懐かしの切符も揃っていますが(笑)、こちらは置いといて、車両を見てみると、側面の中心部ぐらいまで緑色のラインが入っているのが分かると思います。これは、現在で言うグリーン車の部分であり、当時は2等車と言っていましたが(普通車が3等車)、つまりは1両で2等車と3等車を分けていた車両であるという事です。話しが若干それますが、スロハ…の“ス”は、客車の重量を表す記号(37,5トン以上、42,5トン未満)であり、“ロ”は2等車、“ハ”は3等車を表します(昔は、1等車から順に、イロハ…で区別していったのですが、現在は1等車というものが無くなり、“ロ”と“ハ”だけ生き残っているのです)。
せっかく戴いたので、どこで走っていたのかを調べたいところですが、1両で2等車と3等車の双方の設備があるという事は、あまり車両数の長さを必要としない列車…すなわち、大幹線の有名な特急とかではない可能性が高そうです。昔は長距離の普通列車(上野発、青森行き…等)が沢山走っていたものでしたが、こういった列車に連結されていたのかもしれません。または、ローカル線を走る優等列車…例えば、今ではほぼ見掛けなくなった、急行料金の必要な急行列車や準急列車に存在したとか…。考えれば考える程、その空想(妄想?…笑)は膨らみます。
…戴いた切符と共に、少し旅気分に浸れた今日この頃でした…(笑)。