さて、今月19日(日)の話しになりますが。この日は TRI4TH でライブをやってきました。しかもまさかの2本立てという内容で、昼間は、錦糸町周辺で行われる“すみだジャズ”、そして夜は、渋谷の JZ Brat で行われた“Jazz Jungle”というイベントに呼ばれての演奏でした。
本当に長丁場な1日になっていたので、まずはお昼に行われた“すみだジャズ”から、順に振り返っていきたいと思います。これは、“すみだストリート・ジャズ・フェスティバル”という内容のもので、今年の夏で3回目を迎えるらしいのですが、墨田区の錦糸町を中心に、街中に32のステージを設置…。そこで2日間、入れ替わり立ち代わりでミュージシャンが出演し、ライブを行っていくというものでした。日にち的には18日(土)、19日(日)と2日間行われていたようで、つまりは自分達は2日目の出演となったわけですが、天候にも恵まれ、青空の中、非常に熱い空気での演奏となりました。
錦糸町駅南口に降りてみると、早速駅前で演奏のブースが設置されていて、今まさにライブが行われているという状況でした。このような感じで、本当に街中の至る所でジャズのライブが聴けるという事で、なかなか面白いイベントではないですか。最近、このような感じのイベントは多いですが、どんどん街をあげての、こういった演奏が行われると良いなとは思いますね。
自分達は駅の南口を出た所にすぐある丸井錦糸町店の、エントランス前…という場所で演奏をする事になっていました。駅に近くて、アクセスは非常に便利な場所でしたが、その分スペース的には厳しいものがあり、まず案内された所は控室で、しかも隣りの隣りにあるJRAの建物の一角を利用した場所が充てられて(笑)、どちらかと言うと、今すぐにでも?競馬で一山当てようか…という状況の場所ではありました。
しかも、実際にメンバーの内の3人が賭けに出たわけですが、なんとベースの関谷君が単勝で当てまして、300円が2000円になるという事態に…。なかなか幸先の良い出だしではないですか(笑)。ここで運を使い果たしてない事を祈るばかりでした。
その後、このイベントのメイン・ブースとなる錦糸公園にも、賄いを頂きに行く感じで(笑)出向き、このイベントの全容を、何となくですが知る事が出来たのも、ひとまずは良かったと思います。この日は天気に恵まれた…と書きましたが、場所によっては、モロに炎天下の中で演奏をしなければならないブースも存在し、それはそれは大変な状況だったろうなと思います。そう考えると自分達のブースは、言わば百貨店の入口の前だったので、日陰スペースが自然に作られていて、お客さんと共に、日差しの影響は受けない場所でもありました。場所にも恵まれた環境だったとも思います。
そんなこんなで、自分達は昼の14:00から出番が回ってきました。与えられた時間は約40分という事で、この短時間という時間で、TRI4TH の特徴を全面的に出せるライブにしていきたいものです。リハーサルという時間は殆ど取れない為、少々の音出しをしながら本番へ…。時間も限られているので、なかなか厳しい環境ではありますが、今まで自分達は、こういった状況でのライブを何度となく熟している身です。今こそ、そういった経験を生かすべきでしょう。個人的には、わりとスムーズに本番に持っていけた感じはしました。
前述のように、ステージの時間が短めの設定だったので、勢いのある曲を軸にステージを進めていった感じはありました。また、お馴染みの曲をやるにしても、いつもよりボルテージを高めで臨んでいたというか、テンションも上げ目で演奏に打ち込んでいた感はあります…。結果的にダイナミクスはより大きな感じになり、野外らしい、身体も存分に動かした、勢いのある演奏に繋がったように思いました。
…その中でも1曲、“Circle”というバラード曲を入れたのは、ある意味で挑戦だったも言えるでしょう。しかし、結果的に特徴ある1曲となり、目の前を偶然?通っていたお客さんも足を止めてくれたり、そのままステージを見てくれたりと、TRI4TH らしい時間を提供出来たようにも思いました。ライブの後は、間髪入れずに(笑)CDの即売会と、Tシャツの販売、そしてサイン会を行ったのですが、こちらも限られた時間内と制約があったものの、思ったより盛況で、遣り甲斐のある時間になったと思います。野外という状況だけに、非常に暑い中でのライブとなりましたが、聴いてくれるお客さんも当然ながら暑い状況なわけで、こちらの気合も見せていきたい気持ちは大きかったです。最近は、色々な環境での演奏が多い TRI4TH ですが、今回のような状況でも自分達らしい演奏が出来たというのは、大変良かったと思います。楽しかった余韻も引き継ぎつつ、それでは次の場所に移動しましょう。錦糸町から渋谷へ…。交通手段は地下鉄半蔵門線で1本です!
さて、次の会場となる渋谷 JZ Brat では、“渋谷 Jazz Jungle”というイベントが既に行われているところでした。このイベントは、時代を担う豪華5バンドが集結!…と、その中に自分達が入っている事が嬉しい(笑)クラブ・ジャズ・イベントで、TRI4TH の他、お馴染みのカルメラや JABBERLOOP、そして bohemianvoodoo や 13souls 等、確かに豪華なラインナップがそこにはあったのでした。
これらのバンドには共通している部分があって、それは皆、ほぼ自分達と同世代のメンバーで構成されているという事です。クラブ・ジャズというジャンルで共通しているのも然り、実は意外にも、こうした同世代のバンドだけで構成されイベントというのは少なかったりするのです。だからこそ、今回のイベントは非常に貴重であり、そして本当に参加が楽しみな日でもあったのでした。
自分達が会場に着いた時には、既に上の写真のような状態でした。もう満員御礼とは正にこの事で、座席を取っ払った1階席では 人がひしめき合い、外の天気を超えるような熱気がムンムンの時間となっていました。bohemianvoodoo、カルメラ、そして JABBERLOOP とステージは続いており、どれもが圧倒されるような演奏とパフォーマンスに、当然ながら自分達も頑張らなければと思ってしまいます(笑)。特に、カルメラは自分は3度目、JABBERLOOP は2度目という観戦でもあったのですが、前回より遥かに勢いが増しており、本当にステージに目が惹き付けられてしまう感じでした…。演奏も勿論ですが、ステージングが本当に魅力的で、同世代にこういったバンドが存在するという自体が、もしかしたら恵まれているのかもしれません。気を引き締めて、自分達の出番に備えたものでした。
…今回、自分達には“仕込み”がありました。今回から、今月発売のCD『TRI4TH AHEAD』のデザインをそのまま起用した団扇を持って登場したのです。そして本番直前には、ステージ前にいるお客さんを中心に、それらの団扇、100個強を配り、それらを皆で振りながらのステージとしたのです。
右上写真のような感じです!…楽しい光景ではありませんか♪…お客さんとの一体感を持たせつつ、テンションも一気にアゲアゲに持っていき、一気に曲を駆け抜けさせていきます。勿論、演奏中には、自分達メンバーも出来るだけ団扇を持ちながら煽り、更なるモチベーションを上げさせていきます。
自分も頑張って、ピアノを弾きながら団扇を振ってます(左上写真参照…笑)。流石にソロ中とかは無理でしたが、バッキング程度であれば団扇を使える事が分かりました。今後も更なる挑戦をしてみたいと思う次第です(笑)。1曲目はお馴染みの“Sunlight Yellow Over Drive”で、2曲目には最近披露し始めた“Rumble Fish”を演奏しました。これは、CDでは割りとタイト目な雰囲気で演奏しているのですが、ライブではもう3~4割増し?ぐらいのテンションで臨んでおり、また違った雰囲気を作り出せているのではと思いました。そして、PVの曲としてもお馴染み(ただいま、再生回数が18000件を超えています!)である“TRY AHEAD”を演奏。この事からも、今回はかなり強気で攻めた内容となっている事が分かります。
メンバー紹介も勢いのあるものでした。特にドラムの隆郎さんは、マイク・パフォーマンスが既に恒例となっているところもあり(笑)、その低音ボイスで魅了させてくれました。この時点で既に自分達は汗だくだったのですが、まだライブは半分しか終わっていません。一応はペースを守ってやりたいところなのですが、本当にこの日は会場全体が盛り上がっていて、こちらも楽しくなってしまっているので、そのペースが守れそうにありません…(笑)。今回は40分程度の持ち時間だったのでせいぜい曲数は6曲ぐらいだったのですが、この半分を過ぎた3曲目を超えた時で、既にこんな状態でした。果たして、最後までもつのでしょうか…(笑)。
さて、後半戦です…。4曲目となったのは、ピアノトリオ編成⇒フル編成にと移り変わっていく流れを盛り込んだ“Black Panther”。これはもう完璧に、ライブ・バージョン!…と呼んで良いくらい、確立したアレンジの曲となっているかもしれません。そして曲終わりにドラム・ソロをたっぷりと叩いて貰って、アゲアゲ曲、“Hammer Head”へ突入です。
この曲ではもう、皆で突っ走っていった感じですね(笑)。全員でソロをとりましたが、最初から最後まで本当にガンガンに弾きますし、それらのアピールも半端なものではありません…。特に関谷君は、ワイヤレスでの状況を生かし、会場を練り歩く練り歩く…。いつも以上にあちこちで飛び回っていたのではないでしょうか。目で追うのがやっとでしたが(笑)、もうそこから後は、自分も半立ちでピアノを弾き始め、テンションも上がりっぱなしです。…後は体力が続き限り、やってやろうではないですか!
もう、汗だく…という次元ではありません。全員ビショビショです(笑)。この日はお昼からの演奏だったので、体力的には結構ギリギリな部分があった筈なのですが、やはり、楽しさは疲れを忘れさせるのでしょうか。特に動きを止める事無く、皆、個々の限界までパフォーマンスを突き進めているではないですか。そして、この曲で終わりではありません。駄目押し!…というわけではないのですが(笑)、最後の最後、“Dance em All”です。ここでも手拍子を煽り、団扇を揺らし、最高の状態が出来上がっていたのです。凄い盛り上がりでした。
楽しい時間はあっという間で、これで TRI4TH のステージは終わりましたが、本当に充実した時間を過ごす事が出来ました。会場が1つになっていた…と言うと、どうも簡単な表現になってしまいますが、本当にそんな感じだったのです。これは、出演者は勿論、お客さん、スタッフの方々、そしてDJの方々の思いが1つになったからこそ成り得る状態で、素晴らしい空間を作り出せていました。自分達の後は 13souls の皆さんが出演し、こちらも大変な盛り上がりを見せ、更にそれらの空間に華を咲かせているようでした。
そしてその華に、更なる豪華さを加えていきます。なんと、この日出演の全5バンドの管楽器の皆さんをフィーチャーしてセッションを行うではありませんか。もうステージ上には何人の出演者が上がっているのか、とても数えられるような状況ではありませんでしたが(笑)、ソロ回し等も率先して行っている感じで、非常に面白い時間となっていました。よく、このような状況をソロのバトル!…みたいな言い回しで表現したりするのですが、この時ばかりは“バトル”と言うよりは、皆で協力して、1つの楽しい音楽を作っていこう!…という感じで、それがまたこの日のイベントの性格をよく表していて、何とも言えない気持ちになりました。本当に素晴らしいイベントに呼んで貰えたのだと、この時改めて思いました。
本当に、見所が沢山だった“渋谷 Jazz Jungle”。良い経験をさせて貰えました。この日はお昼に始まり、夜まで全速力で駆け抜けた感がありましたが、十分にやり切り、心地良い疲労にも包まれて、良い時間を過ごせたなと思いましたね。どちらもまた機会があったら出演したいものです。本当に皆様、お疲れ様でした!
…そして、TRI4TH のライブ・ツアーは、いよいよ今後から(…と言うか、明日からですね)本格的になっていきます。…まずは、以前のライブスケジュールでもお伝えはしましたが、今回の“Jazz Jungle”にも出演した JABBERLOOP とのカップリング・ツアーです。是非とも御注目下さいませ。
●JABBERLOOP、TRI4TH 西日本ツアー
・8月23日(木)神戸 Cafe Fish
Open…19:00~、Start…19:30~、自分達の出番はまだ未定、
Charge…前売り3000円、当日3500円(共にドリンク別)
・8月24日(金)倉吉(鳥取)高田酒造 蔵
Open…18:00~、Start…19:00~、自分達の出番はまだ未定、
Charge…前売り2500円、当日3000円(学生…前売り1000円、当日1500円、未就学児童無料)
・8月25日(土) 出雲 APOLLO
Open…18:00~、Start…19:00~、自分達の出番はまだ未定、
Charge…前売り1800円、当日2300円(共にドリンク別)
※以上、メンバー全て、≪TRI4TH≫(Tp)織田祐亮、(Ts)藤田淳之介、(Ds)伊藤隆郎、
(B)関谷友貴、(Key)竹内大輔
一体どのようなツアーになるのでしょうか。それぞれの場所で、皆さんに会える事を楽しみにしております。どうぞよろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆すみだストリート・ジャズ・フェスティバルのHP…http://sumida-jazz.jp/sj/
☆渋谷 JZ Brat のHP…http://www.jzbrat.com/
☆渋谷 Jazz Jungle のHP…http://www.jazzjungle.info/
思い切って自分なりにつづってみます。
まず、すみだジャズ、短い時間にTRI4THエッセンス、ギュッ
とつまってましたね。初めて聴いてるらしいお客さんも、音量制限ナシ!な感じのノリノリな音色と、藤田関谷パフォーマンスに楽しく引き込まれてるのが伝わってきましたよ。
写真でははっきりしませんけど、竹内さんのお肌はピンク色に染まってまして、こりゃ絶対好物の液体をきこしめしてる、と客席で断
定しちゃってましたが、その効果も絶大(笑)だったのか、演奏迫
力ありました。お初に見るいつもと若干異なるお衣装も新鮮♪
そして、渋谷 Jazz Jungle、ブログの中に前のバンドのステー
ジを「観戦」とありますが、まさにそんな状態でした…。
私は2階にいたので、メンバーの皆さんがうちわを配り始めた時、
「ああっ、2階ではもらえないかも…しまった、うぅ、欲しい~
欲しすぎるぅ~」ともんもんとしていたら、係の(?)女性がや
って来て、「次のバンドのうちわです。良かったら。」と2枚渡
してくれたのです!近頃こんなにうれしかったことはありません。
1枚は知人に自慢げに贈呈する予定です。
今後のライブでも、このお宝うちわは持参したほうがいいですよ
ね!?ええもう、振り回しますよ。
ライブはとにかく盛り上がりがはんぱなく、
タカオさんのかっこよくドスの利いた雄叫び!
客席を煽る織田さん、興奮のあまり早口になって何を言ってるの
か不明になりそれがまた興奮の相乗効果となり…
男声合唱のごとくの「じゅんじゅん」コールにのり、藤田さんの
「TRY AHEAD」のラストの聴かせどころ(通称・赤羽?)
は今まで聴いた中で一番たっぷりと…上を向いて吹いている写真
は、そこを演奏しているところかもしれません。
関谷さんは、ベースを緑に光らせながら、やっぱり飛び回ってくれ
たし、
竹内さんはTRI4THでの久々のグランドピアノが見逃せない
中、「スペシャルうちわ振り奏法」にて。いや~ほんとにいいもの拝見いたしましたわ☆
やはり書き出すとキリがなく、長々しいのでこのへんにしておきま
すが、ツアーぜひともお気をつけて、すてきな時間を過ごしてきて
くださいね!
…あ、ちゃんと場所を見てますね(笑)。
はい、色々楽しみにしています♪
>おちゃさん
これまた長文の感想、ありがとうございます!…まるで夏休みの
宿題の作文のようで(笑)、きっちりと読ませて頂きました!
まず、衣装の事、流石です!…デザイン的には結構似ているので、
もしかしたらメンバーにも気付かれていない程なのではないかと
思うのですが(笑)、確かに2枚目として購入した服でした。
この日は本当に暑い日でしたが、衣装も想像通りビショビショな
状態でして、替えとして、衣装を2枚もってくるのは必須な日でも
あったのです。まあ、あの燃料を入れていたせいかもしれませんが(笑)。
そして Jazz Jungle、団扇ゲット、おめでとうございます(笑)?
数に限りがあったので、全員には行き届かないだろうな…とは
思っていたのですが、なんとか確保されたとの事で良かったです。
今後のライブでも、団扇を使った(使わせた?)パフォーマンスが
出てくるかもしれないので、是非とも覚悟しておいて下さい(笑)。
そして、ホントに盛り上がったライブでしたよね。更に言えば、
メンバー全員に見所があったのも良かったと思う部分でした。
時間的には、意外にもかなり短い部類のライブでしたからね。
一杯詰め込んで、楽しさ満点でやらせて頂いた演奏でした。
明日からは西日本ツアーとなり、また一歩ずつですが、前に進めた
TRI4TH を今度はお見せ出来ると思います!…是非とも楽しみに
していて下さい。いつもありがとうございます!