11月29日(月)、30日(火)の2日間、自分がいつも参加させて貰っているお馴染みのバンド、Generation Gap(以下 GG)で、北海道に演奏ツアーに行ってきました。これは、以前〔竹内大輔の写真日記(~2009)、Generation Gap & The Linda カップリング・ツアー、北海道編(2007.9.13~9.17)参照〕も行った事のある士別南中学校と、あともう1校の中学校に授業の一環としてライブを披露するというもので、あれから3年強の訪問となるわけですが、リーダーの上杉君曰く、今回は『GG、北海道の中学生を東京に染めようツアー!』という事にしたらしく(笑)、皆が気合が入りまくりのツアーになったのは当然の事と言えるものでした…。一気に振り返りたいと思います(笑)。
11月29日(1日目)
今回、行程が2日間のみとなっていたので、そのスケジュールは過密そのものでした。まずは1日目に、今回自分は初めて行く、旭川市の東神楽中学校での演奏だったのですが、時間的にお昼過ぎ頃に予定されているという事で、旭川空港行きの飛行機も朝7:25発と、かなり早い時間に設定されていました(故に、空港集合は余裕をもって6:00としていました)。荷物が少なければまだ良いのですが、生憎 GG はサックス4管のバンドです。バリトンサックスまで持っていかなくてはならないのです。また、東神楽中学にはPA機材が殆ど無いという話を聞いていて、現地でレンタルするかどうするか…という話しをしていたのですが、結局全部持っていく(!)という意見に至り、預ける荷物は全部で16点という、なかなか凄い数になっていました(笑)…。それはそうでしょう。サックスは勿論、ミキサーやスピーカー、アンプ、キーボードやそれらのスタンド類、ケーブル類まで持っていったのですから…。
あまりにも荷物が多いので、自分は内心、拒否られるのではないかと冷や冷やしていたのものですが(笑)、これは上杉君の力でクリアし、無事に飛行機に搭乗する事が出来ました。ただ、荷物とは全く関係の無いところで、今回のフライトは旭川空港が大雪の為、一応羽田空港は離陸するものの、行き先を新千歳空港か、または羽田空港に引き返すかもしれないという条件付きの運航となっていました。前にもそんな事がありましたが〔竹内大輔の写真日記(~2009)、旅日記 10.(津軽・日本海編・…2007.1.7~1.9)〕、だからといって、搭乗をやめるわけにもいきません…。こういう時は、本当に神に祈るしかないのでした。
さて、今回の航空会社は日本航空で、機材はボーイング767-300型機でした。日本ではよく見る機種の内の1つで、自分も全日空を始めとした航空会社で何度も乗っている機種ではありますが、日本航空のものとしては2度目くらいだったような気がします…。勿論、そういった思いで搭乗しているのは自分だけだと思いますが…(笑)。
この日の羽田空港は皮肉にも晴れていて、朝焼けも綺麗な状態でした。本当に旭川が大雪なのかは俄かには信じられませんでしたが、まずは離陸してすぐに関東平野が一望でき、その向こうには富士山やアルプスの山々が連なっているのが見え、しばし到着時の心配を忘れさせます…。暫くは快晴と言って良く、暫くしてからは浅間山ですら確認出来ました。北海道方面へと向かう飛行機は、羽田を離陸してからは、栃木県と茨城県の境目辺りを目指して飛んでいくので、如何にクリアな空だったかが分かるというものですね。
他に、男体山や中禅寺湖を始めとした日光の風景(左上写真参照)や、福島県や山形県の山々を望める等、自分は殆どの時間で機内からの景色に釘付けだったのですが、一般的なメンバーの過ごし方は、右上写真のような感じでした。まあ、当然と言えば当然ですが…(笑)。
…さて、そんな景色も、山形県上空ぐらいから雲上飛行となってきました。この日は東北から北海道にかけて、低気圧で覆われているという情報があり、ではこの雲の下は雪なのかと思いますが、確認のしようがありません…。そろそろ、空港に降りられるかどうかの心配が戻ってきたような気がします…。
暫くして北海道の上空に差し掛かりました。…つまりは、この付近だけ雲が無かったので地上が確認できたからなのですが、やや遠くに新千歳空港が見え、どうやらこの辺りはまだ雪は無いようです。しかし、この辺りは北海道でも雪が少ない地方なので、安心はしてられません。その証拠に、飛行機が進む方向の地上付近を見てみると、薄らと白くなっていくのが分かるではないですか…。そして、その上空には分厚い雲が控えています。…どうやら旭川が大雪なのは、大方間違い無いようです。
そして飛行機は降下を始めました。どうやら旭川空港には無事着陸するそうです。現地の天気は勿論雪で、気温はマイナス4℃というアナウンスには一同驚愕ものでしたが(笑)、いよいよという認識も出てきました。着陸寸前は正に雪の中の飛行という感じで、大きく揺れたりして、結構スリル感があったのですが、それでも起きないメンバーがいるのは大したものです(笑)。そんなこんなで、無事に旭川空港に到着しました。時刻はまだ9:00を回ったところでして、流石に飛行機は速いですね。以前、北海道に来た手段(フェリー…新潟~小樽で21時間、極力鈍行列車…池袋~札幌でほぼ24時間)とは全く別物です(笑)。
さて、旭川は驚愕の雪景色で自分達を迎えてくれました。気温も確実に、マイナスにいっていますね。現地では、前回もお世話になった士別南中学の村山先生と、東神楽中学から鈴木先生が迎えに来て下さっていました。…更に、これまた前回もお世話になった、GG のメンバーと大学が同期で、現在は旭川在住という佐藤旭(通称サトアキ)君も来る筈だったらしいのですが、降りても姿を見なかったので電話してみると、その電話で起きたという事実が発覚し、とりあえず学校集合という事で落ち着きました(笑)。まだまだハプニングは続きそうな気がしますね。
何度も言うように自分達は荷物が多いので(人数も多いです)、今回の北海道内での移動手段として、村山先生の車に、更にレンタカーを借りる事になっていました。当然、雪道での運転となりますが、そこは富山出身の高橋賢さんが頼もしい存在でした(この後、賢さんはずっと運転担当になってしまいます…笑)。そんな感じで、早々と学校へと向かいます。
この日演奏する東神楽中学校は、旭川空港からは車で10分程と、結構近い場所に位置しているらしく、雪景色を見ていたら、いつの間にか着いた…という感じでした。まだ10:00前という時間でしたが、これから体育館へ機材を運び、自分達でセッティングをしなければなりません。それは全くのゼロからの状態で、ひな壇の位置も自分達で考えて置いていったものでした。
スピーカーを立て、ケーブルで繋ぎ、音量の設定もしていきます。これがまた体育館という、音が異常に響く環境の為か、予想以上に時間が掛かってしまいました…。そして、学校にも少しは機材がある事が途中で判明し、色々とまたケーブルで繋いでいった結果、自分達が持ってきた殆どの機材を使い切るという事に至ってしまいました。自分達で機材を持ってきた場合、一応は余裕を持って、ケーブル類等はそれぞれ多めに持ってきたりするものなのですが、ほぼ使い切る状況というのは、ある意味でラッキー、ある意味で非常にギリギリの状態だった(笑)と言えるものかもしれません。空港にも、結局は着陸出来たところをみると、今回のツアーは結構、恵まれた風が吹いてきているのかもしれませんね…。
セッティングに時間を掛けてしまった故、リハーサルの時間も結構タイトな感じでした。この後には生徒達と食べる給食が用意されていたのですが、それは幸か不幸か?断念し、リハーサルに費やすころにさせて頂きました。せっかく訪れた旭川の中学校…。なるべく良い音環境で見せたいのは当然の事だったのです。
生徒達との給食は無理でしたが、本番前の数十分、控室となっていた音楽室には、自分達への給食を用意して下さっていました。メニューはカレーで、なかなかの味。こういったものを中学生の皆が食べていると思うと、何だか羨ましくさえ思います(笑)。まあ、こうしている間にも本番は差し迫ってきていたので、食べるのと曲の確認作業とは、若干同時進行だったような印象がありましたが…。
さて、本番の始まりです。いつの間に生徒達は体育館に移動してきたようで、その数はかなりのものになっているような気がしました。ここでは是非、格好良いところを見せたいものです。自分達のオリジナル曲“Keep On Dancin'”で、ステージの幕開けを告げさせて頂きました!
曲はいい感じで進んでいきましたが、微妙に辺りを緊張感が支配しているようにも思います。無理もないでしょう…、徒達からすると、自分達のような音楽をやっている人が学校に来るという事は殆ど無く、そもそもライブというものもよく分かっていないかもしれません。これは音楽鑑賞ではなく、ライブだ!…という事を伝えられたらと思いますが、なかなか難しい環境でもありました。
それでもカバー曲コーナーになると、その緊張感も和らいでいく感じが出てきました。やはり生徒達の知っている曲というのを、GG アレンジと言いますか、こういった感じで演奏も出来るんだよ…と披露すると、結構理解を示してくれたのです。特に分かりやすかったのは、この東神楽中学の校歌を、GG 風にアレンジした曲でしょう。…まずは、先程の鈴木先生(音楽の先生という事で…)が、本来の校歌の伴奏をし、生徒達に歌わせてくれます。そして、その直後に GG 風校歌を演奏したので、これはなかなかの変化があって面白かったのではないでしょうか。メロディはそのままですが、雰囲気が全然変わってきます。まあ、“成程”くらいに思ってくれると幸いですよね…(笑)。
そして、ライブもいよいよ佳境に迫ってきました。また自分達のオリジナルをやりつつ、最後には一大イベントを控えています。それは、また先程の鈴木先生になるのですが、先生と自分達のコラボ曲をお送りしようというものでした。先生はアルトサックスもやっているという事で、GG と一緒にサックス合奏で演奏していったのですが、この様子には生徒も驚きだったのではないでしょうか。
曲は、いきものがかりの“Yell”となってました。こちらには、本物のベーシストの安達貴史君もいる事ですし(笑)、曲説明も彼にして貰って、いよいよ演奏です…。どうやら学校の合唱用のバージョンがあるらしく、それに沿った進行がなされていきました。
ここで重要なのは、先生がメインのメロディを吹いていて、GG の管楽器陣は、あくまで伴奏に回っていたという事です。しかも、鈴木先生の音質は凄く綺麗な印象で、それはこちらが驚くくらいでした。やはりクラシック系の音がしていたというか、こういったバラード調の曲にはとても合っていて、それは演奏後には大拍手という感じでした!…先生にもっていかれた感も無くは無かったですが(笑)、そこで生まれた生徒達の一体感というのは、何物にも変え難い印象となりましたね。どうもありがとうございました!
さて、ここからが大変でした。自分達はすぐさま控室に戻ったのですが、沢山のサインを書かねばならないという作業が待っていたのです!…それは学校用どころか、町用にまで用意されていて、これは光栄な事だと思いました。そして、先程演奏を見てくれた生徒達が何人も控室に押しかけてきてくれます。こういったアプローチは素直に嬉しいですよね。中には吹奏楽部の生徒も何人かいて、恐らくこの日は凄く刺激的な1日になった事でしょう…。そのまま、この後は部活が控えているという事で、GG からも何人か、その活動を見学しにも行ったものでした(上杉君なんか、トランペットを披露していましたしね♪)。やはり、このように生徒達と直接触れ合える時間があるというのは良い事ですよね。楽しい時間を過ごす事が出来ました。
色々な方に感謝の言葉を頂きましたが、むしろ“ありがとう”と言うのは自分達でしょう。東京ではなかなか味わう事の出来ない、貴重な体験をさせて頂いたと思います。生徒達も皆さん本当に素直で、話すだけで表情が和らいでしまうような、そんな時間でした。また来たいと思わせるに十分な学校だったと思います。改めて、ありがとうございました!
さて、学校を後にし(機材も積み込みました)、ホテルへ寄ってから、楽しい楽しい打ち上げです!…この日はなんと、東神楽中学の校長先生(実は、以前の士別南中学の校長先生でもあるのです)が招待してくれまして、旭川駅近くにある“大雪(たいせつ)地ビール館”というお店に行ってきました。煉瓦造りのの素敵な建物で、ここでもメインはジンキスカンです!…そして、お店の名前通り、もう飲む事が大前提となっているのが楽し過ぎです(笑)。沢山食べ、沢山飲ませて頂いたものでした♪
この場には、校長先生を始め、鈴木先生も村山先生も同席をしていましたが、本当に皆さん楽しい方々ばかりです。こうした先生方が多いと、この日のような明るく素直な生徒達が育つのかなと思ったり…、そういった事に思いを馳せながら飲むのは良い時間でした。勿論目の前には、これでもか!とばかりにジンキスカンがてんこ盛りだったので、それは食べても食べても減らない感じではありましたが、流石 GG です…、減りましたからね(笑)。皆さん、お腹も空いていましたね。お酒も入ると、酔いも早かったのではないでしょうか。
さて、これで終わりではありません。すぐさま2次会へと直行です!…外へ出ると、まだまだ雪は降っており、気温もかなり下がっていたと思うのですが、その為に今までの酔いも醒めそうな勢いでした。ここから2次会の居酒屋までは徒歩15分…。雪道ともあって、その行程の皆のはしゃぎっぷりと言うと大の大人とは思えない程でしたが(笑)、たまにはこんな時間があっても良いものですね。
雪道というのは自分達には流石に慣れているものではなく、本当に気を抜くとツルっと滑ってしまうのです。まあ、気を抜かなくても、皆でお互いを滑らせようとしているのは否定出来ないので、ここは全員が雪山に身体を預ける事以外、オチが無いようにも思えてきました…(笑)。結局は、全員が雪まみれ…。パウダー・スノーなので、グシャグシャにならないところが流石だと思いますが、身体共にグシャグシャになっていたのは間違いありません。そして、居酒屋という急に暖かい所に入ると、尚更その様子は顕著になっていくのでした…。
さて、2次会となった場でも、かなり盛り上がりを見せたのですが、先生方が帰られると一転して、自分達でもビックリするぐらい真面目な話しをしていました。この日の反省会だったり、それを生かして次の日はどうするか…とか、今後の GG の展望…ですとか…。まだまだ歩みを止めないバンドなのだと、改めて思った次第でした。
2次会の写真(上参照)で、それらが伝わらないのが残念です(笑)。何だかんだで遅くまで飲んでしまった1日目でした。次の日も…負けじと頑張りましょう!
11月30日(2日目)
この日は、自分はもう3度目の訪問となる士別南中学校での演奏です。あまりそんな気はしていなかったのですが、前回からは3年も経っており、前回中学生だった生徒はもう卒業しているという事実には、改めて驚かされるばかりでした。学校には9:30頃の到着を予定していたので、旭川のホテルを8:30頃に出発します。どうやら天気は晴れているようでした。
朝日も見え、快適なドライブ!…と言いたいところでしたが、高速道路は凍結していますし、運転にはかなり気を遣わないといけないところでしょう。所々に、スピンでもしたのか、前後が逆になっている車が止まっていたり、雪の塊に突っ込んで立ち往生している車などもいて、なかなか危険という事も思わせてくれました。
更に、高速に乗って数十分程すると、雪深くなってきたと思ったら、かなり大きめの雪が降り始めるではないですか…。何だか、天気が変わりやすい山の気候のようです。自分は村山先生の車に乗っていたので、わりとスムーズに走れていましたが、北海道運転に慣れない賢さんの車とは随分距離が離れてしまい、自分達の方が20分も早く学校に着くという結果になってしまいました。とにかく、それくらい影響のある雪の量だったのです。
後の皆も到着して、昨日と同様、早速セッティングに取り掛かりますが、今回はPAシステムを入れていたのが大きな救いでした。これなら、基本的に自分達は楽器のセッティングだけをするだけで良く、その分、曲の方に力を入れられるというものでした。結果的に、敢えて若干時間を余らせてリハーサルを終わらせる事にして、心身共に余裕をもった時間配分が出来ていたように思います。
余裕をもって控室に戻ってきた辺りで、今度は生徒達との給食の時間が待ってました。3年生との給食会ですが、3クラスあるという事で、サトアキ君も交えて(笑)、3人に分担して教室に行ってきました。それぞれのクラスがどんな様子だったかは分かりませんが、なかなか楽しい時間だったとも思います。まさか生徒達と向かい合って御飯を食べる事になるとは…(笑)。
給食の後は、いよいよライブ本番です。過去にも演奏した事のある体育館で、3度目の演奏が出来るという状況はなかなか実現出来るものではありません。その事だけでも、十分貴重な時間を体験するのだと心に留め、本番に臨みました。
今回は昨日とはメニューも若干変え、最初にクリスマス・メドレーを持ってきました。数々の有名なクリスマス曲を、GG 風にメドレーにまとめたものですが、これはなかなか聴きやすかったのではないでしょうか。時期的にも良かったかもしれません…。そして、これは演奏会ではなくライブだから、身体を一杯動かして、手拍子もしたりして、大声で叫んだりして…、、とにかく一緒に騒ごう!…という事を伝え、GG のオリジナル曲をお送りしていきました。大きな拍手も頂き、いい感じに盛り上がってきたような感触を掴めたような気もしたものです。
そして、この日もカバー・コーナーを設けたのですが、まずルパン3世のテーマから始まり、なんと AKB48 の曲“会いたかった”までやってしまいました(笑)。畳み掛けるように演奏したのが良かったのかもしれません…。そして曲調は打って変わって、今度は綾香さんの“三日月”を演奏するのですが、最近結婚するという先生2人にプレゼント…という形で、中学3年生の生徒1人が GG の演奏をバックに歌う…という段取りになっていました。
その生徒は男の子なのですが、これがまた、GG もビックリの歌唱力の持ち主だったのです…。リハーサル時から、かなりの緊張はしていたようですが、本番に懸ける意気込みは予想以上に強いようで、それは堂々と歌い切っていたものでした。しかも、途中にフェイク等も入れてきたりしたのですからビックリです!…普通に、東京に出てきても良いのではないかと思ったくらいでした。凄い生徒が士別にいたものです。大拍手はもはや当然でしたが、彼も達成感があったに違いありません。
勿論、士別南中学校の校歌もやりました。こちらは、普通の校歌がピアノで弾ける生徒がいるという事で、まずはその子の伴奏で生徒達に自ら歌って貰い、またまたその直後に GG 風の校歌を演奏していきました。こちらはラテン・テイストのアレンジとなっていて、メロディ以外の雰囲気はもう別物という感じです。ただ、ノリノリな曲というのは理解して貰えたのか、面白そうな表情で見てくれたのが印象的でした。やはり校歌のアレンジというのは、積極的に取り入れて良さそうですね♪…今後の参考にもしたいくらいでした(笑)。
さて、また GG のオリジナルに戻りますが、ここでまたゲストとして、今度はお馴染みの村山先生をステージに呼びます。前にも話した事があるかもしれませんが、村山先生は上杉君の先輩でもあり、同じくサックスをやっていた仲でもあるのです。そして、村山先生は GG の曲が大好きであり、今回も是非“今宵ナニ想フ”という曲を一緒に演奏したいという事で、生徒の前での披露が実現したわけです。
村山先生はソプラノ・サックスで挑みましたが、昨日の鈴木先生同様、その音色はクラシック的で美しく、そして特徴的なものでした。メインのメロディを吹いているのですが、その歌い方というのが独特なのか、極端な話し、そのフレーズを聞くだけで士別に来たと思い起こさせてしまうくらいでした。よほど思い入れがあるに違いありません(実際、何回も聴いていると言ってましたし…)。ここまで愛されている GG の曲というのは、本当に幸せかもしれませんね。
そして、いよいよ最後の曲となりましたが、やはり“Yell”を外すわけにはいきません。しかも、ここの生徒達、事前に音楽の授業で取り上げていて、皆が歌えるというではないですか。それではそのまま、全員とはいきませんが(理想は全員でしたが…笑)ステージに上がってきて貰いましょう!…先程、給食を一緒に食べた吹奏楽部の皆や、話しをして面識が出来た子など、とにかく顔が分かる生徒を名指しで呼んだりして、ステージに上げていきます。その数、ざっと20人くらいだったでしょうか。またまた安達貴史君に曲の説明をして貰って、皆でこの曲を完成させよう…という言葉が印象的でした。“生徒たちの合唱+GG の演奏”の実現です!
これは本当に良い雰囲気の中で演奏され、正直、涙が出てくる程でした。生徒達はそれぞれのパート(3つに分かれているようです…)があるようで、それらのメロディと、GG オリジナルのサックス・フレーズが絶妙に絡み、新たなオリジナリティを生んでいたのは確実だと思います。突然のコラボだったものの、記憶に残る演奏になったのは間違いありません。それを考えると、この“Yell”という曲の力の強さを感じましたね。心地良い時間でした。
本編はこれで終了でしたが、嬉しい事にアンコールが鳴り止みません…。ここは再度盛り上がりを見せるという事で、GG の曲から“Sappy!!”を演奏させて頂きました。こちらもラテン調の曲なので、生徒達も立ち上がらせ、手拍子もさせ、バリトン・ソロ、そしてドラム&ピアノの掛け合いへと続いていきます。
…もう、遠慮無しにやらせて頂きました(笑)。楽器同士の掛け合いとか、生徒達にとっては意味不明かもしれませんが(笑)、お互いが楽器で会話をしている雰囲気さえ伝わればと思いました(どんな会話かは、この際置いといて…笑)。そして力を出し切り、無事演奏終了。自分達もそうでしたが、生徒達を始め、この会場となった体育館に、一体感の満足感が立ち込めていました。本当に良いライブだったのだと思います…。楽しい時間を過ごさせて頂きました!
この後はサイン“会”、そして生徒達と思う存分触れ合ってきました。こちらもライブに負けず劣らず楽しい時間でしたね。皆、ノートの切れ端とかを持ってきて、1枚に1人のサインをお願いしてくるのです。何だか嬉しいではありませんか。1人に1人に思いを込めて、全員が丁寧にサインをしていきます。こういった時間も本当に大切ですよね。
個人的に驚いたのは、前回、前々回と、どちらも中学時代に士別南中学での演奏を見ていて、今回個人的に演奏を見に来てくれた子がいたという事です。前々回が5年前、前回が3年前ですから十分可能な事ですが、実際に今回挨拶に来てくれたのは嬉しい限りでした。そして、その子の手にはサックス・ケースがあり、よく見てみると、GG メンバーのサインが未だに残っているではありませんか!…これには GG メンバーも驚愕でしたが、これ以上の喜びがあるでしょうか。そしてその子は、前回にサインを貰い損なったメンバー(自分とかは、先に帰ってしまっていたので…)にサインを貰い、ついに今回、コンプリート?を果たしておりました。こういった子達の為にも、本当に自分達は、これからも頑張っていかなければ駄目ですよね!
さて、この時点で17:00過ぎくらいの時間になろうとしていましたが、そろそろ学校を後にしなくてはなりませんでした。なんせ、今日中には東京に帰らなければいけないのです。旭川空港は20:25発という事で、道中は2時間は見ておきたいので、名残惜しいのですが、そろそろ限界の時間です。雪は激しさを増すばかりで、このまま自分達に留まってほしいのかと訴えているようにも思える程でした。
学校に溢れんばかりの感謝をして、いよいよ出発…。来た道とほぼ同じルートで戻りますが、辺りは暗くなるは雪は激しくなるはで、行き以上に気を遣う運転になっていた事は想像に難くありません。高速道路の時なんて、本当にどこを走っているのか分からないくらいの状況もあったくらいでした。運転手の賢さん、、本当にお疲れ様でした…。
そんな元々タイトな行程だったのですが、どうしても旭川ラーメンは食べておきたく、とあるラーメン屋に寄ってしまったので、その行程は更にタイトさを増してしまいました(笑)。それでも無事に旭川空港に到着し、来る時以上にスムーズなチェックイン、そして荷物預けもでき、いよいよお別れの時が近付いてきたという事も感じさせてくれました。
…本来ならここで、感動的な集合写真でも見せて終わりたかったものなのですが、今まで予想以上に写真の消費が激しかったようです…。自分の持っているデジカメの電池が無くなってしまいました(笑)。2日間の行程だから大丈夫だと思っていたのですが…予想は大きく外れました(そもそも、2日目の時点で電池の表示が1つ減っていたので、危惧はしていたのですが…)。後は、下の2枚の写真で最後となります。皆様どうもお疲れ様でした!…素晴らしい経験を共有でき、本当に楽しかったです。このツアーに関係してくれた全ての方達へ、どうもありがとうございました!
そして、無事東京に戻った次の日に、ツアー1日目の夜に起きていた、はしゃぎっぷりのツケとして、メンバーの殆どが筋肉痛に見舞われた…という事実も添えておきます(笑)。
☆Generation Gap のHP…www.generation-gap.jp/
前回・前々回を経験した子がまた見に来てくれるなんて、ほんとうに感動ですよね。
写真も「ロシアの軍隊の行進」をはじめ、いろいろ楽しめました!
本当に良い経験をしたと思います。これは、心が熱い内に
書いてしまうのがベストだと思いました。そろそろ筋肉痛は
治まってきましたが(笑)、まだまだ興奮は冷めません!
やりたいですけどね…。でも、次のライブは
メンバーも違いますし、微妙なところかも
しれません。お土産話は沢山あるでしょうね♪