また、この日は西仲さんのバースデー・ライブという名目にもなっており(ちょうど当日)、昨年も行ったのは記憶に新しいですが〔西仲美咲バースデー・ライブ参照〕、今年もまた盛り上がった1日になったのは言うまでもありません。現在の東京は余震も多く起きているので、一体どれくらいのお客さんが集まるか、微妙に分からない感じでもあったのですが、蓋を開けてみれば満員に近いお客さんで埋め尽くされ、それは楽しい時間を過ごさせて頂いたと思います。西仲さんの誕生日祝いで、駆け付けて頂いた方も多いと思いますが、皆で同じ時間を共有する事が、とにかく有難く思える日でもありました。
この日は、自分と西仲さんのデュオ編成でお送りするライブとなっていましたが、お馴染みのドラムの和丸君(最近、ついに20歳になりました!)も遊びに来てくれるとの事で、これまた久し振りに、何曲か一緒に出来るな…と思いつつ、ライブをスタートさせました。
…と、最初の“てぃんさぐぬ花”こそデュオによる演奏でしたが、次の2曲目でいきなり、西仲さんは和丸君をステージに呼びあげるではないですか…。流石に呼ぶのが早過ぎないかと思いましたが(笑)、せっかく来てくれてるし、早く呼ぶ方が良いでしょ…と、西仲さんはその姿勢を崩しません。結局、この曲から2ステージの最後まで、つまりは最初の1曲目以外は全て和丸君を加えての演奏となり、ゲスト扱いだったものが、完全にメンバー扱いとしての出演となっていたような気がしました(笑)。
結果的には、カルテット編成からベースレスでの状況になって、ライブをやった…という感じになっていたわけですが、ベースがいなくなるだけで、こんなに自由度は上がるものなのか…と自分は逆に感心すらしてしまいました。ベースがいなくなると、そのベース・ライン等の担当はピアノが行うのが普通なのですが、特にやりたくない時はやらなければ良いですし、言わば自分の演奏の足し引きの加減で曲調に随分と変化が表れるので、結構面白いポジションにいるなとも思ったのです。
勿論、全てを担っているわけではないので、ピアノが主導権を握っているかと言うと、そうでは無いのですが、限りなく主導に近い所に居られたのは間違いありませんでした…。一緒に演奏する人数が少ない程、それぞれの楽器の負担は重くなると言いますが、ベースが有るのと無いのでは、ただ1人分の負担が増える以上の責任感を負った感覚はあるようです。更に深く追求しても良い事なのでは…とも思ったくらいでした。
意外にも?結構な手応えを感じられた今日のライブでしたが、今度の4月14日(木)から始まる沖縄ツアー(那覇市内と阿嘉島)では、この3人で行かせて頂きます(13日もライブがあるのですが、それは自分は行けないので、西仲さんと和丸君のデュオ・ライブになります)!…自分達のライブの日取りはは4月14(木) 、4月15日(金)の2日間のみですが、きっと濃いツアーになる事は間違い無しです。また沖縄に行って、良い刺激を沢山受けてきたいと思います。そして逆に、向こうの方々に良い刺激を与えられたら…とも思いますね。もうツアーは目の前に迫ってきていますが、頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします♪
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/
☆吉祥寺 Meg のHP…www.meg-jazz.com/