お店での本番前の流れというのは、通常“逆リハ”と言って、本番のバンド順を逆にして、会場でリハーサルが行われるのですが、この時から既に自分達は楽しかったのです。…と言うのは、ETHNIC MINORITY もカルメラも、どちらも自分達が本当に好きなバンドで(だからこそ今回のイベントに呼んでいるわけですが…笑)、リハーサルとは言え、音を出している時点で既に格好良く思ってしまい、一気にテンションが上がってしまいます。それはサックスの藤田君も、本番前にビールを注文してしまうというものです(笑)。
そして、本番前になり、会場には続々とお客さんが入ってきました。この日の1バンド目には ETHNIC MINORITY にお願いしていましたが、この時点で既に満員御礼という感じの会場です。本来ならば自分もお客さんとして見たいのですが、ここは大人らしく(笑)、後ろで見守っている事にしましょう(笑)。
ETHNIC MINORITY とは、以前、吉祥寺 Star Pine's Cafe で対バンをした時〔TRI4TH Live@吉祥寺 Star Pines Cafe 参照〕に、あまりにもそのステージが格好良く、ライブ後に早速ナンパをし(笑)、そしてこの日のイベントに至るわけですが、あれからそんなに時間は経っていないものの、更にそのステージは勢いが増している感じがありました…。3人編成と小振りながら、サウンド・エフェクター等を駆使して、オリジナリティ溢れる音楽を作り出していっています。元々、ストリート演奏を活動の主軸としており、そのライブの実力はもはや折り紙付きと言っても良いでしょう。ライブの頭から既に会場はヒートアップしていましたが、それを更に演奏のみで湧き立てていき、その秘めたる力は凄いものでした。そして、今回のイベントの1番バッターとしても、強烈なインパクトを残してくれていったように思います。
そして2番手は、自分達の関西ツアー〔TRI4TH 関西ツアー(2012.5.3~5.6)参照〕でもお世話になった、御存知カルメラです。なんと、このライブの直前にストリート演奏をしながら、この渋谷の街を練り歩いてきたらしく、あまりにも突然の事だったので自分は見られなかったのですが、その行動力たるや、流石としか言いようがありませんでした。きちんとファンも掴んでいますし、そのパフォーマンスの奥深さは、いつ見ても感動の域に達するものです。
この時ばかりは、自分も迫力ある写真を撮りたいが為、客席の前の方に頑張って迫り出していきましたが、カルメラの演奏は本当に勢いがあるのです…。こちらも力を抜くわけにはいかず、とにかく気力で写真を撮っていきました(笑)。また、この勢いというのは、お客さんとの一体感が何よりも感じられるからだとも思いました。カルメラから投げ掛ければ、必ずお客さんが応えてくれ、そして更にカルメラが演奏で投げ掛け…と、お互いにテンションを上げていっているのです。それこそがカルメラの強みであり、お客さんも本当に楽しんでいる様子が、客席の前に行ったからこそ分かりました。勿論、ここでも大盛り上がりです。最後まで見たかったのは山々でしたが、そろそろ TRI4TH ステージの準備をしなければなりません…。泣く泣く?楽屋へと向かったものでした。
そして今回の楽屋は特別でした。…と言うのは、今回のライブから、次回発売のCDアルバムを意識したスタイルにしていったからです。特に重要だったのは衣装で、左下写真を見て貰えれば明らかですが、フォーマル・スタイルだった以前とは全く異なる雰囲気の出で立ちになっているのが分かります(あ、織田君はあまり変わっていません…笑)。
ロング・コートの藤田君や、ガウンを着た関谷君、そしてタカオさんは、上半身こそあまり変わっていませんが、下はハーフパンツで攻めていってます。そして自分は…と言うと、ここで今まで個人的に経験の無かった“眼鏡スタイル”になってしまいました!…勿論、伊達眼鏡ですが、普段から眼鏡を掛けないというのに、今回からはライブで掛けていくのが TRI4TH ライブの基本となります。恐らく、眼鏡を掛けてライブなんて、人生で初めての出来事でしたが、TRI4TH でのライブは、こういった挑戦も大事…。とにかく楽しくやっていこうと、心に決めました。
そして始まった TRI4TH ライブ。衣装が変わると、ステージにメンバーの5人が立つだけで、だいぶ雰囲気が違って見えるものですね。演奏に関しても、何か今までとは異なったアプローチをしてやりたくなる気持ちが芽生えてきたりして(笑)、何だか不思議な気分でした。そして、この時点で更に、何だか面白いライブになりそうだと確信をしたものです。
この日は、メンバーはよく動きました。自分はまだ良いのですが、藤田君や関谷君は、どちらかと言うと冬服的な衣装なので大変そうです。…とは言え、自分も既に2~3曲で驚異的な汗だくになってきており、眼鏡は曇る…というのも、この時に初めて経験しました(笑)。…あれ、意外と慣れてきているのかもしれません(笑)。
自分達も動けば、お客さんも動きます!…今回は、基本的にはアゲアゲな演奏で進めていっており、会場もかなり盛り上がっていました。…だからこそ、尋常ではない汗だくっぷりだったわけですが(笑)、そんな中、バラード曲とも言える“Circle”を演奏した瞬間に、また会場は違う雰囲気に変わりました。先程まで騒いでいた状況が一変、シーンと会場一点を見つめ出していたのです。…もしかしたら、これが TRI4TH の魅力なのかもしれません。人間臭いステージ…と言うと変な表現かもしれませんが、緩急の付け所が良い感じに働いていたように思うのです。不器用ながらも、喜怒哀楽を表そうとする姿は説得力があり、それが今回の雰囲気に繋がっていったのかもしれません。良い時間を過ごせたと思いました。
そして、やってきました。恒例(…と言って良いのか…笑)のソレソレ祭り♪…これは先月のライブ〔JABBERLOOP×TRI4TH 参照〕で初披露の件でしたが(勿論、この時点でパクっているのですが…笑)、更に織田式と言いますか(笑)、扇子を持ち、身体を大きく揺らしつつ、その祭りを進めていっています。とにかく声を大きく、皆と一体感を目指していきました。恐らくこの時、メンバー全員がマイクを持っていた事でしょう。何だか楽しい時間なのですから♪
そして本編が終わり、そのままアンコールへと突入です。曲はお馴染みの“Hammer Head”でしたが、ここで ETHNIC MINORITY の横田寛之君、そしてカルメラのホーン隊の皆さんにも加わって頂きましょう。ステージ上には計10人がいた事になりましたが(笑)、このイベントの締め括りに相応しい光景でもありました。もう皆、弾きまくり、喋りまくり?で、この日一番の盛り上がりを見せていたと思います。そして、よく見ると、カルメラのリズム隊のメンバーも客席の前の方に出てきてて、一緒になって盛り上がっているではありませんか!…これこそが正に一体感。素晴らしい時間でした。
これにて、今回のイベントは終了しました。しかし、この感覚というのは何でしょう。まだまだ続いていく感じがしてしまいます(笑)。ETHNIC MINORITY もカルメラも、本当にありがとうございました。盛り上がった事は勿論ですが、今後もまた続けられそうと思えた事が、何よりの収穫だったように思えます。そして Vol.2、Vol.3 と数を重ねていって、またこのメンバーでやる時が来たら、本当に嬉しい事ですよね。…それまで、個々のスキルアップを目指し、更に遣り甲斐のあるライブを実現したいものです!
…どうもお疲れ様でした。とても楽しい1日でした!…最後になりましたが、お越し下さった皆様、ありがとうございました!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆カルメラのHP…http://www.calmera.jp/
☆ETHNIC MINORITY のHP…http://www.gauchedavinci.com/ethnicminority/
☆渋谷 Plug のHP…http://www.shibuya-plug.tv/
っている写真が…けなげです。客席がより「煽られる」感があって、楽しいし、ステージ上に気の毒なくらい暑そうな衣装の方も存在するので、実用的にもお役立ちですよね。
意外と眼鏡がお似合いでした!しかもそれに合わせて前髪の感じが
いつもと違ってるように見えてそれもまた可愛かったのですよ。
5人それぞれのソロ部分などとにかくカッコイイ演奏でした。
また「Circle」もお聴き出来て良かった~。
やはり、眼鏡というのはインテリ風になるアイテムですかね。
自分の場合は、どんな感じでしょうか(笑)。あまり、
インテリ風な奏法はしていないつもりなのですが…。
>おちゃさん
よく、キーボードの上に載っている扇子に気付きましたね。
織田君がスタンバイの為に置いたものですが、最初はモロに
鍵盤の上に載っており、オイオイ…と思ったものです(笑)。
眼鏡もそうですが、髪形も変えて貰っています。わざわざ
この為に、PV撮影の時と同じスタイリストさんが駆け付けて
くれまして、何とも有難かったです!…暫くはこのスタイルが
続くかと思います…。またどうぞお越し下さいませ!
まだまだ、チャンスは何度もありますから!
>
おや、ありがとうございます(笑)。