基本的にはクラシックのコンサートが行われており、更には毎年テーマも決められているらしいのですが(昨年は“リスト”、“ブラームス”でした)、今年のテーマは“ロシア音楽”…との事でした。昨年に比べると、随分とテーマが広くなったようにも感じますが(笑)、良く考えると、ロシア音楽の作曲家というのは、自分はあまり知らなかった事が分かりました。せめて Tsukasa さんなら色々と知っている…と思っていたのですが、今回取り上げた音楽(作曲者)は、蓋を開けてみれば“チャイコフスキー” 。もう、一番のメジャーどころですよね(笑)。逆に、馴染みがあったので良かったのかもしれませんが…。
今回演奏した曲は6曲で、そのうちチャイコフスキーの曲は、2曲を取り上げました。曲は、もう誰もが知っていると言っても良い“花のワルツ”と、もう1曲は“カンツォネッタ”という静かな曲でした。前者は個人的にも何度も聴いてきた曲ですが、あまりピアノが全面に出て演奏されているイメージではなく、実際に、自らが演奏するというのは今回が初めての事でした。譜面的に既に、バイオリンとピアノのデュオ用にアレンジされていたので、またフル・オーケストラで聴くのとは印象が異なる感じになっていたと思いますが、あの耳に残るメロディ演奏と、曲中の壮大な展開は、表現の実力が試される曲でもあります。
“花のワルツ”や、今回の“カンツォネッタ”でもそうなのですが、とにかくメロディが美しいと思う反面、凄く計算された曲でもあるように自分は感じます。ここで出てきたモチーフが、後にこう生かされる…といった構成は、チャイコフスキーの音楽の特徴でもあり、もしかしたら本人自身が得意とする手法だったのかもしれませんが、だからこそ、1つ1つのフレーズに重さを感じるのです。ただ、その時の場面さえ綺麗に弾けていれば良い…というわけにはいかないのが、この人の曲の難しさなのかもしれません。自分は、普段からクラシックをあまり弾く方ではないので、こういった奏法に慣れているとは言い難い状況ではあるのですが、注意すべき点は大事にしていきたいところでした。それもまた、自分の演奏に刺激を与えていたとも言えそうです。
…やはり、未だにクラシック演奏では変な緊張をしてしまった自分でしたが(笑)、それでも良いものですね。改めて、自分は元々クラシックをやってきた人間なのだと思いました。本番は勿論なのですが、事前のリハーサル時でのお互いの意見の交換や、弾き方(歌い方?)の寄り添わせる部分を決めたりする等、凄く大事な事ですし、そういった作業は基本的に好きなのです。実際、ある1つの曲をどのようにして芸術的に表現するか…だけを考えてリハーサルを行う現場というのは、意外に少なかったりするのです。今回、そういった状況に立ち会えて嬉しかったですし、また1つ、クラシックの楽しさを身に付けられた感じでした。どうもお疲れ様でした!…またどうぞよろしくお願いします♪
☆Tsukasa さんのHP…www.hadashi.jp/
☆丸の内オアゾのHP…www.marunouchi.com/oazo/index2.html
クラシック曲がデュオで、ぎゅっと凝縮されて
こういう感じになるんだな~と、聴きながら楽しく、
心休まるひと時を過ごしました。
また、竹内さんの緊張っぷり?が垣間見られるめったに
ない機会でもあります。(いつも演奏中は落ち着いてま
すものね)でも、楽しそうでもありましたね。
またの機会がありましたら間に合いたいものです。
結構特殊なのかもしれませんが(実際、それ用にアレンジ
された譜面を使っていますし)、コメントにある通り、
曲の魅力が凝縮された空間を作り出せたとも言えます。
故に、楽器それぞれの負担も多くなるので、それが緊張に
繋がるのかもしれませんが(笑)、楽しかったのは事実です。
また機会があったらお越し下さいませ♪
写真みて思いましたが『ゲルニカ』が!
調べてみるとなんと原寸大だそうで、気がつかなかった(悲)。
今度また見てこようと思います。
トリオでここで演奏するなら曲は決まりですね!
あの大きさだと、さぞかし迫力がありそうですね…。これからの
演奏にも影響が出てきてしまいそうです(笑)。会場はホール的な
反響の役割を果たしていたのでしょうか。演奏していても、とても
気持ち良く感じられました。またどうぞお越し下さいませ!