1階がショップ、2階がお茶飲み場?となっているわけですが、それでも決して広いスペースではありません。自分達で楽器やアンプを持っていき、2階の限られた場所で何とか設置を試みます。…まあ、大変だったのは自分のキーボードだけの話しで、ボーカルには特に何も施す必要はありませんでした。…と言うのは、ボーカルはオフ・マイク…つまり、マイク無しの生の声でお届けする事になっていたからです。これは、挑戦的な試みと言えばそうなのですが、シンプルな発想でいくと、生声というのが当然のスタイルなのかもしれません(キーボードは電子楽器なので、流石にスピーカーが必要になりますが…)。アコースティックに、今その場所にある音…というのを大事にやっていきました。
今回、自分達以外の出演というのは勿論無く、最初から最後まで2人での演奏でたっぷりとお届けしていきました。また、お店に展示されている数々の絵。これこそ、鹿嶋さんとこのお店を引き合わせたタガワマコトさんという方(右上写真参照)の展示のもので、今回はこの展示とのコラボという意味も持ち合わせてのライブとなっていました。独創的且つ、神秘的な雰囲気…。確かに、鹿嶋さんとの相性も抜群な気がします(笑)。
…さて、この Lasah は本格的なお茶が頂けるお店なのですが、ライブ中にもその利点は取り入れていきます。今回は2ステージ制+おまけ…という構成になっていましたが、まずはステージが入る前に1杯、3曲程やってまた1杯、そして1ステージ目と2ステージ目の間に、3杯目のお茶と、お茶菓子を…。そして“おまけ”の前に最後の1杯…と、まるでお茶ライブのフルコースでも思わせるような、そんな流れを堪能出来る1日となっていました。そして、お店のマスター曰く、このお茶にもそれぞれ意味を持たせてあったようで、コラボ…というのは、お店も視野に入れられたものだと気付いたものです。改めて、壮大なプロジェクトだと思いましたね。
さて、今回のライブは曲数でいくと、それぞれのステージで7曲ずつ、そして“おまけ”で3曲程演奏したので、全部で17曲(!)という事になりましたが、これは自分が鹿嶋さんと共演して以来、最多曲数のライブでもありました。鹿嶋さんのワンマンライブというのは、以前にもやらせて頂いた事がありますが〔鹿嶋敏行ワンマンライブ参照〕、この時は時間的に1時間20分くらいだったので(今回は、休憩は挟んでいますが、2時間以上の時間が経っていました…)、今回は本当に盛り沢山なライブだったのです。ただ、終わってみるとあっという間で、やはり充実した時間が過ごせたのだと思いました。1曲1曲の選曲にちゃんと意味があり、そして曲に対する思いも、並大抵なものではないと感じましたし、それはお客さんも納得の事だと思います。これが、鹿嶋さんの言う“カジマ・ワールド”だったのかもしれませんが(笑)、自分も存分に堪能させて頂きました…。どうもありがとうございました!…そして、また次のライブに向けて、楽しい世界を作っていきましょう♪
☆鹿嶋敏行さんのブログ…blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world
☆二子玉川 Lasah のHP…lasah.jp/index.html