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 昨日はボーカルの彬子さんのバンドで、鶯谷にある東京キネマ倶楽部にてライブをやってきました。前々からこの日は、今までの集大成になるライブという意思を持って臨むという事を公言していましたが、その背景にはやはり、前回のここでのライブ(2010年の3月の事です…)〔彬子ライブ@東京キネマ倶楽部 参照〕の意味合いの大きさが影響しているようです。この時は名前を“彬子”名義としての、初めてのバンドスタイルのライブでもありました。新曲も沢山取り上げ、自分も何曲かアレンジに協力し、よりバンドらしいステージ、そして新しいアプローチを試みた最初のライブでもあったのです。このライブは自分達にとっても印象が強く、それが現在までの活動の牽引力役にもなってくれているかのようです。今回、15ヶ月振りのキネマ倶楽部でのライブとなったわけですが、確かに、集大成と言うに相応しい状況は揃っていたように思うわけです。

  今回の看板のモデルは、右の加藤望さんでした  かなり“当たり”だった、インド料理屋

 初めてのキネマ倶楽部でライブをやって、それ以後、今回で10回目を数えたライブ…。今でこそ月に1回のペースでライブをやっているので、ライブ前の過ごし方は慣れてきたものです。いつも受付に置く看板をサラッと書きを終え(左上写真参照…笑)、いつものライブ前の腹ごしらえには、とても美味しいインド料理屋を見付け(右上写真参照)、それぞれがリラックスをした時間を過ごします。
 その雰囲気は開演になっても変わりません。今回は、前回と同じく“甚坊劇場”というイベントになっていて、前回と同じく印象の強い方(笑)が司会・進行を独特のテンポで進めていくのですが、そちらの“ステージ”も見つつ、共演者のステージも楽しみながら見させて頂いて、それらから受けた刺激を、そのままステージで出していく…という、正に自然の形でライブまでもって行ける事が出来ました。これもある意味、自分達の成長の証なのでしょうか…。

  小ステージで、進行役を務めております  1バンド目に登場した稀那さん

 さて、ライブは続々と進んでいき、自分達の出番の4バンド目までの時間は、さほど長いとは感じませんでした。今回はギターに、Generation Gap でも何度も共演している、自分の大学時代の後輩、寺岡佑を迎えてのライブと、新しい試みを入れているにも関わらず、変な緊張は全くありませんでした。むしろ、この5人編成でライブに臨んだらどうなるのか、そちらのワクワク度の方が強い感じでした。

 さて、1曲目が始まりました。今回は“Listen”というバラード曲から、静かに始めさせて頂きました。意外な感じもありましたが、逆にそれがインパクトを与えていったような気もします。やはり、まずはボーカルの彬子さんに注目してほしい時間ですし、その効果は抜群だったと思います。しかし、ただ静かなだけではなく、後半はダイナミックに変化していくのもポイントで、この曲の持つ壮大さも表現出来たのではないかと思いました。照明も良い感じでしたし、掴みは良かったのではないでしょうか。

  何だか、十字架みたいな照明効果に…!  楽器陣の衣装は黒で統一…逆に彬子さんは真っ白です

 そして2曲目は、1ヶ月前に初めて披露した“N”です。この曲は、ベースの相澤卓也さんも歌を歌うという、なかなか新しい試みの曲だったのですが、前回は若干緊張していたものの(笑)、今回はそれを感じさせない堂々とした歌いっぷりで、それが曲にも良い影響を与えていました。また、前回はギター無しでやったので、今回がギター有りの初めての演奏だったわけですが、随所随所に効果音的な役割や、音に厚みを出すところはしっかりと弾いていて、その存在感は渋いながら、大きなものだったと思います。それが故に、自分のピアノも自由に弾けるというものなのです。
 続いて3曲目ですが、ここに今回の新曲を持ってきました。何度も言ってきたように、バンドでライブをやる時には必ず新曲を1曲追加していく彬子さんなのですが、前回のキネマ倶楽部のライブ以来、今回で10回目という事なのですから、単純に考えて、あれから曲も10曲も増えた計算になるわけです。これは結構なペースで、しかも作曲・作詞は彬子さん本人なのですから大したものです。…という事は、自分のアレンジ数も単純に10曲を数えたわけで…何だか感慨深いものもありましたね。
 この曲はタイトルを“私があなたにできる事”というのですが、ベースとドラムのフレーズを、ある程度パターン化させたのが決め手となるアレンジに仕上げました。イントロでは正にベースだけからの始まりとなり、それにドラムが重なってきて、その後にピアノ・ギターが入ります。これらが入っても、やはりベースとドラムはキープのままなので、そこに漠然としたスタイルが生まれ、それはそのまま“曲調”として認識されるようになります。実は個人的にも気に入っているアレンジで、スタイルが決まっている中でのフレーズの弾き方というのが、自分にとっては好ましい状況でもあったりするのですよね(笑)。

  お客さんと盛り上がっていきます!  ギターの存在の大きさがここに!

 この新曲以降は、基本的に最後まで繋げて演奏していきました。そのスタートとして取り上げたのが、“スパンコール”です。やはりギターのイントロが光る曲で、ここで彬子さんは観客を立たせて煽り始めます。手拍子をさせ、曲の途中では恒例のコール&レスポンスも入れ、そしてその後にはギター・ソロ(今まではピアノソロでした…今回は敢えてギターソロにしました)へと続きました。お客さんとの一体感も最高潮で、やはりギターが入ってこそのアレンジだなと思わせてくれましたね。
 そのまま5曲目に入ります。こちらは打って変わって“光のワルツ”で、静かな、荘厳な雰囲気で演奏が始まります…。演奏の気持ちを切り替えるのも大変でしたが、この曲の歌メロの1番はピアノとボーカルだけの時間が続くので、淡々とはいかずに、ゆったり、敢えて?揺れるように演奏していきました。この曲も既に何度かライブで披露しているので、息の合わせ方も成長してきたように思える曲でもありますね。バンド全体が入ってからも、ワルツというスタイルを生かして、それぞれの楽器の見せ所も大事に進めてきました。

  ドラムも、リズム意外に役割は色々あります  ライブも佳境へ…

 そして最後に6曲目…これはお馴染みの“Keep On”でした。既にピアノはイントロのパターンを弾き出しており、その上で彬子さんのMCが入ります。その間にも、既にお客さんは手拍子をしてくれていて何よりですが、やはり集大成を締めるのはこの曲でしたか…。この曲を初めて披露したのは昨年の7月の事〔アレンジを手掛けると、緊張が倍になる 参照〕だったので、曲の歴史的には約1年間…という感じでしょか。初めて演奏してから、既にステージの最後に演奏するのが通例となり、ライブの8割方はそのスタイルで占められていたと思います。今回は迷わずこの位置だったのでしょうね…。
 この時のお客さん方の手拍子を見ていると、この1年間、“Keep On”はお客さんも含めた皆で作っていった曲という印象も込み上げてきて、何だか、お疲れ様と言ってやりたくなる気持ちになってきました。不思議な感じでしたが、これも、10回というライブの本数をやってきた事実の表れなのでしょう。良い時間を過ごせたと思いました。

  “Keep On”演奏時の一コマ  前と同じく、インタービューを受けています

 全6曲で、今回のライブは終了しました。あっという間だった…という感じでした。お店の雰囲気もあるのか、やはり自分でもどことなく“集大成”という部分を意識していたのか、明らかにいつもとは異なるライブ後の印象で、今まで以上にやり切った感が強かったです。勿論、集大成とは言うものの、まだまだ7月以降のライブも続いていくので、あくまで通過点なわけですが、だからこそ、今後の展望も少し見えてきた感じにもなりました。ギターが新しく入る事によって得た、楽器のそれぞれの役割という大事さ、今後も増えていく新曲等、どうやら自分にはゴールが見えそうにありません。つまりは、これまで以上に、このバンドを発展させていきたいと思った次第であります。次回のライブは、7月12日(火)六本木 Morph-Tokyo にてです。今度はどんなスタイルでやっていくのか、自分自身でも楽しみに臨む事に致しましょう♪…どうもありがとうございました!

 ☆彬子さんのブログ…ameblo.jp/akiranochikara/

 ☆寺岡佑のブログ…www.my-cosmos.jp/mypage/weblog/blog/269

 ☆鶯谷、東京キネマ倶楽部のHP…www.kinema.jp/

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【懐かしい…】
印象のつよい方…わすれません。
【はい…】
自分も15ヶ月振りの対面でしたが、刻々と蘇ったものです。
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HN:
竹内大輔(Pf,Key)
性別:
男性
自己紹介:
1980年1月29日生まれ
の生粋のO型(…が、初対面
ではよくA型と見られる)。
3歳(自分では記憶に無い)
からクラシックピアノを始め、
高校ではジャズに目覚め、大学
ではバンドも経験する。現在の
活動は日本全国から海外に及び、
各地のライブハウスやラウンジ、
レストラン、そしてバー等での
演奏は勿論、各アーティストへの
レコーディングや、作曲・編曲
等にも積極的に取り組んでいる。
日本、世界中を飛び回りたい、
鉄道、旅客機、旅行、写真好き。

5月16日(木)
銀座 No Bird
Open…18:00~、
1st…19:30〜、
2nd…21:00〜、
Charge…3500円(ドリンク別)
コースを御予約の方は2500円
Member…(Pf)竹内大輔、
(B)池田暢夫、
(Ds)佐々木俊之

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