そういった状況を端的に表せたのが、いわゆる“曲順”で、選曲に関しては特に珍しくはないように思ったのですが、曲順を変えるだけで、演奏する側にとって(恐らく聴いている人も)随分とライブの様子が変わるなと思った1日でもありました。
…とは言え、最近よくやっていた曲ばかりを取り上げていたのではありません。今回、久し振りに演奏したのは、オリジナル曲の“The Day Of The Black Key”や、一時期はよく演奏していたジャズ・カバー曲“Falling Grace”でしたが、この辺りを押し込んだのは、自分的にもとても新鮮でした。また、スタンダード曲で“Autumn Leaves”をやりましたが、1ステージ目の最初にいきなり演奏したのは、やはり新鮮でしたし、その次にお馴染みの曲、“Guernuca”を演奏したのも、1,2曲目の繋ぎとしては珍しいものでした。
その中でも、先月行われた前回のライブ〔自分名義ライブ、シークレットな38回目参照〕でも取り上げた『わらべ JAZZ』の中からの曲を演奏したのは、前回からのある一定の共通項を見出すという意味でも、やっておいて良かった曲でした。今回、新しく“シャボン玉”を演奏させて頂きましたが、こちらもピアノトリオでもしっくり来るような、違和感無いアレンジで進められたと思います。
…と、色々とライブを考察してしまいましたが(笑)、やはり単純に、ピアノトリオのライブは楽しいという気持ちが大きかったです。今回、自主的に行ったライブでは本当に久し振りに、ゲスト等を加えないで行ったライブだったのですが、演奏における自由度の高さや、表現力の限度の無さ等、他には無い充実感を得られる事が出来ました。これぞ、同じメンバーのみで、何度もライブをやってきたという証でしょう。
…ついに、次回は第40回目のライブとなります。せっかくなので、少し時間を頂いて考えてから開催したいと思っていますので、しばらく時期的にはお待ち下さい…。むしろ、考える事が沢山で困ってしまいますが(笑)、また楽しみにして頂ければと思います。どうも今回もありがとうございました!
●今回のセットリストです!
・1ステージ 1、Autumn Leaves
2、Guernica(オリジナル、リアレンジ・バージョン)
3、シャボン玉
4、Valse Op.34 No.2
5、La Cantaora(オリジナル)
・2ステージ 1、The Day Of The Black Key(オリジナル)
2、Falling Grace
3、ドレミの歌
4、Monte Fiesole(オリジナル)
5、Spain
・アンコール ・Someday My Prince Will Come(ピアノソロ)
☆外苑前 Z・imagine のHP…http://www.radio-zipangu.com/zimagine/
☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆佐々木俊之のHP…http://www.toshiyuki-sasaki.com/