昨日は西麻布 Kie にて、サックスの郷原君とデュオ・ライブでした。前回が6月の事だったので〔ジョイント・ライブ前の、郷原デュオ・ライブ 参照〕、時期的には約2ヶ月振りと、普段と同じような間隔でのライブだったのですが、今回は、間の7月中に様々なライブを盛り込んだ後の演奏でもあったので、この約2ヶ月間を振り返られると言いますか、そんな心境の中での1日となっていたような気がします。
曲に関しては、郷原君や自分のオリジナル曲を中心に、カバー曲、スタンダード曲等も交えて進めていきましたが、その中でも、郷原君のオリジナル曲“伊達 Sky”をデュオで演奏したのは、新たな試みだったと言えるでしょう。
これまで自分も何度かこの曲を演奏させて貰って、ついにはその本家?でもある北海道の伊達市にて披露〔自分名義ライブ35回目、2011 New どさコン! 参照〕させて頂く事も出来ましたが、デュオのみの演奏というのは今回が初めてだったのです。
勿論、内容もデュオならではの構成としました。最初のメロディ部分は特にテンポを決めず、それこそ自由に2人で演奏していく時間を設けたのです。こうする事によって、それぞれの情感を楽器に入れやすい状態ともなり、正にその時の自分には伊達の光景が広がっていました。何度も演奏し、実際に伊達市という場所に行ってきた事によって、より奥深い表現が出せていたのかもしれませんね。恐らく郷原君も同じで(これに関しては、郷原君の方が先輩格ですからね)、集大成と言うには大袈裟ですが、とても気持ちの良い演奏に仕上がったように思います。ジャズ的なアプローチもあるので、即興部分も無視出来ないところですが、これも、お互いの素直な思いを込められたものになっていたと思いますし、とても良い時間でした。惜しむならば、何故に1ステージ目に演奏…と、それこそ早々にやってしまったのか…ぐらいですね(笑)。
北海道でのツアーを通して、自分達に得られたものは予想以上に大きかったようです。伊達市から呼んで頂いたのは“バンド”単位ですが、個人個人の中でそれらを消化させ、それ以上の力を生む原動力にも繋がるのでしょう。今回の Kie でのライブを通して、その事が証明出来たような気がしました。…という事で、次回の Kie でのライブは11月12日(土)を予定しています。また今後ともよろしくお願いします!
☆郷原繁利のHP…sgohara.com/
☆西麻布 Kie のHP…www6.ocn.ne.jp/~kie/