今日は、丸の内(有楽町)にある東京會館という建物のゴールドルームにて、ボーカルの夢輝のあ(黒光由佳)さんのバースデー“イブ”コンサートをやってきました。バースデー“イブ”という事は、次の日の3月23日が誕生日という事ですが、祝日という事もあって今日が選ばれたのでしょう。ファンの方と一緒に、楽しいコンサートをやっていけたと思います。
東京會館の創業は大正11年と非常に歴史ある場所でもあり、建物に一足踏み入れた瞬間に、その独特な内装に魅力を感じてしまいました。時代は感じられるのですが、モダンであり、古さと新しさ上手く共存されている空間なのでしょうね…。今回コンサートを行う場所は、この建物の11階にある“ゴールドルーム”という場所にてで、片側の壁は煉瓦調だったのですが、照明や自動式カーテン等、近代的な設備も調っており、環境的にも良いコンサートになる事は間違いありませんでした。
今回は、ボーカルに夢輝さん、ピアノに自分、そして、チェロに井上真那美さんと、なかなか珍しい編成でお送りしました。基本はカラオケを流して歌われるのですが(もちろん、生楽器だけで歌う曲もありました!)、それに生楽器を足していく形での演奏です。実際、カラオケだけでも成り立ってしまうのは十分承知なのですが、ここに生楽器を足していく事で、より音圧も生まれ、更に広がった空間を表現していきたい…というのが、夢輝さんの強い要望だったのです。このように、今回のコンサートは、結構夢輝さんの意見が反映されているようで、だからこそ、皆で作っていくコンサート…という意思が、よりはっきりと感じられました。こういった形は、やりたい方向が見えやすくなっているので、自分も手伝いやすいんですよね。ちゃんとした一体感がそこにはあったように思いました。
今回の試みとして突出されるのは、やはりお客さんからによる、リクエスト・コーナーを設けた事でしょう。事前に、夢輝さんのブログでリクエストのアンケートを行い、それを集計して、上位の曲を演奏するというのです。やはり宝塚時代の曲を要望する方は多く(現在はそんなに歌わないから…という事情もあるのでしょう)、それらの曲を連続して演奏するスタイルは、正に圧巻の一言でした。
夢輝さんは、宝塚時代は男役の人でもあり、そういった低い声の歌声を期待されているのだとも思いますが、もちろん女役になっていた時の声も出しているわけです。しかし、それらを連続で歌う…というのは、身体的に大変ではない筈が無く、その部分は苦労されていたようですね。それでも歌い切ってしまうのですから驚きですが、お客さんには強く喜んで頂けたのではないかと思いました。
もちろん、今まで発売されたCDからの曲も何曲かやりまして、今回のコンサートに華を添えていた感じでした。こうして振り返ってみると、本当にありとあらゆる曲を今回は演奏したなと思いますが、それに柔軟に対応できている…というのも、よく考えたら凄い事ですよね。ファンの方々を大切にする夢輝さんの思いが、切々と伝わってきたコンサートでもありました。自分はサポートという立場でしたが、多くの方に喜んで頂けて良かったです。
また、この日は自分のオリジナルCD“Pictures”も多くの方に購入して頂けまして、本当に有難かったです。改めて、この場を借りてお礼申し上げます!
そして、打ち上げでも盛り上がらせて頂きました(笑)。自分は基本的にはビールの筈なのですが、ワイン好きの夢輝さんとくれば、自分も便乗しないわけにはいきません。結局何杯飲んだのかは忘れましたが(笑)、最後まで楽しい時間を過ごさせて頂きました。皆さん、どうもお疲れ様でした!
☆GOLDENBIRD Records のHP…www.goldenbird.jp/
☆丸の内東京會館のHP…www.kaikan.co.jp/