今回は2マン形式となっていて、自分達の他に尺八三重奏団という、名前からして特徴のありそうなバンドとの対バン・ライブとなっていました。このバンドはその名の通り尺八奏者の方が3人いて、アンサンブルを重視した曲を演奏し、時にはパーカッションやピアノも入るという、相当興味深い内容のものでした。この日の2マンの演奏順は少し変わっていて、短めのステージをそれぞれのバンドが2ステージずつやる…という手法を取っていました(全て、交互にやっていきます)。つまり、実質4ステージのライブをお客さんは見る事になるわけですが、これには色々な意見もありそうな感じでしたね。勝手ながら、それぞれにメリット、デメリットを考えてしまいそうです…。
とにかく、最初は尺八三重奏団さんのステージから始まりました。良く考えると、尺八という楽器でのライブを間近で見たのは、自分は今回が初めてだったかもしれません。何かの催し物等で、少し演奏している現場を拝見した事はあるにしても、いわゆる“ライブ”という形式で見るのは今までに無く、とても興味深く見させて頂きました。
そして、それは予想以上に素晴らしいものでした。尺八とは言え、今回は3人の演奏者がいますので、そのアンサンブルから、音の切り方等々、1本の楽器とはまた違った雰囲気が流れていきます。また、伝統を大事にする傍らで、凄く斬新な事をやっているようにも見受けられ、正に現代にも生き続けている音楽なのだと改めて感じました。オリジナルの曲もやりつつ、ピアソラの“Libertango”をカバーしていたのは驚きでしたが、他にも色々な曲が聴いてみたいと、素直に思いましたね。また対バンの機会があればと思います。
そして、自分達の出番です。自分は今回で2回目の参加となりましたが、やはり前回のライブ〔ERNESTO-CIELO、初参加ライブ参照〕より慣れてきた感じはありました。曲が身体に馴染んできたというか、メロディを徐々に歌えるように(声に出して…とかではなく…)なってきたのは大きかったです。オリジナルを中心にやるこのバンドは、何と言っても曲の理解度が大事で、それが自然に演奏の音に繋がっていけたのは良かったです。
選曲に関しては前回のライブと殆ど同じでしたが、自分的には今回は念願の?グランドピアノが使えたので、弾いている感じからすると、前回とは全く違うものがありました。やはり、このバンドには生のピアノが似合うようです。このバンドにおいてピアノの持つ役割は相当大きく、それはサウンドの広がりを左右する事にもなるので、むしろ絶対条件と言っても良いのかもしれません。…とにかく、グランドピアノで演奏出来て、素直に嬉しかったです(笑)。
途中、バイオリンとのデュオ演奏も挟みつつ(これは急遽でした)、良い雰囲気の中で演奏が出来たと思います。楽屋での出演は初めてでしたが、こういったバンドに凄く合うお店だと思いましたし、実際 Tsumuzi 君は何度も出演しているので、それも頷けるというものでした。
最後まで楽しくやれて良かったです。今後は新しい曲にも挑戦していきたいですね♪…どうもお疲れ様でした!
☆ERNESTO-CIELO のHP…ernesto.s155.xrea.com/
☆中目黒楽屋のHP…www.rakuya.net/