先日、自分は迂闊にも定期入れを落としてしまいました。定期入れ…とは言っても、別に定期券が入っているわけではないので、そんなに大変な事では無かったのですが、残高5000円程の Suica と(モノレール Suica ではなく、以前の Suica)、免許証が入っていたのは、やはり無視出来ない事柄でした。また、記念系のテレホンカードやパスネット(懐かしい…笑)までもが入っていたので、すぐにでも見つけたいと思うのは当然の事でした。
この定期入れ、どこで落としたかは確実に分かっていました。これは吉祥寺駅から、自分の地元の成増駅までを結んでいる、西武バスの路線の車内です。この日、自分は吉祥寺でリハーサルをした後、少し時間が空いたので自宅に戻ろうとして、電車ではなく、例のバスで成増駅まで向かっていたのでした。この路線バスは、走行時間は1時間弱は掛かるものの、電車で行くと大回りになってしまう吉祥寺駅~成増駅間を、ほぼ直線ルートで結んでいるので、心理的には早回りをしてると感じさせる路線で、料金も210円均一路線なので(電車ですと、初乗りが嵩むので530円掛かります)、時間がある時、たまに使っている路線なのでした。
そして、バスに乗り成増駅に着いて、定期入れが無くなっていた事に気付いたのは、成増駅で降りて数分経った時でした。このバスには Suica で乗っているので、絶対にバスの中で落としたと見て間違い無かったのです。そして、すぐその路線バスが、どこのバス営業所に所属しているかを調べ、それは上石神井営業所と分かり、電話を…。その日の夜には、定期入れが見付かったという報告を受けたものでした。
勿論、その後は自分が受け取りに行かねばならなかったのですが、場所は例の上石神井営業所という所でした。バスの営業所は、そのままバスの車庫が併設されている場合が殆どだと思いますが、この営業所も例外では無く、“西武車庫”と名の付いたバス停に隣接している事が分かりました。しかしこの“西武車庫”停留所は、鉄道の駅から近いわけでもなく、結局はバスに乗っていかなくてはなりません。最寄りの駅は、一応西武池袋線の大泉学園駅になるようですが、そこから更にバスで4つ目だという事でした。しかし、歩けない距離でも無いと説明されたので、素直に歩いて行ったのですが、この日は久し振りに暖かい日でもあり、途中で若干後悔をした行程でもありました…。
大泉学園駅からの道のりは、西武バスの有数の路線バスが通る道でもあり、バスとの擦れ違いや追い越され等はしょっちゅうでした。途中では、例の吉祥寺駅~成増駅の系統のバスも見る事ができ(左下写真参照)、今更、乗っておけば…と思ってしまいますが、そんな思いも空しく、20分以上は歩いて営業所に到着しました。
そこは営業所らしく、沢山の路線バスの車両が停まっていて、それはワクワクしてしたものでしたが(笑)、営業所に足を踏み入れるというのも初めての経験だったので、色々と周りのものを凝視しつつの受け取りになっていたと思います(笑)。室内の壁には、路線バスから高速バスの車両の写真や、それに対する解説…そして西武バスの当営業所の路線図等、なかなか貴重な資料が飾られているなと思ってしまいます。
さて、定期入れの受け取り自体は難なく終了…。何か身分を証明出来るものはありますか?と聞かれ、その定期入れの中に入っている免許証を取り出した時は、何だか変な感じがしたものでしたが(笑)、要は何が言いたいかというと、初めて踏み入れたバス営業所という所を通して、路線バスに更なる興味が惹かれた自分がいたという事です(笑)。路線バスには、その1つ1つに担当営業所があり、そこ所属のバスが使われる事は勿論、複雑に絡むその種類全てを把握するのは困難に等しいです。だからこそ、知りたくなるのは当然の事…。今回の件では、その魅力に気付かされる事になりました。自分…、転んでもただでは起きませぬ(笑)。
☆西武バスのHP…www.seibu-group.co.jp/bus/