この日は出演者がとても多く、それは計8組にも上っていました。自分達には珍しく、平日ではなくて土曜日に出演したからかもしれませんが、ある意味で新鮮な流れです…。自分達は最後から2バンド目という、なかなかオイシイ(笑)順番でしたが、それこそお店と自分達との信頼関係があってこそでしょう…。これまで以上に盛り上げていきたいところでした。
さて、今回の1曲目には“Destiny”、そして2曲目は“Star”と、何だか懐かしい流れを感じさせる選曲・曲順ともなっていました。“Star”はまだしも、“Destiny”はここ最近では選曲に挙がらなかったラインナップで、しかも元の曲調でやりましたから、敢えて原点に立ち返ってみたと言いますか、この1年を見つめ直す意味でも、遣り甲斐のある曲順だったと思います。
そして、3,4曲目は“Trap”のリアレンジ・バージョン、“スパンコール”と、激しめの曲が続いていきます。つまり、全体的な流れで言うと、ステージの前半は掴みの曲、そして中盤に掛けて徐々に盛り上げていく…という感じだったわけですが、これこそ、現在のバンド・スタイルになってからのライブで、よく取り上げてきたステージングのやり方ではなかったでしょうか…。流石に今では色々な流れを取り上げつつ、毎回バラエティに進めていっていますが、ここでも敢えて原点を見つめ直しスタイルがとられていたのかもしれません。確かに、今回は少しバンドの初期の頃を思わせる雰囲気があった…という意見も頂きましたし、分かりやすく伝わっていたのかもしれません。
ここで流れを変えたのは、毎月恒例の新曲コーナーでした。5曲目…という曲順も、ある意味で斬新なものだったと思いますが、これは完璧に、今度のワンマンライブの視野を見据えた曲調ともなっていたのです。タイトルを“Dance With Me”と言い、更にはお客さん参加型のスタイルをとっております。あまりに細かく説明し過ぎると、ワンマンライブでの新鮮さが無くなってしまうので、ここでは控えますが(笑)、確かに、ワンマンライブだからこそ映えそうな曲ではありました。また練り込んで、更に良いものを作っていけたらと思います。
ラストとなる6曲目は、こちらも珍しく“Same”を演奏しました。実際、バンドで演奏するのは久し振りだったとも言えますが、実はバンド・メンバーにも人気が高いこの曲。曲調で言うと、バラードとも言えず、…かと言って軽快なテンポでもなく、何とも難しい部類に入るのですが、それが逆に魅力でもあるのでしょう。割りとシンプルな構成なのですが、意外にも曲の展開は目まぐるしく変化が行われており、それを感じさせないのも素敵なところです。久しぶりに演奏してみて、改めて曲の良さを認識した時間でもありました♪
…このように、懐かしさも感じさせつつ、ワンマンライブに向けての展望も視野に入れつつ、今年最後の Morph-Tokyo でのライブは終了しました。個人的に、次に繋げるという意味でも、悔いの残らないライブになったのではないでしょうか。そして今年はあと残り2ヶ月…、つまりはあと2回、バンドでのライブが残っていますし、その1年の最後を締め括ると言っても良い、最後の1回は12月1日(火)、吉祥寺 Star Pine's Cafe にてのワンマンライブでもあります。Morph-Tokyo でのライブを無事終えられた実績を生かし、最後まで走り抜けていきましょう。ひとまず、次回のバンド・ライブは11月9日(水)、渋谷 Under Deer にてです!
☆彬子さんのブログ…ameblo.jp/akiranochikara/
☆六本木 Morph-Tokyo のHP…www.morph-tokyo.com/