4月12日(1日目)
この日は吉祥寺 Meg にて、西仲さんとのデュオ編成でお送りしました。そして、4月12日というのは西仲さんの誕生日の日でもあります。西仲さんのバースデー・ライブは恒例ともなってきて、自分も今回で3回目の参加?となりますが、前回〔西仲美咲バースデー・ライブ2011参照〕、そして前々回〔西仲美咲バースデー・ライブ参照〕と、どちらも Meg で行われており、このお店で行う事が、そもそも恒例化しているようです。これは、居を沖縄に移しても変わらないようですね(笑)。
この日は、この次の日に一緒に演奏をする、ドラマーの国場幸孝君が遊びに来てくれました。この時に楽器はセッティングされていなかったので、一緒にセッション…というわけにはいきませんでしたが、昨年のバースデー・ライブの時に、同じくドラマーの和丸君が来てくれた事を思い出したものでした。和丸君の時は殆どの曲で一緒に演奏したような記憶がありますが(笑)、思えばあの時が、西仲さん、自分、和丸君のトリオ編成の、誕生の切っ掛けになっていたような気がします。今では沖縄で演奏するというと、大体この3人で…となっていますから、切っ掛けと言うのは、どこで転がっているか本当に分からないものですよね…。
曲は、沖縄民謡のジャズ・アレンジ曲を中心とした感じだったでしょうか。また、久し振りに西仲さんのオリジナルの“Pray”を演奏した事も特筆出来るでしょう。実は来月、西仲さん名義で新たなCDアルバムを作ろうという話しが出ており、それは沖縄民謡のアレンジ・バージョンを集めたものにするという事が決まっております。その為にも、沖縄民謡のアレンジ曲をライブで演奏しておく事は大きく、また新たな広がりを持ってレコーディングに臨めるというものなのでした。こちらも楽しみにして頂きたいと思います。
さて、この日はやはりバースデー当日ライブ…。盛り上がらないわけにはいきません。ライブ後にはケーキも振る舞われ、皆でバースデー・ソング(演奏:竹内)を歌い、右上写真のような集合写真も撮らせて頂きました。この眼鏡は、今後恒例化していくのでしょうか…(笑)。東京ツアーの初日に相応しい、皆で西仲さんを温かく迎えられた1日になったと思います!
4月13日(2日目)
この日の演奏場所は三軒茶屋 Obsounds。編成も、ベースにトオイダイスケ君、そしてドラムに国場君を迎えてカルテットで臨みます。ちなみに、前述の新たなレコーディング…と言っていたメンバーは、この4人で行います。こちらもまた新たな風を吹き込んでくれるでしょう。
この日はまず“Song For You”と“Comin' Home Baby”の2つのカバー曲を演奏し、カルテット編成の挨拶と言いますか、それぞれの演奏者をピックアップしていくようなステージをお届けしました。実は、この場所、このメンバーと言うのは、昨年の11月に行われた、西仲さんの東京生活の最後のライブ〔東京での活動、一区切り!参照〕と、全く状況が同じなのです(あの時、西仲さんは、すぐにでも東京に戻ってきてライブをやる…、と書きましたが、正にその通りになりましたね…笑)。当時の光景を思い出す意味でも、良い時間だったのかもしれません。
この後に、怒涛の?沖縄民謡アレンジ曲が続いていきます。もう皆さんの中では、お馴染みになっていると思われる、“べーべーぬ草刈いが”や、“谷茶前”等、ある意味でスタンダード化もしているのではないでしょうか。そして、一応12日も演奏したのですが、新たな沖縄民謡曲を加えさせて頂きました。童謡らしいですが、“赤田首里殿内(あかたすんどぅんち)”という曲で、これもまた結構なリハモナイズやリズムの変更等を加えていきまして、予想以上に壮大な風景を思い起こさせる曲になりました。CDにも入れたいという事で、こちらでも楽しめる日が来るかもしれません。
そして沖縄民謡と言えば、“てぃんさぐぬ花”は外せないでしょう。今まで何度も演奏してきた曲でもありますが、また少々アレンジを施し、カルテット編成で演奏、そして一番の歌詞だけ、お客さんに覚えて貰って一緒に歌う時間を設けたり…と、色々な流れがありましたが、何となくこの日で、自分達の一先ずの完成形を見たような気がしました。これも恐らくCDに入れるのだろうと思いますが、ここからまたどのように発展して録音されるのが、自分としても興味深く付き合ってきたい曲ではありますね。
誕生日の次の日…という日付にも関わらず、やはりこの日もお祝いムードで、更なるケーキを頂いていた西仲さん(笑)。バンド・メンバーでも分けつつ、またレコーディングの日にお会いしましょう…という事で、気持ち良く終われた1日でもありました。
4月14日(土)
長かったような短かったような3日間でしたが、ついにこの日で東京ツアーも幕を閉じます。この日の演奏場所は、これまたデュオで何度もお世話になっている、経堂の Wonder Land…。編成も初日と同じデュオ編成に戻り、今まで以上に気合いを入れて臨みました。
演奏する曲にしても、これまでの2日間の流れからすると異色の、“Straight No Chaser”からの始まり。この後に“べーべーぬ草刈いが”を挟むものの、デュオで“Comin' Home Baby”、そして“One Note Samba”と、ジャズ・スタンダード曲を続けていきます。自分達の武器は沖縄民謡曲だけではない!…と言い聞かせているかのようで、何故か自分も熱いものを感じたのか、いつも以上にガンガンに弾いていった意識がありました(笑)。また、相当久し振りに“Country”を弾いた事も特筆されるかもしれません。曲の持つパワーの凄さを、改めて感じた1日だったとも思います。
この日の演奏は本当にたっぷりで、1ステージ目に関しては、それこそ1時間20分ぐらいは演奏していたのではないでしょうか。この時の西仲さんは、演奏する曲のリストだけを作って、曲順はその都度決めていく…という形で進めていっていたので、次の曲を決めてる段階で、恐らく終わろうという意識が無かったのではないかと思います(笑)。つまりは、それだけお互いに盛り上がっていた1日だったという事でしょう。お客さんとの一体感も最高の一言で、正にお店一丸となって、この日のライブ、更には東京ツアーの千秋楽の日を作っていった感じでしたね。演奏も楽しく、あっという間に過ぎ去っていった時間でもありました。どうもありがとうございました!
お客さんを交えての記念写真…、怖いです(笑)。そしてこの日、お店のマスターのケンさんから自分は、ある物を戴いてしました。ケンさん自らがコレクションしていたという、昔の切符(硬券有り!)や、昔の何かの客車のHOゲージ等、これまたテンションがググッと上がりましたね…(笑)。このお陰なのか何なのか、この日のライブ後の自分のテンションは可笑しいものになっていましたが(笑)、皆さんもノリノリで、自分もノリノリ…。何も問題はありません。気付けば、もう自分の終電の時間に近付いていました…。
これで、3日間の西仲さんの東京ツアーは無事に終了しました。沖縄を拠点にすると、東京でライブをやる事自体が、少しハードルの高いものになってしまうリスクがあるわけですが、それにも関わらず、東京で生活していた時と、何ら変わらない感覚でライブを行う事が出来たのは、自分達への自信に繋がった事は間違いありません。恐らく、レコーディングもスムーズに行え、またこうした環境でライブも行えるものと思います。自分にとっては、今月末の沖縄でのライブ〔2012年4月のライブスケジュール参照〕も控えていますが、良い流れを作れていると思います。どうぞ今後にも期待して下さい。とにかく、大きな大きな3日間でした…。どうもお疲れ様でした!
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/
☆吉祥寺 Meg のHP…www.meg-jazz.com/
☆三軒茶屋 Obsounds のHP…http://www.obsounds.com/
初めての人もいっしょに行きましたが、とても喜んでくれたので
私もうれしかったです。新CDに期待が高まります♪
ところで写真にいろいろ写ってる、カラフルメガネ群はお店の
備品?はたまた西仲さんのコレクションでしょうか?
竹内さんが、硬券を手に放心している(?)写真…面白い、
そりゃあもう、ノリノリになりますよね!
いや、勿論、心の中では歌ってますよ(笑)。
>おちゃさん
どうもありがとうございました!…3日間の中の唯一の
カルテット演奏の日でしたが、楽しんで頂けたようで
何よりです。新CDも、是非とも御期待下さいませ!
カラフルメガネは…これは西仲さんと、とあるお客さんの
コレクションですね(笑)。前回の沖縄でのライブから、
何だか恒例になりつつある慣習の1つです(笑)。