今回のベースには、GG のライブでは2回目の参加となる安達貴志君を迎えつつも、更に新曲等を加えていったりして、ライブの展開には妥協は全く感じさせませんでした。また、今回の選曲にしても、落ち着いた曲は少なめで、とにかく激しい雰囲気の曲が多数というのが第一印象という感じではないでしょうか。本当に気が抜けません(笑)。
さて、そんな新曲は、ドラムの立山秋航が書いた(最近、よく GG に対して曲提供をしてくれますね…笑)“Dog Eat Dog”という曲でした。意味としては、情け容赦ない戦い、…まあ、“食うか食われるか”という感じになるのでしょうが、そんなタイトルに相応しく?緊張感を全面に押し出した感じの曲調となっていました。曲中の展開もダイナミックで、GG らしいパワーがあり、聴き甲斐もある曲だと思いました。
…と、こういった曲を、少ないリハーサル時間で本番で演奏するというのも大変なのに、この日のライブはお客さんとして、GG の2代目キーボーディストである、堀内なつみさんという方がいらっしゃっていて、急遽、曲中でキーボード・デュオ・バトルを設けるというのですから驚きでした。新曲に、いきなり新しい試みを取り入れるというのはアグレッシブな展開ですが、そもそもキーボード・デュオすら珍しい構成ではないですか…。自分でも、どうなるかなんて検討もつかない感じでした(笑)。
そして、大方の予想通り(笑)?バトル中は凄い展開になっていました。どこまでも続いていくという感じです(笑)。基本的には(結果的ですが)、それぞれが何小節ずつかソロをやって回していく…という感じだったのですが、それが永遠に続いていって、どこで解決していくのが良いのか、全く見えてきませんでした。まあ、それが緊張感という事なのだと思いますが、正にタイトル通りの“食うか食われるか”でした(笑)。面白い体験になりました。
また、バトル…という点では、ベースとドラムとの絡みも見逃せないポイントでした。恐らく最初からそういった形にするかは決めてなかったと思うのですが、これも演奏しながら、自然とそうなっていった感じです。白熱する時間はまだまだ続くのでした。
そして2ステージ目の最後の曲を終え、アンコール!…といった時に、以前 GG のメンバーとしてバリトン・サックスを吹いていた高橋賢が来ている(この理由は後述します)のを発見し、こちらも急遽演奏に加わって貰う事にしました。久し振りの共演で懐かしい感じですが、賢さんは年末までのライブにも何回か参加して貰う事になっているので、暫くはお世話になるかもしれません。最近の GG の曲ではお馴染みとなりつつある、“Next 10 Years”という曲で、この日は締めさせて頂きました。皆さんどうもありがとうございました!
さて、ライブはここまでですが、この日はまだ GG メンバーは帰る事が出来ない状況になっていました。…と言うのは、このライブ後に深夜リハーサルが待っていたからなのです。これは何の為のものかと言うと、今月の29日、30日の2日間、以前この GG でも行った北海道ツアー〔Generation Gap & The Linda カップリング・ツアー、北海道編(2007.9.13~9.17)〕の時に訪れた士別南中学校と、あともう1つの中学に、特別授業という名目で GG がライブをしに行く事になっており、その準備をする必要があったのでした。前述のアンコール時に吹いてくれた賢さんが来ていたのは、実はこのリハーサルに参加する為でもあったのです
ただライブをやるだけでしたら、もしかしたらリハーサルはそんなに必要なかったのかもしれませんが、今回は学校での授業という名目もあるので、例えば、学校の校歌を GG 風にアレンジした曲をやってみたり、いわゆる皆が知っている曲を演奏してみたりと、ライブとはまた違った見せ方を考えてやっていくつもりだったので、それは時間も必要になるのです…。ライブ後…という状況下だったものの、やるべき事は丁寧にやっておきたい感じでした。
…しかし、丁寧なのは良いのですが、お陰で、23:30~深夜3:30までの時間の予定が結局終わらず、朝5:30までスタジオで、帰りは朝6:00になるという強行軍になってしまいました(笑)。帰宅出来たのは朝の7:30頃です。もう完璧に次の日の朝です(笑)。本当に長い1日になってしまいました…。やはり、食うか食われるかの1日だったのか…(笑)。
それでも、やるべき事はやりました。これは、北海道の中学生にも是非盛り上がって貰いたいものです(笑)。どうぞ楽しみにしていて下さい!…そして、GG メンバーの皆様、長い間どうもお疲れ様でした(笑)。
☆Generation Gap のHP(新しくなりました!)…www.generation-gap.jp/
☆横浜 Hey-Joe のHP…www.ne.jp/asahi/hey-joe/yokohama/