まず、1日目の16日(日)からです。この日はアルトサックスに海野あゆみさんを迎えての編成となっていて、これは前回〔Generation Gap+海野あゆみ参照〕と同じメンバーでもあったので、慣れた感じで始められた状況ではありました。しかし、その“慣れた”という部分で最も前進していたのが海野さんでしょう。アンサンブルやソロの切り口等、前回とは明らかに“攻め”の度合いが違っていたように思います。これこそ GG のスタイルでもあり、それを見事にステージ化させてみせたのは、流石と言っても良いのかもしれません。
選曲こそ、前回初めて発表した新曲を2曲含めて、似たようなラインナップはあったものの、曲中における新展開への挑戦は、毎回演奏しても新鮮に映るものです。今回のライブで言えば、例えば“Dog Eat Dog”においてはベースとバリトン・サックスが掛け合いを行ったり、お馴染みの“Sappy!!!”ではサックス4人でソロを回していったり(その後の、いつものピアノとドラムの掛け合いは、何だか自分でも不思議に思うくらいな展開になっていったり…笑)、本当に色々ですね。今回で10年、いや、11年を迎える GG ですが、思い掛けない展開になっていくという意味では、まだまだ新鮮味は失われていないと思いました。そして、今後にも期待して良い部分なのでしょう。どんどん駆け抜けていきたいところです♪
しかし、この日は個人的に、最初から張り切り過ぎた部分があったのか、2ステージの後半を過ぎてから、本気でバテてきてしまいました。ピアノとドラムの掛け合いがあったので、そのまま演奏に出すわけにいきませんでしたが、恐らく体力的な問題だったのかもしれません…(単に空きっ腹だったという噂も…笑)。演奏のペース…というのも大事に思わせてくれたライブとなりましたが、何だか GG は頑張りたくなってしまうんですよね(笑)。8人もメンバーがいるからかもしれませんが、サポートながら、主張もしてみたくなる思いに駆られてしまうわけです。そんなスタンスでやってきて、早6年(自分は2005年から参加しているので)。これからもよろしくお願いしたいものです。
さて、2日目の17日(月)に移りましょう。この日はアルト・サックスに、GG 本メンバーでもある宮里陽太君に、久々に登場頂きました。〔2011年初の Generation Gap ライブ参照〕以来の事なので、約半年振りの勢揃い!…という感じになりましたが、もうこの日は、この事がそのままスペシャルな1日になったような気がしました。
この日は、1ステージ目はちょっと曲が少な目と言うか、いつもより1曲少ない、計4曲で挑みました。…と言うのは、2ステージに盛り沢山の企画を持ってお送りしたからです。それは、久し振りに行われたサックス隊のソロ・コーナーで、振り返ってみると、2007年に行われたワンマンライブ〔竹内大輔の写真日記(~2009)、Generation Gap ワンマンライブ at 六本木 Morph-Tokyo参照〕でもやってましたよね。今回はそれ以来となる試みとなりまして、流石に以前のジュリーのようなオチはありませんでしたが(笑)、この時の宮里君のコーナー(曲は御自身の曲である“Happy Tree”でした)での、本人のサックスの吹きっぷりは凄まじかったです(ちなみにこの時のみ、珍しくソプラノ・サックスで挑んでいました!)。シンプルな曲だからこそ、ソロ・ワークが問われる曲でもあると思っているのですが、タイトル通り、本当に幸せな時間を過ごせたような感じでした(この時、他のサックス隊のメンバーは休んでいるのですが、そんな楽屋から、「イエーイ♪」の掛け声が聞こえてきたぐらいでしたし…笑)。
こうして4人それぞれのソロ・コーナーを終え、そのまま3曲も畳み掛けて2ステージを終了させました…。更にアンコールもやりましたから、曲数的にも盛り沢山な1日となりましたが、これこそ節目に相応しいライブだったと言えましょう。終わってみれば、あっという間の2日間でしたが、それぞれの日にちに特徴を見出せる、有意義な2日間だったとも言えそうですね!
次回の GG ライブはまだ決まっていないですが、噂によれば、また Hey-Joe の年末イベントに参加するのではないか…という感じになっているようです。まだ何とも言えない部分があるので詳細は未定ですが、分かり次第、お知らせしていきたいと思います。とにかく、2日間、どうもありがとうございました。そしてメンバーの皆様、お疲れ様でした!
☆Generation Gap のHP…www.generation-gap.jp/
☆横浜 Hey-Joe のHP…www.ne.jp/asahi/hey-joe/yokohama/