この日は楽器担当に特徴がありました。今回は、自分との共演は久しぶりの藤田淳之介君が出演していたのですが、手には黒いバリトン・サックスを持っているではないですか!…今までの記事を見れば分かるように、GG では彼はテナー・サックスを担当していたのですが(代わりに、それまでバリトンを吹いてきたバンマスの上杉君が、テナー・サックスを担当していました)、いきなりのバリトン・サックスの変更、そして色は黒!…もちろん最初は驚きましたが、ライブのMCで上杉君が、サックスの色はミュージシャンの心を表すと言っていたので、そのまま真に受けてライブを進める事にしましょう(笑)。
そして、ライブはやはり新鮮味が感じられました。実は楽器担当が変わったものの、ステージ上での楽器の位置は変えなかったので、いつも自分(ピアノ)の隣りが立ち位置の上杉君の代わりに、今回は藤田君が立っていたわけです。つまりは、自分の位置から見える光景が通常と全く異なっていたわけで、それが個人的には大きな違和感でしたね(悪い意味じゃないですよ!)。もちろん、音使いの違いとか、他にも色々あるとは思うのですが、やはりステージ上に立つ人の雰囲気というのは、ライブに影響を与えるものだと思いましたね。聴覚だけではなく、視覚的な部分も大きい…という事でしょう。
今回は新曲こそ無かったものの、曲中に様々な試みが設けられていたように感じました。しかもそれは、予め事前に打ち合わせされたものではなく、恐らく演奏中の雰囲気を見て、突然誰かが仕掛けて…というものだったのです。もちろんその仕掛け後は、演奏がどういう方向に進んでいくなんて、誰も知る由は無いのですが(笑)、その急なスリリングな雰囲気こそがライブ感に繋がっていくわけで、そして盛り上がりにも発展していったのだと思うのです。
こういった即興的なプレイというのは、自分の音楽感の中でも特に大事にしている部分でもありまして、故に、個人的にとても有意義なライブとなりました。もちろん、その即興的な部分というのは、誰か1人だけで成し得られるものではありません。自分が『こうやりたい』…という気持ちを、相手方に分かって貰う事も大切なのです。それこそが、メンバー間の意思の疎通…というものに結び付いていくと思うのですが、今回はそれが上手く回ったのでしょう。正に、皆で作るライブ!…という感じがして、楽しい時間を過ごす事が出来ました。皆さん、どうもありがとうございました!
さて、ますます今後が目が離せない GG ですが、前の記事でも話した通り、このバンドは今年で結成10年を迎える事になります。そして只今それに向け、「何か」を企画中です(笑)!…もちろん、決定次第報告させて頂きますので、どうぞ楽しみにお待ち下さい!
そして、この日のライブ後ですが、実は自分の両親と祖母がライブに来ておりまして(笑)、そのまま自分と4人で、横浜のホテルに泊まる事になってしまいました。そのホテルというのがホテル・ニューグランドという、以前 GG 系のメンバーで、結婚式披露宴の演奏の仕事をした場所でもありまして〔竹内大輔の写真日記(~2009)、横浜で結婚式演奏 2days参照〕、何だか変な所縁を感じてしまいましたね…(笑)。泊まった部屋からは、横浜マリン・タワーを間近に臨む事ができ、優雅なホテル・ライブを満喫させて頂いたものでした♪
…次の日には、車で横須賀の方までドライブしつつ、また中華街に戻ってきて、遅めのランチなんぞを頂きつつ、、、。…めでたしめでたし(笑)♪
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☆横浜 Hey-Joe のHP…www.ne.jp/asahi/hey-joe/yokohama/