ウニクスは埼玉県を中心に、色々な場所で展開させているショッピング・モールですが、この秩父に出来たものは今回で開店1周年を迎えるとの事で、そのイベントとして、地元の人などを中心に集められた“ミュージック・フェスティバル”みたいなものが開催され、自分達はその一環としての出演となったのでした。
まるで地元ではない自分ですが(笑)、何気に秩父には仕事でもプライベートでも、年に何回かは足を運ばせているのです。実際、昨年は7月にバイクの森というところで演奏をしましたし〔竹内大輔の写真日記(~2009)、小鹿野(秩父)バイクの森にて演奏参照〕、12月にはその時で2回目の経験!ともなった、秩父夜祭にも見に行っているのです〔竹内大輔の写真日記(~2009)、2009年秩父夜祭、宵宮参照〕。今回のウニクス秩父での出演メンバーは、ボーカルに山岡美香さん、ベースに村田博志君、そして自分のトリオ編成で、沢山出演者がいる中で、最後の出番となっていました(それでも17:30頃ですが…)。ウニクス秩父という場所は自分は初めて行きましたが(まだオープンして1年ですからね…)、何度も通った事のある道の脇に位置しており、事前に地図で見ただけで何となく位置関係は分かったものでした。山岡さん(今回の依頼は、山岡さんからきたものでした)も村田君も、そんなやたら詳しい自分に不思議そうでしたが…(笑)。
さて、秩父に向かうには、やはり西武鉄道が便利ですね。全車指定の特急に乗って向かいましたが、予想以上の空き具合に、道中は途中から左上写真状態でした。最初は曇っていたものの、秩父に着く頃には青空も覗かせており、この日は野外での演奏と聞いていたので、ライブ日和な天気になってきたなとも思いました。
山岡さんや村田君と合流し、タクシーでウニクス秩父まで向かいます。…とは言え1メーターで行けてしまうような場所で、そう言えば、秩父夜祭の花火の時、この近くまで歩いてきたなとも思いながら向かって行きました。現地に着くと、いつの間にこんな場所が出来ていたのかという感じでしたが、確かに新しい雰囲気はまだ漂っており、そして意外にも人出が多くて、全体的に賑わっていたというのが初印象でした。何となく珍しい光景だったので驚きでしたが、秩父は音楽が好きな人達が結構多いというのも、今まで何度か訪れた事による思い起こさせるイメージがあり、正にその通りなのでしょう。この時には、ちょうど夕日がピークを迎えており、とても幻想的な風景が広がっていました。
…さて、自分達の出番である17:30頃には、流石に日も暮れてしまいましたが、その代わりと言いますか、ステージの背後に設置されていた樹木に、イルミネーションが点灯されているのがより際立ってきたので、別の魅力が見えてきたような感じもします。他の出演者の方はポップスやロック系の曲を中心に演奏しており、自分達のジャズがトリ…というのは大丈夫なのかな…とも思ったのですが、とにかく出番は回ってきました。
与えられた時間は約30分。ジャズで、それぞれソロを回したりする事を考慮すると、全部で5曲くらいが適量かもしれません。そして、色々な方が御存知の曲が良いでしょう…。そんな背景もあって今回は、“On The Sunny Side Of The Street”や、“Take The A Train”等のジャズ・スタンダード曲を中心に、最後には“What A Wonderful World”を持ってきて、誰もが楽しめるようなステージを目指していきました。反応はまずまずで、夜になって寒くなってきたにも関わらず、殆どのお客さんがその場でジッと聴いて頂いたのは本当に有難い事でした。
むしろ、自分達の方が寒さに敏感になっていたかもしれません。自分はダウンを着てこの日は秩父に向かったのですが、流石にステージ上では脱いだ方が良いだろうと思い、結局シャツだけでステージに臨み、見事に失敗をします(笑)。予想通り、10分もすると肌寒く感じてきて、後は指の硬直との戦いでした。勿論、特に問題は無かったものの、30分というステージ時間はもはやギリギリのところだったのかもしれませんね…。それでもお客さんの暖かさに助けられ、楽しい時間を過ごせたライブでした。どうもありがとうございました!
…さて、ライブが終わり、自分は往路とは異なり、秩父鉄道経由で自宅まで帰ってみました。確か何度かこのルートで帰った事はありましたが、この秩父鉄道がまたローカル風情を醸し出していて良いんです♪…ガラガラの車内と相まって、ちょっとした鉄道旅行気分を味わえつつ帰路に着けた自分でした。1日お疲れ様でした!
☆山岡美香さんのHP…www.mika-yamaoka.com/
☆村田博志君のブログ…chabass.blog63.fc2.com/