今日は北千住の Knock というお店で、自分のピアノトリオがゲストとして呼ばれ、出演をしてきました。しかし誰に呼ばれたかと言うと、恥ずかしながら自分の父親でありまして、実は自分の父親は“親父バンド”なるものを組んでいて、ここ何年もライブをやっているのは知っていましたし、自分も何度か見に行った事はあるのですが〔竹内大輔の写真日記(~2009)、父親のライブを見に行く参照〕、まさか同じライブに呼ばれ、しかも対バンという形での共演が実現するとは思ってもみませんでした。タイトルにある“Rop's”とは、正に父親が参加しているバンドの名前であり、お店の場所も、過去に自分が見に行った事のある北千住の店そのものでありました(名前が変わってリニューアルしていましたが…)。
現在は Knock という店名に変わったそのお店は、雰囲気は以前のままで、どこか懐かしい感じで自分達を出迎えてくれました。この日は Rop's、自分達を含め、更にあと2バンドもの出演が予定されており、スケジュールは結構タイトだと思っていたのですが、意外に皆さんのバンドは早く終わってしまったりして、予想外の“巻き”が発生する等、不思議な現場でもあったような気がしています…。
1バンド目は早速 Rop's の演奏でした。自分の父親はサイド・ギターを担当しており、相変わらずベンチャーズやオールディーズ、そしてグループ・サウンズ系の曲を演奏していましたが、自分がビックリしたのは、いきなり父親がキーボードを弾き出した事でした!…曲はこれまた有名で、カーペンターズの“Top Of The World”だったのですが、一体どうしたというのでしょう。挑戦…という事なのかもしれませんが、お世辞にも上手く弾けたとは思えず(笑)…これはまた頑張って貰う他ありません!
Rop's の演奏はひとまず終了して、間を挟んでこの日の最後にも出演するという事で(笑)、2バンド目は山梨からやって来て、しかも親子共演だという“Prologue”(左上写真参照)というバンドがジャズ・スタンダード曲を中心に…、そして3バンド目には“萩原バンド”という名前のバンド(右上写真参照)が、懐かしの歌謡曲を中心に聴かせてくれました。…そして、4バンド目がいよいよ自分達の出番でした。
持ち時間は当初40分という事でしたが、前のバンドが10分も早く終わってしまったので、そのまま前倒し…と言うか、10分多めにやる感じになり、ある意味でたっぷりと演奏出来た気がしました(確かに、いつもは1ステージで1時間ぐらい演奏してますし…笑)。勿論、いつもの自分達を見せるのみですが、今回はリクエストを数曲頂いての出演ともなっていたので、それらを外すわけにもいきませんでした。曲で言うと、“Girl From Ipanema”、“Take Five”等、他にも“Caravan”、“Take The A Train”等と、もう皆さん御存知過ぎる程有名なスタンダード曲ばかりです。ハッキリ言ってしまうと、自分のピアノトリオでは普段、殆ど演奏しない曲ばかりでありまして(笑)、相当この日は貴重な日にもなった事と思います。
勿論、他の場所では演奏する機会は何度もあるのですが、このピアノトリオで演奏するというのが新鮮過ぎます(笑)。故に、何だか新しい物でも発見したかのように、楽しく演奏する事が出来てしまいました…。どうやって演奏するかは決めず、正に即興勝負で音を奏でていきます。これぞジャズの極意なのですが、上手く伝わっていたならば幸いですね。
そして、せっかくなのでオリジナル曲も2曲程演奏させて頂きました。曲は、普段のライブではどちらもお馴染み、“Monte Fiesole”と“Haganta”で、これは1作品目のCDと、2作品目に入っているCDのそれぞれの代表という意味で選んでみました。実際、自分達の演奏を初めてお聴きになる方も多かったですし、自分らしい演奏も表現しやすい曲なので、スタンダード曲からのこの流れは良かったと思います。
メンバーそれぞれのソロも熱いものがあり、お客さんも盛り上がって終了出来ました。本当に楽しい時間だったと思います。ピアノトリオでは対バンは初めてですし、写真を見てもお分かりのように、キーボード(音色は全てピアノでしたが…)を使って演奏したのも珍しかったかもしれません。最初は、父親の参加しているバンドのライブのゲストという事で、どのような雰囲気になるのか若干不安な部分もあったのですが、蓋を開けてみると、全てが新鮮味を持って触れる事が出来たのが良かったのでしょう…、適度な集中力を持って臨む事が出来ました。聴いて頂いた方々、そしてCD(まだ1作品目ですよ!)を購入して頂いた方々、どうもありがとうございました!
そして、最後はまた Rop's の演奏に戻り、この日のライブも無事に終了しました。お店を貸し切って今回のライブは行われていたので、食事を持ち込んでいたり、テーブル1つ1つに JINRO が瓶で置いてある等(笑)、特殊な雰囲気でのライブではありましたが、参加する事が出来て改めて良かったと感じました。
Rop's はこの後は反省会という名目?で飲み屋に移動し、自分達は久し振りの帰宅前ラーメンを食しました。…色々ありましたが(笑)、ライブが成功したというのが何より嬉しい事です。そして父親は…どうもお疲れ様でした(笑)。ゆっくりと休んで下さいませ♪
☆北千住 Knock のHP…blog.livedoor.jp/kitasenju_knock/
息子さんもお借りしてみて、着用してるところを見たいわ~。
でも若干サイズが違ったりしてしまうんでしょうか?
このトリオでの演奏というのが
ほんと、新鮮で、むちゃくちゃ、楽しかったです♪
池田君も俊さんもかなり、熱かった(笑)
選曲がほんとにツボで
40分と短い演奏でしたが
見に来て、良かったぁ~と、、、
いっぱいいっぱい得な気分になりました。
ありがとうございました。
贅沢と言うか、何と言うか…、不思議な空間でした(笑)。
>おちゃさん
そうなんです。最初ステージに父親が上がった時、
あんな服なんか持ってたかな…と思いました(笑)。
そうですね…、サイズは若干どころか、結構…(笑)。
>まーちゃんさん
新鮮は確かですよね。“Take Five”なんて、恐らく
初めて演奏しましたし(笑)。即興の部分も併せつつ、
オリジナル曲もお送りしたのが、良いバランスだった
のではないかと…。またどうぞお越し下さいませ!