれません…)、インパクトのある時間を残してくれました。実は今回、自分と一緒にやる曲を用意してくれていたのそうですが、自分に時間が無く、リハーサルが一切出来なかったので、またの機会…という事になってしまいました。まあ、楽しみは後日に残しておこうという事で、良しとしましょうか(笑)。
そして、この日のラスト・ステージとして、自分達の出番がやってきました。自分は今回は、お店の電子ピアノを使わせて頂きましたが、どうやら楽器の位置が、ちょっとした問題を生んでしまっていたようです。まず、電子ピアノの位置が、ステージの後方の端となってしまっていたのですが、これは動かせないというので仕方無いとの事。パーカッション(最近、ジャンベ以外にも小物類を沢山置き始めたので、もはやジャンベ…ではなく、パーカッショニストと言っても良いかもしれません)のミキヤも、真ん中の後方を陣取るしかなったので(逆側の後方にドラムセットが置いてあって、これも動かせなかったので…)、ボーカルの伊藤さんがミキヤの前に来るしかなく、どう見ても変則的なポジションでの演奏となってしまったのです(要するに、伊藤さんとミキヤが縦に並んでしまっていると…笑)。伊藤さんはよく動くので、これでも良いのかもしれませんが、何故かギターに繋いでいるシールドが3m半しか無く、あまり動けない御様子です。後ろからその姿を見れた自分としては、どうも気になってしまいましたね(笑)。
曲数も、5曲+アンコール1曲と少なめで、あっという間に終わってしまいました…。ただ、最後の方になるにつれて盛り上がり、お客さんも喜んでくれていたので良かったです。今回の和音でのライブは、自分達も含めて5組も出演者がいたので、1つ1つがすぐに終わってしまったような感覚がありましたが、それぞれに渡された持ち時間の中で、皆が個性を発揮していけた感じもあったので、意味のあるライブとなりました。伊藤さんを介して皆さんが集まったところもあるので、そういった空気感も出ていたのでしょう。
個人的には時間的にバタバタで、ライブの前後は勿論、ライブ中も慌ただしい雰囲気の中で過ごしてしまった感じでした。もう少しゆっくり出来たら…とは思いましたが、きっとそんな機会もまたある事でしょう。どうもお疲れ様でした。またよろしくお願いします!
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