3バンド中の、1バンド目の出演という事で、リハーサルも一番遅い時間ではありましたが、つまりはリハーサルから本番までの時間が、結構短いという事も意味しています。…実際、この日のリハーサルは19:10くらいにやっと終わった感じがあり、自分達の出番予定が19:30でしたから(結局、10分押しで始まりましたが…)、慌ただしかったと言えば、慌ただしかったとも言えます。しかも、今回のステージは新しい事をやるのが目白押しという状況…。冷静にも考えたいライブでした。
この日の1曲目は、まだタイトルが決まっていない、トランペットの織田君の新曲から始めました。最近の TRI4TH は、2枚目のオリジナルCDアルバムに向け、色々な曲を試行錯誤の上で制作しており、この曲もそんなプロジェクトの一環の流れとも言えましょう。そのまま、最近よく演奏している“Black Panther”に繋げ、TRI4TH の音楽感を広げていきます。
どんどん曲は繋げていって、3曲目は自分のオリジナル曲、“New Life Standard”をお送りしていきました。自分が正式なメンバーになってから、ほぼ毎回演奏している曲で、こちらも徐々にお馴染みになっている感じでしょうか。それぞれのソロを全面に打ち出した構成としており、ある意味で TRI4TH としては珍しい部類に入る曲なような気がしています。
まだまだ曲は続けます。…と言うか、今回は全部で6曲程演奏したのですが、そのどれもが、ほぼ間を挟まずに演奏していった感じでした。MCは曲のイントロ中か、本当に少しだけ曲間が空いた、ほんの何秒という時間のみです。勢いを殺したくないという思いがどこかしらにあり、そういったライブにも対応していきたいという気持ちの表れでもありましょう。確かに、今回のライブは本当に勢いがありました。
…勢いもそのままに、4曲目も新曲です。こちらはサックスの藤田君が書いた“Cameroon”という曲で(まだ仮題らしいですけど…笑)、こちらも今までの TRI4TH には無い雰囲気と言いますか、何だかタイトルの影響もあるのかもしれませんが(笑)、不思議に頭の中をループしてしまいそうな曲です。今後、お馴染みな曲になっていくのかどうか、楽しみですね。
そして5曲目ですが、こちらはメンバーの皆にとっては懐かしいという、“Sister Salvation”という曲でした。…が、自分はこの曲をやるのは初めてで、その事実に気付いたのが本当に最近という(笑)、なかなかの突貫工事並みに挑戦した曲でもありました。ただ、頭の中には入りやすい曲で、演奏自体もリラックスして弾けていたと思います。最近の TRI4TH には無いアレンジのような感覚が見出され、それが逆に新鮮だったのかもしれません。何故、ここ最近で演奏していなかったのか、謎でもありますね…。
最後の6曲目は、よく演奏している“Hammer Head!”という曲で、これこそ勢い重視的なところがあったので問題は無かったのですが、振り返ってみると、今回のセットリストの内の半分は(自分は)新曲になっていたのです。しかも、写真を見れば分かりますが、自分も TRI4TH では初めて、全曲暗譜で弾いているのです!
TRI4TH のメンバーは(特に、フロントの2人は)、基本的に楽譜を見ないで演奏しているのですが、自分は後から入ってきた身でもあったので、今まで譜面は一応置いて、それで演奏していました。ただ、新曲を披露するにあたり、状況は他のメンバーと変わらないという事で、一応新曲に於いては、見ないで演奏する事を決めてきたわけだったのですが、結局、残りの曲を見て演奏するとなると、譜面台は常に前に置かれてしまうわけで、見た目的には“譜面を見て演奏している”状況と、何ら変わりがありません。…それならば全部覚えてやろうじゃないかと、この日は全曲暗譜で立ち向かったのです。ただ、自分は基本の演奏スタンスが、譜面という“1枚の絵”からインスピレーションを受けているような部分もありますので、少々戸惑った部分も、無いとは言えません。ただ、メリットはやはり沢山ありましたし、同時に、譜面を見ない事による自分への課題も見えたライブでもありました。個人的な問題ではありますが、今後に是非とも生かしていきたいですね。あっという間に過ぎ去った40分間でしたが、バンドの魅力を凝縮してお届けしたステージでもありました。どうもありがとうございました!
この日のライブは3バンドの出演…と先程言いましたが、1バンド目の出演というのは、後に出てくるバンドをゆっくりと見ていられるという特典も見逃せません(笑)。特に、2バンド目の鈴木淳史さんのステージでは、その方の先輩にあたる織田君もゲストとして出演し、ダブル・トランペットでの演奏をここで披露してくれました。3バンド目は、このライブにしては打って変わって、ボーカルが入るバンドとなっており、少し民族的なサウンドが心地良く、そして気だるい感じを提供してくれていました。それぞれに個性があった今回のライブ…、楽しい時間を過ごせたと思います!
さて、TRI4TH の次回ライブですが、4月27日(金)で、また同じく渋谷 Plug となっております。またまたお越し頂きたいところですが、実は今後も TRI4TH は Plug でのライブを幾つか決めており、まだ予定の部分もあるのですが、それこそ毎月のようにやっていく事になるかもしれません。勿論、それ以外の場所でのライブも予定されていますから、いよいよ本格的にライブ活動の兆しが見えてきますが、ひとまず4月まで、その忙しさはお預けになるようです。どうぞこれからに期待していって下さいませ。皆様よろしくお願いします!
☆TRI4TH のHP…http://www.tri4th.com/
☆渋谷 Plug のHP…http://www.shibuya-plug.tv/
しかも竹内さん、TRI4TH加入後初の全曲暗譜で立ち向かって
いたのですねえ。ブログを読むまでこういうことはあまり意識して
いなかったので、次回もし機会あればそのあたりも興味深く…。
初めてのお店でしたが、駅近の意外な場所に。
おかげさまでいろいろ探検させていただいております!
自分達としても、こういう場所での演奏というのは、
バー等で行われるワンマン的な場とはまた違った側面の
試行錯誤を繰り返しながら、ステージと向き合っています。
場所が変わると、演奏のスタンスも変わってくるのです…。
こればかりは、何度も見ていかないと分からないかも
しれませんが、また色々と探検していって下さい(笑)!