3月24日(1日目)
今回も、前回と同じく2回公演(16:00~、19:00~)となっていたので、入り時間もお店に11:00と、結構早いものとなっていました。時期的に春休みという事もあって、新幹線は満席に近い状態となっており、列車自体を選ぶ事は出来ず、名古屋駅に10:40集合(前回と同じです)ギリギリの列車となってしまいました…。また、現在の“のぞみ”号というのは、臨時列車以外、ほぼN700系で構成されているのですが、乗った列車が700系だったところを見ると、ある意味で繁忙期ならではの光景を楽しめたとも言えましょう(笑)。
自分はよく、東海道新幹線は品川駅から乗るのですが、ここから“のぞみ”号で、名古屋駅までは約1時間半という行程になります。いつもなら景色を見たり、車内の雰囲気を楽しんだりと、大忙しなのですが(笑)、今回は名古屋駅に着くまでにやる事がありました。右上写真を見ても分かるように、この日の為の譜面書きで、まあ、本来この作業をやる筈だった前日の夜に自分が寝落ちしてしまったのが悪いのですが(笑)、とにかく、この場で完成させなければなりませんでした。しかし、全速力で走っている新幹線の車内での譜面書きは大変で、混んでいたという状況も拍車を掛けていたのかもしれませんが、小さいテーブルの上では作業が捗らず、おまけに列車の揺れからか酔ってしまい、小田原駅を過ぎた辺りでいったん中断…。そして時間を空けて、また書き始める…という状況を繰り返しておりました。
最後に書き終わったのは、浜名湖を通過していた辺りだと思いますが(笑)、まあ、何とか間に合わせる事が出来て良かったです。勿論、名古屋駅にも時間通りに無事に到着し、送迎の車でお店に向かい、リハーサルも順調に運ぶ事が出来ました。ひとまずはホッとする状況になりましたが、この日は2回公演…、まだまだ長丁場なのです。…とは言え、リハーサルが12:00過ぎに始まり、お客さんの入りが15:00を予定していたので、わりと時間には余裕がある配分になっていたので、じっくりとステージの確認を行えたとは思います。しかし、色々な見所が用意されている今回のステージ…。楽器によっては持ち替えも発生し、曲の繋ぎもシビアに行われていたりするので、気を抜くにはいきません。
さて、今回は2回公演となっていましたが、写真も含め、その2つを織り交ぜながらお送りします。1回目、2回目と、ほぼ同じ構成となっていましたが、曲の雰囲気によっては、明らかに夜っぽい曲とかも存在したので、1回目の公演では違う曲も入れる等、少々の変化は付けてお送りしました。そして勿論、同じ曲目だとはしても、演奏の内容の違いも出てくるのがライブというものです。やはり、その場のインスピレーションを受けながら自分達は演奏しているわけですから、良い意味で、同じ演奏が2度も出来る筈が無いのです。お客さんの中には、どちらの公演も見て頂けた方がいると思いますが、そんな変化を楽しむ事が出来たのではないでしょうか。
今回のステージは、何度も言っていますが、“ライブ”…と堂々と宣言しています。夢輝さんの場合、その魅力は歌だけに留まらず、踊りやステージ上での演技の側面もありますので、いつもそちらの見所も沢山詰めて披露しているのですが、今回のメインは、やはり歌であり、演奏なのです。曲目的にも、それらを意識したものになっているのは明らかで、元宝塚時代の曲や、夢輝さんオリジナルの曲は勿論、“残酷な天使のテーゼ”や“懐かしの歌謡曲メドレー”等々、意外に思われる曲や、正に時代のドンピシャ(笑)とも言える曲が登場したのは、そのバラエティ溢れる魅力ならではなのかもしれません。
個人的に印象的だったのは、夢輝さんが作詞・作曲した翔陽中学校校歌を初披露した事です。これは以前、自分もレコーディングを手伝わさせて頂いた時の記事を載せていますが〔2時間で終えられたレコーディング参照〕、その内の1曲は、この校歌でもあったのです。
馴れ初めとして、夢輝さんの地元、室蘭での母校とも言える学校の文化祭で、自分と夢輝さんの2人でライブを行った〔夢輝のあ、北海道、室蘭ツアー(2010.9.30~10.5)参照〕時の事を覚えていますでしょうか。この時、その中学校はその年で廃校になってしまうと書きましたが、より詳しく書くと、別の学校と合併して、新しい中学校に生まれ変わるという事だったのです。そして、その校歌の依頼に、夢輝さんに白羽の矢が立てられたという事なのでした。
この校歌が生まれたのは昨年の秋頃だったと思いますが、ファンの方からも、是非とも聴いてみたいという声が多かったそうで、今回のライブで実現させて頂いたのです。そして、楽器陣からのおまけ…というわけではないのですが(笑)、オリジナル・バージョンをお届けした後に、インストによるジャズ・バージョンも演奏させて頂きました。メロディ・ラインは生かしつつ、せっかくなら…と、当中学の吹奏楽部にでも、是非とも演奏して貰いたいようなアレンジに仕上げましたので(笑)、こちらも披露する機会があって良かったです。自分としても遣り甲斐のある時間だったと思いました。
そして極めつけのイベントとしては、2回目の公演時に、夢輝さんにバースデー・サプライズを施したという事です。公演の最後の曲である“Joy Of Life”と、夢輝さんが言った瞬間に、自分が弾き始めたイントロは、その曲ではなく、“Happy Birthday”のイントロでした。その時の夢輝さんの、何が起こったのか分からない!…と言わんばかりの表情が忘れられません(笑)。楽器陣とスタッフ、そしてお店の方々に協力して頂き、ステージ上に誕生日ケーキを持っていかせる事に成功しました!…そして、そのままお客さん方も交えてバースデー・ソングを歌い、一気に会場は祝福の雰囲気に包まれます。意外と、こういうのには敏感に気付くタイプだと聞かされていた(笑)夢輝さんでしたが、これは大成功だったと言えましょう。いやー、面白かったです。この日はタイトル通り、“バースデー・ライブ”なのですから、これくらいはしないといけませんよね…。発起人であるドラムの Soki 君、ナイス判断(笑)!
そのまま、ちゃんと“Joy Of Life”は演奏し(当たり前です…笑)、アンコールへと突入して、長い長い公演は終了しました!…それぞれ、1時間半ずつのステージだったと思いますが、色々なイベントやサプライズも含めて、心からやり切った感じでした。それぞれの演奏者にも見所が沢山あり、本当に変化に富んだ時間だったと思います。今回限りのステージにするには惜しい限りですが、貴重な時間を共有出来た事に感謝したいです。改めて、ありがとうございました!…そして、関係者の皆様、お疲れ様でした♪
そして当然の如く、打ち上げも盛り上がりました。今回のライブを企画して下さった、愉快な新聞記者の方や、出演者の誰より明らかに目立ってしまう美容師の方など、こちらもバラエティに富んだメンバーでお送りしたライブ(打ち上げ)でしたね(笑)。ここではサプライズで使用した誕生日ケーキを、皆で取り分けて食べさせて頂きました。おめでとうございました!
そもそも、打ち上げが始まった時間が遅かったせいもありますが(22:30くらい)、お店を後にしたのは、夜の2:00くらいだったでしょうか…。更に自分達は、そのままホテルの部屋で右上写真みたいな状況で、最後の夜を楽しんでいた?のですが、これはある夜を思い出させてくれますよね〔長野遠征演奏参照〕。結局、お開きになったのが4:30くらいで、眠れたのは朝の5:00くらいだったでしょうか…。何だか最後まで楽しい遠征ツアーでした(笑)。
3月25日(2日目)
2日目…とは言え、この日は10:00頃にはホテルをチェックアウトし、昼過ぎにはもう東京に戻ってきてしまっていました(流石に、帰りの新幹線内では爆睡でした…笑)。…と言うのも、この日の夕方からは、次の日のブログにある通り、銀座わしたショップでの演奏が入っていましたので、いったんキーボードを取りに自宅に帰らなければならなかったのでした。前日の1日目から考えると、長丁場と呼べるのは、この2日目の夜まで含まれるものなのかもしれませんが、お互いに充実した2日間だったと思います。怒涛のように過ぎた時間でしたが、皆さんと楽しさを共有出来て何よりでした。またどうぞよろしくお願いします!
☆GOLDENBIRD Records のHP…http://www.goldenbird.jp/
☆Blue Note Nagoya のHP…http://www.nagoya-bluenote.com/index.html