日にちが大分経ってしまいましたが、今年の4月半ばに行われた、フルートの西仲さんの沖縄ツアーについて、記させて頂きます。この時の大きな目的は、今年1月に行われた前回のツアー〔西仲美咲、沖縄ツアー(2011.1.11~1.15) 参照〕でも大変お世話になった、阿嘉島にある Bar ヨナミネハウスの、5周年パーティーでの演奏というもので、その日を軸に、那覇でも1日ライブを敢行。メンバーは、西仲さんと自分と、ドラムの和丸君の3人編成で、このトリオという編成の演奏も面白いのでは…という考えが生まれてきた辺りの頃だったと思います。
…ただ、ライブは今挙げた2本のみで、スケジュールも(自分は)2泊3日という、なかなかの強行軍での沖縄ツアーでもあったのですが、自分にとって、和丸君と阿嘉島…という組み合わせも初めてだったので、とても印象的なツアーになったと思います…。やはり願わくば、もっと時間的にゆっくりとしていきたいところでしたが、仕事という側面もあるので仕方の無いところです。…というわけで、少々振り返ってみたいと思います。
4月14日(1日目)
この日は、那覇でライブが予定されていましたが、例によって?西仲さんと和丸君は前々から沖縄入りを果たしていたので、自分1人単独で羽田空港へと向かいました。震災から約1ヶ月後という日でもありましたが、辺りは節電が当たり前のようになっていて、それは空港ターミナルも例外ではありません。この時、ちょうど2週間程前にも自分のツアー〔竹内大輔、九州ツアー(2011.3.31~4.6)参照〕で羽田空港を利用していましたが、あちらは第2ターミナルだったのに対し、今回は第1ターミナル利用…。建物的にもこちらの方が幾分古いので、第2ターミナルより暗いな…と思ってしまったのですが、今ではもう慣れた暗さだったようにも思います。
さて、沖縄までの便は、もはやお馴染み過ぎるとも言って良いスカイマークで、この航空会社は今のところ座席指定が出来なく、自分は明らかに窓側希望の人なので、早めに空港にも行っておきます。ただ、便は15:55発だったので、そもそもゆっくりのスタートではあったのですが、つまりは沖縄での滞在時間は短いのが前提だったという事でもありますね(笑)。複雑な思いですが、とにかく窓側は無事確保し、沖縄へ向け出発です。
この日の東京の天気は晴れていて、離陸後、富士山もよく見れる感じだったのですが、やがて飛行機は洋上飛行になるので、外の景色は海ばかりという状況になります。それでも自分は窓側が好きなのですが(笑)、睡魔が来るのも時間の問題でして、早々と眠ってしまいました。沖縄の那覇空港までは、意外に3時間弱くらいと、結構長く乗っているので、こうした時間は、例え睡眠でも、有意義な時間と言えそうな気がしてしまうのです(笑)。
さて、那覇空港到着は18:50頃…。まだ4月という時期ですが、日本でも西に位置する沖縄の日の入りは遅く、まだ暗くはなっていない時間でした。空港では西仲さんが待ってくれていて、そのままタクシーで、今日の演奏場所である、久し振りの寓話へと足を運ばせます。
お店では和丸君が待っていました。その出で立ちたるや、西仲さん以上に沖縄の人だと思わせてくれる程でしたが(笑)、どこか生き生きしているようにも見えます。最近、ついに20歳になったわけですが、ある意味では、まだ20歳とも言える歳でもありますし…。やはり沖縄という土地の風が、心情的にも生き生きとさせてくれる力を持っているのでしょうか。
そんなこんなで、リハーサルをあっという間に済ませ(笑)、本番までの間に、ちょっとした別のお店へと案内されました。それは、カフェのようなレストランのような…、庶民的な感じもありつつ、適度なお洒落具合もあり、雰囲気の良いお店でもあったのですが、実はこの前日に、西仲さんと和丸君でここでライブを行ったのだそうです。和丸君はこの時はカホンで挑んだらしいのですが、その時に食べた食事が美味し過ぎたという事で、この日の夕食はここでと決め込んでいたらしいのです。
言われた通り、お勧めのパスタを頼みましたが、これが想像以上に美味しく、ビールと合わせて食べても絶品でした♪…創作パスタではあるようですが、醤油系の中に少し甘味が含まれているのか、本当に自分好みの味です。姉妹でオーナーをやっているというのも面白いですが、寓話からも歩いて行けるこのお店、名前は Cafe Smooth といいまして、また足を運んでみたいお店の1つになりました!
…さて、大満足で夕食を終え、寓話に戻ってライブを始めました。お客さんもそこそこ入ってくれていましたが、見たような顔もチラホラいます。…と言うのは、今回の西仲さんのツアーに際し、よく来て頂けるお客さん(勿論、東京で)も、そのライブに合わせてツアー(…と言うか旅行と言いますか…笑)を組んでいて、前日は勿論、今日、明日~、、と、ライブを見に来て頂けるという事でした。自分も既に顔馴染なので、一瞬、ここが沖縄なのかどうか分からなくなりますが(笑)、何にしても有難い事です。演奏にも、より気合いが入りますよね。
この日は、いつものように2ステージお送りしました。トリオ名義として、ちゃんとライブをやるのはこの時が初めてでもあったのですが、何故だか前々から演奏していたような気にもさせてくれ、最初は不思議な感覚でもありました。曲にしても、沖縄民謡のジャズ・アレンジから、西仲さんのオリジナル曲と、いつものラインナップではありますが、絶対に自分自身の弾き方は変わっている筈なのです(なんせベースがいませんから…)。しかし、このしっくりとした感じは何なのでしょう…。より自由な方向に行っているのも分かりますが、それだけでは無い気もしますし、やはり不思議な感覚です。恐らく和丸君の持つ、どこか独特なビートにヒントが隠れているのかもしれません。
2ステージ目は、それに慣れが加わってきます…。ここまで来ると、不思議…というよりは、このトリオの持つ傾向を探って、それが見えてきた…という感覚でしょうか。この部分に気付けたというのは大きくて、楽しさがハッキリと見えてきたようにも思いました。いや、楽しさ…と言うか、楽しみ方…と書くべきなのかもしれません。なかなか前例が無い音楽スタイルなので、今までと同じ感覚でいると、どこか難しい音楽という印象になってしまうのかもしれませんが、この時に自分は、その演奏する側としての楽しみ方を見付けられた気がしました。そうなると、より刺激を求めた弾き方にもなってしまうのですが(笑)、こうした思いのまま、ライブを終了する事が出来ました。お客さんにも好評で、今後も続けていけるという意志に、自信もプラスされたようにも思います。
ツアー1日目として、良いスタートを切れました!…惜しむべきは、先程の Cafe Smooth の姉妹2人さんが、仕事が終わったら見に行きます!…と言ったところ、どうやら仕事が伸びたらしく、結局お越し頂けたのはライブ終了後だった(笑)…という事くらいでしょう(それでも、律儀に来て頂けた事には感謝ですよね)。この次の日は、いよいよ阿嘉島入りを果たすわけで、ワクワクな気持ちのまま2日目を迎えられそうです!
4月15日(2日目)
いよいよ阿嘉島に移動するツアー2日目…。前日はそんなに無理をせず(それでも夜中1:00は過ぎていましたが…笑)ホテルに戻り、那覇の港である泊港を9:00に出る第1便で、昨日のお客さんと共に(笑)、メンバー全員で向かいました。
前回、この船に乗った時の体調の悪さは特筆ものでしたが(笑)、今回はやはり自分も学習したのでしょう。気分はすこぶる良く、うっちん茶(ウコン茶)も買い込み、正に準備万端です。そして、船内に荷物を置くと、すぐさま甲板に上がり、酔いに備えさせて頂きました。この日は天気も良かったので、甲板に上がっても何も問題は無かったのです。
アーミー姿に身を包んだ和丸君を見届け(笑)、甲板に上がった自分は、今日は絶対に酔わないという確信を得ました。穏やかな気候に、青い空…。心情的なモチベーションも上がってしまえば、こちらのものです。船が出発し、沖に出てトップ・スピードになっても、これなら大丈夫だと思える程でした。やはり、コンディションを作っていく事は大事なのですね。船内は冷房の効いている快適な状況だったと思いますが、自分にとっては、甲板で受ける自然の風(かなり強いですけど…笑)の方がとても心地良いのです。
トップ・スピードにのっている船の甲板上では、けたたましいエンジン音と風の強さで、それはのんびりと会話を楽しむどころではなく、むしろ、飛ばされないように必死…ぐらいの覚悟が必要なくらいなのですが(笑)、これが結構楽しいのです。写真を撮るにも、揺れと風でカメラを手元に固定させる事が難しく、やはり写真を撮るにも必死な状態なのですが、この必至さが、酔う事を忘れさせてくれるようにも思え、むしろ有難くも思えてしまうのです(笑)。波しぶきが飛んでくる事も無いわけでは無く、強風と潮水で、それは顔もボロボロになってしまっているのでしょうが、そんな事より、周りが段々と島らしい風景になってくる方が気になります。沖縄本島も島と言えば島なので、変な話しではあるのですが、明らかに本当とは異なる雰囲気の島々です。これが“離島”と分けて言われる所存なのかもしれませんが、そんな風景が近付いてくると座間味島に到着…。もう阿嘉島はすぐそこです。
阿嘉島ではまた色々な方に出迎えられました。前回お世話になった川井ダイビング(和丸君の実家です)の皆様は勿論、今回、お客さん方が皆、川井ダイビングに泊まるという事で、自分は別の宿にお世話になる事になっていたのですが、そこの方々もまた親切に接して頂けました。
さて、荷物を置き、少々落ち着いてくるとお腹が空いてきます…。それは今回一緒に阿嘉島入りをした方全員が思った事でもあったのか、皆でとある食堂へと足を向かわせる事にしました。この時、西仲さんや和丸君は勿論、お客さん方も交えて向かったので、総勢約10人の大所帯での移動となっていたのですが(笑)、それがもう当たり前のように認知された時間でもありましたね…。流石、島の持つ魅力にもうやられてしまっています。
ここで頼んだのは、オリオンビールは勿論の事ですが、殆どの方が注文したのが、何と言ってもタコライスです♪…沖縄と言えば!…みたいなところはありますが、他にはあまりメニューが無かった事も原因でしょう(笑)。しかし、テラス席で、自然の風に当たりながらの食事は美味しく、この時のビールの役割の素晴らしい事…。しばし、何しに来たのか分からなくなる時間でもありましたが(笑)、皆で分からなくなれば怖くない…という発想が生まれてきてしまう程の時間だった…という事も付け加えておきましょう。
さて、少し冷静になりましょう(笑)。お腹も一杯になったところで、この日の夜に行われる会場に足を運び、ちょっとしたリハーサルをしておきましょう。場所は、阿嘉港の近くにある、離島振興総合センターという所でしたが、外観が明らかに沖縄っぽい造りなのには感心してしまいました。今回は、自分達トリオの演奏も勿論ですが、今回一緒に来た方々とも何曲か共演する予定なので、むしろこちらのリハーサルが必要になるかもしれません。意外にもアップライト・ピアノが置いてあり、マイクも少なからず用意されていたので、ライブ的にも問題無くいけそうな感じはしました。
普段はお客さんとして接している方と、沖縄の、しかも阿嘉島という離島で、今夜の為に一緒にリハーサルを行っているというのは不思議な感じがしたものですが、それぞれの気持ちで一致しているのは、“音楽が好き”、“沖縄が好き”というもので、そうした一致から今回の演奏が実現したわけですから、縁の大切さを改めて感じてしまいます。そうした思いを胸にリハーサルを終わらせ、この日の夜に備えました。
リハーサルを終えると、もう夜のパーティーまでは自由時間なわけですが、今回、初めて阿嘉島を訪れた方もいたわけで、せっかくなので阿嘉島の海を見せてやろうという事になり、和丸君のガイド(一応、川井ダイビングの一員ですから…笑)で、車の送迎付きで、自分が前回も訪れた北浜(ニシハマ・ビーチ)という所に向かいました。前回は自転車で1人で訪れた所ですが、やはり車ですと楽ですね。そして、地元の和丸君がいる事の心強さと言ったら無く、色々な情報も教わったのが強みでした。海の透明度は…、もう言う事は無いですよね。
さて、ここから本当に自由時間になってしまいましたが、皆さんと別れ、とりあえず自分の泊まっている宿に戻り、一時的に身体を休め、また自転車で自分は離島巡りを開始しました。宿にある自転車を自由に使って良いというので、何となく身体が疼き出したのです。
この時点で、時間は確か14:00過ぎくらいになっていて、宿の夕食が18:00という予定だったので、ある意味で急がないといけません。運が良ければ夕陽も見れるかもしれないという思いもありつつ、後は勢いで(笑)、自転車を借りて阿嘉島やら慶留間島(阿嘉大橋で繋がっている、阿嘉島の隣の島です)やらを走らせました。
全体的に、西日の写真が多くなりましたが、時間的にも当然と言えるでしょう。また、前回も同じように自転車で駆け巡ったので、なるべく前回と被らないようなシチュエーションを求めたのも、今回の結果に繋がったのだと思います。その中でも、慶良間鹿(左下写真参照)に出くわせたのはラッキーでした!…鹿は頻繁に見られるよ…と西仲さんに前回から言われつつ、前回の阿嘉島訪問時には出会う事が叶わなかったので、やっと今回でお目見え出来ました。拡大写真は〔怒涛の沖縄3日間 〕を参照して下さい。
また、夕陽の名所とも言えるヒズシ・ビーチ(右上写真参照)にも今回初めて訪れてみたのですが、少し雲が出てきてしまっていたのか、前回程の色味が出せるような写真にはなりませんでした。刻一刻と変わる天気なので仕方無いのですが、これはもう運を掴むしかありません。また次回に期待しつつ、ひとまず宿へと戻りました。
今回、自分が泊まったのは“トゥーラトゥ”という宿で、自分の他には、4人のお客さんが宿泊なさっていて、夕食は、皆で一緒に1つのテーブルを介して食べるというスタイルをとっていました。東京から来たお客さんはいなく、大阪だったり名古屋だったり、長野だったりと、中にはこの日で1週間目の滞在という方もいらっしゃって、色々なバックグラウンドを持っている方だなとも思いつつ、楽しい夕食を過ごしました。この日、夜にパーティーがある事は皆さん知ってらっしゃっていて、そこで自分が演奏する事を話すと、行きます!…と言ってくれた方もいて、なかなか楽しい夜になりそうだなと思ったりもしました。
そして、まだ時間的に早いですが、自分は皆のいる川井ダイビングにも立ち寄ってみました。建物の中にはいなく、皆、テラスにいるようで、まだ食事は終わっていないのかな?…とも思いましたが、何の事はありません、もう晩酌のような時間が始まっていたのです(笑)。お客さん方は沖縄の人では無いのですが、もう完璧に沖縄時間というか、沖縄文化になってしまっていますよね(笑)。既にパーティーは始まっているようでしたが、自分達で早く始めて何が悪い?…という思いも込み上げてきて、自分も便乗(笑)、ある程度時間を経て、そして前述の離島振興センターへと向かいました。
既にパーティーは始まっていました。殆どが地元の方だとは思いますが、先程の宿でお話した方もいらっしゃっていて、もはやどの人が島の人とかは関係無く、共にお酒や食事を楽しんでいます。個人的にも、前に訪れた時にお世話になった方々が既に何人かいましたので、挨拶を済ませて、乾杯も済ませて(それが挨拶なのかも?…笑)、楽しい時間を過ごしました。また、阿嘉幼小中学校の教頭先生にも会う事ができ、まあ、どちらかと言うと自分がその席に捉まった形になりましたが(笑)、それもまた良い時間でもありました。色々な笑顔に癒されます。
さて、演奏の時間です。和丸君はコンガを持ち出し、ステージの持ち場に付きます。西仲さんの挨拶もそこそこに、音を出し始めます。もう既に会場は盛り上がっているような感じになっているので、更にその場を盛り上げる為にも、すぐに音楽が必要だったからです。…故に、静かな曲よりは、ノリの良い曲の方が良いでしょう。それらを踏まえ、ジャズ・スタンダード曲ではありますが、“One Note Samba”から始め、会場の空気を作っておきます。
そして“てぃんさぐぬ花”や“べーべーぬ草刈いが”等、沖縄民謡ですがノリノリに演奏しつつ、会場の士気も高まってきたところでゲストをお呼びします。ここからは結構な入れ替えが行われていたのですが、フルート奏者が2人に、ベリーダンスの方が1人(それぞれ1人ずつ参加していきました)という感じでした。それまでのステージにも変化が付き、もう会場にいる皆さんは酔っ払いの最中にいたと思うのですが(笑)、分かりやすく刺激を受けられたのではないかと思います…。
そして、今回、5周年を迎えた Bar ヨナミネハウスのマスター、与那嶺さんの挨拶の後の自分達の演奏の時の様子ときたら、もう何と言って良いのやら…。曲は“谷茶前”と、やはり沖縄民謡アレンジの演奏だったと思いますが、どこからか「マスター、踊って!」の声が上がれば、そのままマスターは踊り出し、それにつられて会場内のお客さんも踊り出し…、何とも躍動感のある雰囲気が出来上がってしまったのです。それでも演奏は怯まず、更に高揚感を引き出させるようにリズム感を打ち出していきます。
こうなるともう、楽しまない方が負け…という状態ではないでしょうか(笑)。しばし自分も演奏しつつ、沖縄の人のパワーに打ちのめされてしまいました…。皆さんもう相当酔っている筈なのに、何故にここまで体を動かす事が出来るのか…、変に冷静に考えてしまいましたが、まるでそんな事は関係無く、ただ純粋に“楽しんでいる”姿なのだと思います。…今回、パーティーで演奏し、島の方の為になれば…という思いで参加させて頂きましたが、逆に、人間味の熱さを知るという点で、これまでにない勉強をさせて貰った気がしたものでした。
この宴は何時まで続いたのでしょう。いや、パーティー自体は24:00前には終わっていた筈なのですが、そこからまだまだ、パーティーの打ち上げ的なものが続いていたような気がします。確かに自分にとっては、やっとゆっくりと飲める時間でもあったので、まったり気味で楽しんでしまいましたが(笑)、それまでの喧騒からすると、何だか夢のような時間だったような気がしてなりませんでした。楽しむ時は、我を忘れて?思い切り楽しむ…。それが島流なのだと思いつつも、阿嘉島に足を踏み入れて、まだ半日強しか経っていないのに、この経験…。やはり阿嘉島は凄い所です!…こういった場所を更に魅力的にしていく為にも、ヨナミネハウスにも頑張って貰わなければなりませんね。5周年、本当におめでとうございました!
4月16日(3日目)
昨夜はビールやら泡盛やら…、最終的にはワインやら何やら…、パーティーに用意されていたお酒が全て底を尽きるまで続いていたので(笑)、何時まで飲んでいたのかよく分かりませんでしたが、ツアー3日目のこの日はもう、阿嘉島を10:20に出発する1便で自分は帰らないといけませんでした。あまりにも短い…と思うのは当然で、昨日、同じ1便で阿嘉島に降り立ったのですから、阿嘉島には実質1日の滞在という事になります。名残惜し過ぎますが、時間は無残にも過ぎ去っていきます。そんな思いで朝御飯を食べ終え、外に出ると西仲さんが待っていてくれました。
せっかくなのでお見送りに…という事でしたが、そのまま港に行くと、和丸君は勿論、今まで一緒に参加してくれたお客さん方も、全員そこにいるではありませんか。何と豪華なお見送りなのでしょう…。しかも、何人かは小さい個人艇に乗っていて(よく見ると、川井ダイビングの船でもありました)、船上から見送ると言うのです。全てが意外な出来事に、何だか面白くなってきてしまいましたが(笑)、より名残惜しくなってしまったのは言うまでもありません…。お客さんを含めた今回のメンバーの中で、この日に帰るのは自分が唯一でしたので、仕方無いのかもしれませんが…。
そしてフェリーの出発時刻となりました。大きな汽笛を鳴らすと同時に、皆で手を大きく振り合います。…と、先程の個人艇(更によく見ると、船の名前は“和丸”でした…笑)も後を追ってきます。その後、暫くはカーチェイス?のような感じになっていましたが、自分が乗っているのは高速艇…。徐々にその差は開いていき、もう人の顔が判別出来ないくらい離れてしまいました(那覇まで追ってこられても困りますが…笑)。あっという間の阿嘉島からの別れです。やはり自分は船室には入らず、一昨日、昨日の事を振り返りながら、しばし周りの風景を堪能していたものです。
さて、那覇の港に着いたのは11:10。一応、この日決まっている予定は、もう東京に帰るだけとなっていますが、飛行機の出発時刻が16:55と、相当な空き時間があります。荷物もあるので(…とは言え、全然少ないですが…笑)、あまり出歩くのも微妙だったので、今まで何回も利用している、ここ那覇港(とまりん…という名前が付いています)で小さなカフェ・レストランに入りつつ、少し時間を潰してみる事にしました。
ここで2時間弱は時間を潰し、そして、ゆっくりと歩いて那覇モノレールの駅まで行き、ここでもまた何駅か寄りながら(笑)那覇空港まで進みました。これでもまだ、出発時刻の2時間半前だったので、まだ飛行機のチェックインも出来ず、それでは…と、予想通りの飛行機撮影へと入りました(笑)。…まるで行動パターンが読めてしまっているような、自分の空き時間の過ごし方…。阿嘉島の方々に、楽しい時は、とことん楽しまないと…と教わりましたので(笑)。
…という事で、怒涛の沖縄3日間ツアーは幕を閉じました!…今度こそゆっくり行きたいものですが、ここまで来たら、逆に日帰りも目指してみたいところですね(笑)。まあ、冗談の範疇ですが、それでも楽しめるという自信が、自分にも出てきた気はします。また来る事になるであろう沖縄へ、どうもありがとうございました!
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/
☆和丸君のブログ…ameblo.jp/ds-gun-kazumaru/
☆那覇寓話のHP…www.ii-okinawa.ne.jp/people/guuwa-jazz/
☆那覇 Cafe Smooth のHP…www.chanpurusou.com/shop/smooth/
☆阿嘉島ヨナミネハウスのHP…www.urinain.com/users/akajima/
☆阿嘉島トゥーラトゥのHP…www.d9.dion.ne.jp/~tomizato/
☆阿嘉島 Kawai Diving のHP…oki-zamami.jp/~kawai/