ボーカルの amin さん、河口恭吾さん、そしてギターの関淳二郎さんと自分の4人で、演奏をしていったツアーでしたが、勿論、それに関わって頂いた方も本当に多く、日本人然り、中国人然り、人と人との繋がりの大切さや、共通の事を目指して協力してやっていく事の素晴らしさが改めて理解出来た10日間だったとも思います。
そもそも、日本人が中国で演奏を行うというのは、北京や上海ではよくあるのですが、その他の都市となると相当事例が少なくなってしまうのです。今回のツアーはそういった事情も念頭において、なるべく日本人が行かないような都市も回るようにしていました。つまりは、日本人があまりいないような場所に行ったわけですが(特に西寧という所は、日本人は10人ぐらいしか住んでいないとか…)、それでも現地の人の日本への関心度は高く、特にインターネットの普及した現代では、中国で日本のドラマが流行っていたり、CD等の音楽がいつの間にか出回っている等、何かしらの形で日本の文化を知っていたりするのです。
…故に、やはり中国から受ける刺激は相当なものでした。左上写真は青島の、右上写真は成都でのライブ公演後のものですが、現地の人の温かい拍手や声援、そして本当に多くの協力してくれる方々等、それは感謝してもし切れないくらいのものです。いま自分は、とても貴重な、そして良い経験をさせて貰っていると、改めて認識させられた次第でした。
…と、言葉にすると少々堅苦しい感じになってしまいがちですが、本当に楽しいツアーだったのです。音楽も、周りの人も、周りの出来事も…、全てが最高でした。こんな経験、なかなか出来ないと思います。自分にとって、とても刺激的なツアーであったと共に、色々な都市を巡って日本の文化を伝えるという意味では、このプロジェクトはまだまだ終わりのないものである事も確信させられました。…興味は尽きません…。まだまだその刺激を受けに行きたいと思う、今日この頃なのです!