昨日は、川越にある Jammin' というお店にて、ボーカル・ギターのさばいばるいとうさんの UNIT として、そして自分のピアノトリオとして演奏をしてきました。これは伊藤さんによって前々から企画されていたライブでもあり、UNIT としての演奏は勿論、色々なゲストの方を迎えてステージを進めていったり、自分のピアノトリオが出演したり、ジャンベのミキヤが参加している高校生バンドも演奏を披露する等、これまでにない、それはバラエティに富んだライブが展開されていったものでした。それ故に、下準備も今まで以上に拵えてきたようですが、それ相応の手応えは感じられる、楽しいライブになったと思っています。
それは1ステージの1曲目から既に感じられました。まずは UNIT による演奏となっていたのですが、伊藤さんはギターを持たず歌に専念し、しかも珍しくカバー曲を披露していくではないですか。曲はレオン・ラッセルの“A Song For You”と、超有名曲ですが、この1曲から始まる事の緊張感は今までに無いものであり、それはそのままこのライブの空気感に直接繋がっていったのではと思われます。
この時のメンバーはというと、ピアノに自分、ベースに池田君、そしてミキヤはジャンベではなくドラムだったのですが、これまた意外にも新鮮な感じではありました。そして、曲によってはアルト・サックスとして、こちらのバンドには初参加の副田君にも加わって頂きました。この後に、ギターやパーカッション、ブルース・ハープ等、何人かの入れ替えはありましたが、基本的には前述した5人で演奏していき、明らかに今までとは違ったサウンドでステージを進めていきました。
1ステージ目はカバー曲が殆どで、伊藤さんのオリジナル曲は1曲だけに留まりました(これは相当珍しい事です)。ただ、そのオリジナル曲(今回自分達は初めて演奏しました)も事前にリハーサルが入念に行われたので、バンド・サウンドと言いますか、それぞれの楽器の役割が分けられていて、きちっとした音楽を作り出していたと思います。伊藤さんが普段自分と演奏する時は、わりとその場の雰囲気で音を鳴らしていく感じで進んでいく事が多いのですが、それとは全く異なる世界です。やはり今回は演奏する人数も多いので、こうした配慮が必要で、そしてそれは吉と出ました。お客さんも、素直に耳に入ってきやすかったのではないでしょうか。
そして、このステージのハイライトは、ミキヤが参加しているという、高校生によるバンドの演奏です。…とは言え2曲だけの演奏でしたが(笑)、ミスター・ビックの曲を取り上げる等、インパクト的に強烈なものを残してくれました。高校2年生のミキヤがドラムを務め、後の3人は高校3年生という布陣も大したものです。高校生らしい勢いのある演奏と、とにかく音楽が好きであるという思いは、誰にも負けてない感じがしたものです。ビートにも重みがあって、いい感じだったと思います。このボーカルの子と UNIT メンバーでも“Little Wing”というカバー曲を1曲やりまして、それも盛り上がった時間でした。なかなか良い感じでライブが進んでいっているではないですか♪
2ステージに入って、お客さんもお酒がいい感じで回ってきた頃(笑)、今度は自分のトリオの演奏が始まりました。今までフォーク系やロック系をやってきた音楽の中で、いきなり自分達の演奏は変わり過ぎな感じもしましたが(笑)、特に周りに歩調を合わせる訳でもなく、そのままの自分達でやっていきました。
1曲目は自分のオリジナル曲である“Scramble”…。基本は4ビートの曲なので、ジャズというアプローチから攻めているのが分かりやすく表現出来る曲でもあります。写真を見ても分かるように、自分は電子ピアノを使っていますが、更に今回は、池田君もエレキベースで参戦しました(決して持ってくるのが面倒だったわけではありません…それならば、今回はスティックだけを持って参戦してきたトシさんなんて…笑)。自分のトリオとしては珍しい編成になりましたが、更に2曲目からはミキヤをジャンベで加え、更に変化が加わっていきます。2曲目は言わずと知れた名曲“Imagine”で、こちらも即興性を大事に演奏していきました。
そして、更に変化が付くのが3曲目の“Monte Fiesole”です。アルト・サックスとして副田君にも加わって演奏して貰ったのです。実はこの曲は、元々この日は演奏する予定ではなかったのですが、副田君の綺麗なサックスの音色を生かす曲を1曲やった方が良いという話しになり、急遽やらせて頂いたのです。副田君からしたら、いきなり譜面を渡されて「やって!」と言われても戸惑うばかりだと思いますが(笑)、副田君の iPhone にこの曲が入っていたのが救いでした。今までに何度も聴いてくれていたという事で、テーマのメロディも難なく弾いてましたし、そしてソロの部分が特に素晴らしかったです。今まで、バンドスタイルでサックスを入れてこの曲を弾いた事が無かったからなのか、これまでに無い側面を感じた曲に仕上がった気がします。自分でも驚いてしまったくらいでした。
そして、最後にはお馴染みの?“Spain”でしたが、ここではやはり、トシさんとミキヤの打楽器同士のソロの掛け合いでしょう。昨年の、トリオ4周年ライブでもミキヤに参加して貰った事がありますが〔自分名義ライブ、祝30回目、4周年! 参照〕、あれとはまた違った雰囲気が今回は支配していたような気がしました。わりと短くまとめていった部分があったからだとは思いますが、途中の変化が激しかったというか、目まぐるしい音の攻防があったように思います。このように、今回のトリオ+α の演奏は、曲によって全くイメージが異なるステージになったわけですが、お客さんにも喜んで頂けましたし、何よりも演奏していて楽しかったのが良かったです。ただ、これで終わりではありません。更に更に、さばいばるいとう UNIT の演奏へと繋がっていくのです。何だか、思った以上に長丁場の日でもあります…(笑)。
先程の1ステージ目と比べ、こちらの2ステージ目(自分的には3ステージ目な気分がしないでも無かったですが…笑)は伊藤さんのオリジナル曲ばかりを取り上げ、そして最初の方ではあまりゲスト・プレイヤーも入れてなかったので、いつもの感じを取り戻したかのような雰囲気でもありました。そして、また変化を付けるべく沢山のミュージシャンに入って貰い、正に大団円のような最後を迎える訳なのですが、、、
…そもそも入れる予定ではなかった、ドラムのトシさんまで呼び込んでますし(笑)。ちなみに皆さんの想像通り、トシさんは伊藤さんの曲を全く知りませんが(今日で初対面…笑)、それでも当たり前かのようにドラムを叩いていたのは流石でした(曲は、自分達にとってはお馴染みの“人生色々下心”でした)。ある意味で、今回のイベントの総合的な風潮を表しているようで、面白かったです(笑)。
本当にバラエティに富んでいた今回のライブ…。しかし、ちゃんと隅々まで考えられていましたし、ステージの変化も、良い意味で全く異なる感じになりましたし…、恐らく、伊藤さんのやりたい事が直に伝わってきたようなライブであった事が、今回の一番の成功ポイントだったように思います。自分のピアノトリオも思わぬ出演を果たしましたが(笑)、また呼んで頂けたら面白いですね。ジャンルこそ違えぞ、音楽は皆、同じ…。そんな事を考えさせられた1日でした。どうもありがとうございました!
☆さばいばるいとうさんのブログ…sabaibaru.hamazo.tv/
☆川越 Jammin' のHP…live-cafe-jammin.com/
久々に大勢の人と一緒ステージがご一緒出来たのが嬉しかったです!!
終盤の方はヘトヘトになってしまいましたが、とても楽しい夜でした!
またよろしくお願いします!(^^)
それ相応に得るものも沢山あった筈…。是非
今後に生かし、更なるリズムを聞かせて下さい!
…ところで、ライブは昼過ぎからだったような
気がするんだけど、楽しい“夜”とは、やはり打ち上げ…(笑)。
楽しい“昼”ですね!!(笑)
気分がいつの間にか夜に、、、
勿論、打ち上げも楽しかったです!(笑)
ありがとうございました!
更に精進します!
いやいや~、本当に楽しかったです!!
みんな流石でした。
佐々木君とミキヤの掛け合いはエキサイティングだったなァ~!!
次回を楽しみにしていますから。
ミキヤは7月3日のレコ発ライブに遊びに来れるのかな?
ないでしょうか?…楽しんで頂けて良かったです!
ミキヤは…来るのかな(笑)。学生は半額にする予定ですし!