昨日は、ボーカルの彬子さんの、月に1度(必ず)の恒例のバンドでのライブでした。前回のライブ〔渋谷 Under Deer ライブ 参照〕こそ、久し振りにお店を変えてのライブでしたが、今回はいつもの六本木 Morph-Tokyo に場所を戻しつつ、慣れ親しんだお店でのライブという感じでやっていきました。
ただ、大きな違いは、今回も前回と同じく、ギター抜きの4人編成でライブを行ったという事でしょう。このお店では初めての試みですが、それ故ステージ上でのキーボードの位置が、従来のギターの位置に移動してみる等(下手→上手)、意外に雰囲気的な大きな変更点が出ていたのではないかと思います。無論、お客さん側から見た場合は、真ん中にボーカル、そして下手側にベース、上手側にキーボード、奥にドラム…という配置になっているので、バランス良い感じでご覧頂けたのではないかと思います。
初めての試み…と言うと、何だか前もった心構えが必要だったかのかとも思われますが、そこは出演し慣れている場所だけあって、特にステージ配置についての下準備等は必要ありませんでした。むしろ実際にその場所に座ってみて、そこの雰囲気にあった演奏を心掛けるようにする方が大事でしょう。今回は4バンド中、4バンド目と、最後のトリを務めるという順番でした。
ステージ上は、上写真のような配置となっており、やはり自分のキーボードの位置が、今までと比べて新鮮に映ります。音の聴こえ方も若干異なっているようで、これも慣れだとは思いましたが、本番中になれば、大して気にもならなくなってきました。
1曲目に“Game”、2曲目に“Destiny”と、彬子さんのお馴染みのオリジナル曲が続きますが、この“Destiny”に関してはアレンジを変え、少しボサノバっぽい雰囲気で、優しく柔らかい感じで演奏していきました。メロディの大元は変わっていませんが、バックの演奏や歌い回しは結構変えたので、とても興味深く聴けたのではないでしょうか。このように、今まで出来上がっていた曲を更にアレンジを変えて演奏するのは、今回が初めてでしたが、なかなかの手応えと新鮮感があったので、また機会に巡り合えたら考えてみたい事柄だとも思いましたね。
そして今月の新曲は、“N”という曲でした。なかなか抽象的なタイトルでですが、本人に聞くと特に意味は無いと言われてしまう(笑)この曲、目玉は何と言っても、ベースの相澤卓也さんがボーカルも担当するという事です(右上写真参照)。…とは言え、デュエットという感じの構成にはなっていなく、ちょっとしたハモりと、歌のサビの部分で掛け合いが行われる…という程度にはなっています。
しかし、これも初めての試みですので、お客さんは驚かれたのではないでしょうか(マイクは目立たずに?用意されていましたが、前もって歌うとは言っていなかったので…笑)。元々サビが印象的な曲だと思っていましたが、これで更にインパクトを与える事になったのは間違いありません。このバンドも、色々な展開がやってきて面白いものですね。
その後、“光のワルツ”、“天使の梯子”と、お馴染みのナンバーを演奏していきますが、この日は最後にもう1つ、初めての試みが行われました。それはステージのラストに持ってくる曲を、いつもの“Keep On”にはせず、前回のライブでの新曲だった“Your Love So Special”を持ってきたのです。“Keep On”は、それこそこの曲が出来てから毎回ライブで演奏している曲で、しかも殆どがライブの最後に持ってきた曲でもありました。それはある意味で、バンドの代名詞のような曲という役割も果たしていたのですが、この日は演奏自体も全く行いませんでした…。もしかしすると、“Your Love So Special”という曲に込める新たな期待と、今までのライブに一区切り置く…という、2つの意思が取れるのかもしれませんね。演奏メンバーも4人だったので、今まで何度も出演した Morph-Tokyo ですが、気持ち的にも新たな思いで望めたライブだったと思いました。今後にも期待して頂きたいところです!
今回は久々に、演奏メンバー全員で、打ち上げらしい打ち上げもしましたし…。結局、朝まで飲んでしまいました(笑)。この勢いで?次回もやっていきましょう。勿論6月のライブは既に決まっていて、6月14日(火)、場所は久々の、鶯谷にある東京キネマ倶楽部です。ある意味で集大成のようなライブにしたいとか…。頑張りましょう!
☆彬子さんのブログ…ameblo.jp/akiranochikara/
☆六本木 Morph-Tokyo のHP…www.morph-tokyo.com/