そもそも忘年会での演奏…と聞いていたので、あくまで余興で、会場の隅の方でBGM的に演奏するのだろうと思っていたのですが、いざ現場に行ってみると、会場の前方に大きなステージがドンと置かれ、既にピアノが用意されているではないですか。これは完璧に、演奏の時間枠が設けられているという意味で(笑)、30分~40分、たっぷりと弾いていって良いとの事…。時間的に、普段の自分達のライブからすれば短いものですが、これが忘年会内での演奏となると結構な時間です(全部で2時間半ぐらいの会ですので…)。急に身が引き締まりますね。
東京荒川ロータリークラブの方達の年齢層は、40歳~80歳…。今回はジャズの演奏を依頼されていましたが、30分強で、退屈しないで演奏を見せるという意味では、色々な試行錯誤が必要とされました。元々リクエストのあった“Take Five”は、無条件で必要とされるので問題は無いのですが、どの辺りの曲を持ってくるかというと、なかなか頭を悩ませます。一応、ジャズは皆さん好きだと仰ってくれるのですが、知ってる曲だからこその楽しみというのもありますし、それは演奏の直前まで考えさせられたものでした。
…そんな時、郷原君が最近、個人でカバー・アレンジを施してくれた曲があった事に気付きました。それが、先月のライブ〔秋でも暖かい参照〕で披露させた“川の流れのように”です。当然の如く、皆さん御存知の曲ですし、アレンジもしていますから、少しアドリブの展開も披露出来る等、今回の会では打って付けの曲だと思ったのでした。
結果は大成功で、サビの部分など、サックスのメロディに合わせて、歌を歌って頂けた方までいたくらいでした!…アレンジを施したと書きましたが、その度合いのバランスが良かったのでしょう。ある程度、原曲の雰囲気も大切にしつつ、また良い意味で、少し違ったところも見せていける…という感じだったと思います。
これらの曲にクリスマス曲を交ぜつつ、アンコールまで頂いてしまって終了しました。予想を遥かに超える盛り上がり具合で、これは本当に演奏し甲斐がありましたね(笑)。短い時間の中でしたが、広範囲の曲をギュッと凝縮して披露出来て、自分達らしさも伝えられた演奏になりました。お酒の席でもありましたので、この後自分達には、ビールやらワインやらがやたら振る舞われてしまうのですが(笑)、CDも購入して頂けたりと、充実した時間を過ごせたように思います。ちなみに、この後のビンゴ大会にも参加をし、郷原君はステーキ5枚セットを当てていました。…羨ましい(笑)。
更にこの後は、気付くともう1軒呑みに誘われてしまったりして、あれよあれよと言う間に、いつの間にかカラオケの前でサックスを披露するという展開になってしまっていました(笑)。いやあ、時間の流れというのは恐ろしいものです…。しかし、楽しい時間をどうもありがとうございました♪…今回お誘いを頂いた方の会社のHPに、少しだけこの日の出来事が紹介されていたので、どうぞ御覧になって下さいませ!
☆志幸技研工業のHP…http://www.cico.co.jp/
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/