この日は月曜日という、いわゆる週の初めの日でしたが、満席以上のお客さんにお越し頂けました。途中からは補助椅子的なものを出す必要がある程の状況で、如何にこの日が皆から注目されていた事が分かります。メンバーとしても、自分は国場さんとは初めてで、緊張感も発生するライブでもありましたが、やはり間に西仲さんが入る事で、どこかリラックスした感じにさせてくれるんですよね。これが琉球パワーなのかもしれませんが…(笑)。
曲の流れとしては、ジャズ・スタンダードは勿論演奏しましたが、やはり、今までやってきた西仲さんのオリジナル曲や、沖縄民謡のアレンジ曲が特徴的なライブでした。よく見るとお店のチラシにも“沖縄 Jazz”と堂々と銘打たれていて、改めて、西仲さんが沖縄に帰る行程いうのも、物凄く前向きで、物凄く自分の音楽を見つめ直す切っ掛けにしている…のだと思ったものです。それらの曲を何曲か演奏していくと、どちらが沖縄民謡の曲で、どちらが西仲さんのオリジナル曲だか、もはや分からなくもなってくる感じもありましたが(笑)、そう思わせてしまえばこのプロジェクトは成功でしょう。
思えば自分は、2007年の11月に西仲さんと初共演を果たし(その時のブログ記事は残念ながら書いていませんでしたが…)、カルテット編成になってライブをやったのが、2008年3月の事〔竹内大輔の写真日記(~2009)、いつもとは違う Ami`s Bar 参照〕。記事を見返すと、この頃から“てぃんさぐぬ花”を演奏しているのには驚かされますが、大きく変わったのはやはり、初の西仲さんのオリジナル曲、“Aka Is. Funky”を演奏したライブ〔竹内大輔の写真日記(~2009)、西仲美咲カルテット、初のオリジナル曲演奏参照〕からではないでしょうか。よりオリジナリティを…という方向になってきたのでしょう。そして、カバー曲の方向性というのも、徐々に洋楽ポップス系から沖縄民謡系に変わってきて(笑)、今ではそのスタイルは恒例のものと言いますか、むしろ外せない側面にまで成長してきました。これこそ、長く拘り続けてきた事の証ではないでしょうか。そして先日の Obsounds のライブで、しっかりとそれらを証明出来たと、個人的ながら自負しております。
お馴染みの“てぃんさぐぬ花”は、この日はアンコールで行われましたが、西仲さんはここでその歌を歌い始めました。最近の傾向でもありますが、ある意味で究極の琉球音楽表現…。その歌からフルート・ソロになっていく流れは見事ですが(笑)、自分と一番最初に出会った時に演奏していたのも、この“てぃんさぐぬ花”だっという事を考えると、何だか感慨深いものがありましたね…。締めに相応しい選曲、演奏だったと思います。改めて、良い時間をどうもありがとうございました!
こうして、東京での一区切りを付けたライブは幕を閉じました。ただし西仲さんの目は、これまでの事よりもむしろ、沖縄でのこれからの活動に既に向いている事でしょう…。沖縄の離島の学校への訪問、CDの宣伝、そして、年明けにはツアー演奏も考えているという事で、まだまだその冒険心は途絶える事を知りません。自分も精一杯、協力していこうと思っています。
ひとまず、今までお疲れ様でした。そして、これからもどうぞよろしくお願いします!
☆西仲美咲さんのHP…http://misakinishinaka.com/
☆三軒茶屋 Obsounds のHP…http://www.obsounds.com/
竹内さんのソロも、とっても印象的でした。
沖縄民謡のアレンジ曲がすべて好きなのですが特に
「チョンダラー」がお気に入りです・・・・。
またきっと聴ける機会があると思います。
これからも楽しみにしていますね。
なんだかこのコメント欄が「追っかけ日記」化して
しまっていて、自分でも困惑してしまいます。
ここ数日ライブの「余韻ON余韻」の波が押し寄せ
大変(?)です。チャンプルー状態とでも言いますか。
でもまた聴きに行ってしまうんでしょうねえ。
あ~。
“チョンダラー”がお気に入りとは、最近取り上げた
曲なだけに、なかなか気になります(笑)。これからもまた
機会はあると思いますので、どうぞよろしくお願いします。
そしてまた他のライブも…お待ちしておりますよ♪