このお店は昨年の10月末〔池袋鈴ん小屋ライブ参照〕以来の出演となりますが、靴を脱いで上がるという方式は変わらずで、やはりどことなく緩い空気が流れてるのは健在でした(笑)。このまま地べたに座り込んでも良さそうなくらいですが、今回は一応、テーブルや座席も幾つか出されていて、何だかダイニング・ルームでライブを見ているような感覚に陥ります。どちらにしろ、自分的にはなかなか好きなスタイルかもしれません。
前回は全て弾き語り、又は多くても2人編成という出演者に対し、今回の対バン相手はバンド形式の方達もいらっしゃっていて、今までとは少し異なった雰囲気を感じられました。それでもバンジョーが出てきたり、手作りのパーカッションが出てきたりと、やはり独特の感性のバンド達が集まってくるようです。これもまた、鈴ん小屋というお店の持つ魅力の1つになっているのかもしれませんね。
そう事を考えると、自分達のようなデュオの編成というのは、とてつもなくシンプルな編成だと思ってしまいますが(笑)、それでも4バンド中4組目と、トリを務めさせて頂き、たっぷり7曲ほど演奏させて頂きました。
ところで今週は鈴ん小屋の3周年記念の週にあたるらしく、そういったイベント名を銘打ってライブが掲げられていました。…とは言え、普段と変わらないような感じでライブは進められていましたが(笑)、今回自分達は、強引にも?この“3”という数字に拘って演奏していったのが面白いところだったと思います。
数字を1つの題材としている“Seasons Of Love”、ワルツ(3拍子の事です)の“あなたの目よりも青く”、“アコーディオン弾き”、タイトルで正に…の“谷間に3つの鐘がなる”等です。これらの曲に、“Over The Rainboe”や“ヨイトマケの唄”等、いつものレパートリーを加えていった感じでしたが、結果的にはエディット・ピアフの曲が多くなっていたのが印象的でした。まあ、このお店は少し舞台っぽいような雰囲気があるので、シャンソン系の曲はもしかしたら似合っているのかもしれませんね。少し舞台の演者に成り切って、楽しく演奏させて頂きました♪
今年も、鹿嶋さんとは色々な曲をやっていく事でしょう。そのどれもが、感覚的なものを大事とする曲ばかりであり、自分の音楽感が試される時でもあります。そして自分は、常に良い刺激を貰っているような気もしています。今後はまたどんな世界に連れて行ってくれるのか…、自分も楽しみに手伝っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします!
☆鹿嶋敏行さんのブログ…blogs.yahoo.co.jp/kajimarl_to_the_world
☆池袋鈴ん小屋のHP…www.ringoya.org/