沖縄ツアー以来…というと、要するに1ヶ月半振りぐらいのライブでもあったのですが、皆で音を出し始めると、あの頃の情景が蘇ってくるようで、そんな事は微塵にも感じさせません…。改めてツアーというものの重要さを感じたものでした。特に、沖縄ツアー中では、必ずと言って良いくらい演奏していた“てぃんさぐぬ花”、そして西仲さんのオリジナル曲“Aka Is. Funky”は、更にはっきりとした世界観を作り出す事ができ、それはメンバーの共通認識として心に刻まれる事でしょう。
やはり、沖縄に関係する曲をやるのでしたら、メンバーで共に沖縄を体験した方が早いですからね…。単純な方法ですが、確かにこれが一番な気がします。そして、ここが大事かと思うのですが、一般的な沖縄のイメージではなくて、自分達だけが作り出せる沖縄の世界…というのが、バンド・サウンドというものに繋がっていくように思います。やはり“世界観”というのは、自分達のオリジナル性を持って、作っていかなくてはなりません。難しい事ですが、その意味では、既に自分達は共に沖縄を体験しているので、一歩進んでいる状態になります…。故に、これからまた前向きに突き進めていける事柄でもあり、それが展望でもある気がしました。まだまだこれからも頑張って続けていくと思いますので、どうぞよろしくお願いします。改めまして、昨日はありがとうございました!
一方、残念が知らせが届いてきてしまいました。沖縄を代表するジャズ・ピアニストであり、自分達も沖縄で演奏させて頂いた寓話というお店のオーナーでもある屋良文雄さんという方が、1年間の闘病生活を経て、今月の8日(木)に亡くなってしまいました。70歳でした。
屋良さんは、自分はお会いした事はないものの、西仲さんや和丸君、そしてお客さんからも話しは沢山聞いており、沖縄に行ったからには一度お会いしたかったのですが、闘病中という事でそれは叶いませんでした。
西仲さんは屋良さんと何度か共演していますが、話しを聞くに、今の西仲さんのサウンドは、その屋良さんによって導かれた…と言っても過言ではないような気がします。2月の沖縄ツアー用に作ったチラシ〔2010年2月のライブスケジュール参照〕への屋良さんからの掲載文が、唯一、屋良さんと自分との接点だったような気もしますが、それだけなのに、とても惜しい人物を亡くしたような気持ちにもなりました。ご冥福をお祈りします。
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/
☆吉祥寺 Meg のHP…www.meg-jazz.com/