Sweet Rhythm に関しては今更説明するまでも無いとして…(笑)、EART というユニットのメンバーの2人は、どちらも自分の大学時代の後輩にあたり、大学時代は勿論、卒業後も何度か一緒にライブをやった間柄でもありました。今回、ライブはそれぞれが1ステージずつという試みで行われていて、最後には2つのバンドで共演…という時間も設けられていたので、実はその2人とは相当久し振りに、一緒に音を出す事にもなっていたのです。自分は EART の曲は初めてですが、池田君は今まで何度かサポートでライブを手伝ってきたそうで、セッションにあたっては何の問題も無いでしょう。また、今回の Sweet Rhythm のドラマーとして、自分は初対面の中島道博君が手伝ってくれる事になっていましたが、彼も EART のサポートは何度かやっているそうなので、むしろ初めて演奏するのは自分だけという状態ではありました…(笑)。
さて、このお店は名前通り、グリル&バーとして営業しているのですが、この日は貸し切りという形でライブをやらせて貰っていたので、通常の営業とは異なり、基本的には飲み物のみを出して(軽いつまみはありましたが)、座席も全部取っ払い、スタンド状態でのライブという事になったのです。これは実際にお店に行けば分かるのですが、実は店内はそんなに広くなく、楽器類は殆ど持ち込みになったので、実際にお客さんが入れるスペースは更に限られていたのです。実質、お店の3分の1くらいは“ステージ化”してしまっているので、立ち状態での観覧は致し方無かったとも言えるでしょう。
しかしその事が逆に、今回は成功に繋がったようにも思いました。この日はそんなに寒い日ではなかったので、お店はオープン・ウィンドウの状態で営業をしていたのですが、中の音が心地良く外の通りまで届いているようで、何だろう…と思ったお客さんも結構入ってくれたのです。そして、皆で立って聴いているので、外からも気軽に立ち寄りやすい環境が上手く出来ていたのでしょうね。また、体が動かしやすいのか、ノリも良かったという点も大きかったです。これが座って聴いていると、やはりどこかしら“じっくり”と聴く事になるので、お店の雰囲気的にも、若干静かめな感じになってしまっていたかもしれません。
ゆえに、今回のライブは最初から最後まで楽しく、そして盛り上がりを肌で感じるほど、人の暖かさや賑わいを感じたライブでもありました♪…だまって聴いているほど静かでも無く、かと言って演奏に支障が出る程の騒がしさは感じなかったので、本当にお店の雰囲気と共にバランスが良かったのだと思います。勿論、演奏している自分達も心地良く、そして曲に集中する事が出来ていました。
これは出番が EART になって、より顕著に感じました。お客さんの数も更に多くなり、やはりこういった場所によく馴染むユニットなのだなと思います。適度なバランスの中で紡ぎ出されるサウンドは、そのバランスを、更に心地良い方向へと誘ってくれるようでした。
このまま聴いていたい感じですが(笑)、最後には自分達 Sweet Rhythm の3人も加わってライブを進めていく為、再度“聴く”方から“弾く”方へとチェンジさせます。こうなってくると、お客さんのノリは更に上がっていき、皆で手拍子したり、皆で声を出してメロディをなぞってみたりと、そのバランスに“一体感”まで加わってきました♪…お客さんとの距離は殆ど無く、正にどちらもが楽しめている瞬間で、本当に素晴らしい時間だったと思います。更にアンコールまで頂き、半ば即興的に“Close To You”をやらせて(勿論、自分達風?なアレンジを加えて…)頂きました。小さなお店で体験出来た、大きな至福感。どうも皆様ありがとうございました!…また機会があったら是非やりましょう。
…さて、この日はお店はお酒は提供しているという事で、自分も調子に乗って(笑)ビールを何杯か頂いていたのですが、場所柄、やはり外国産のビールが多く、最後の方ではアルコール度が9%という、なかなかファンキーなビールを飲んでしまい、帰宅後の自分の部屋で撃沈していました(今思えば、ちゃんと帰れて良かったなと思っています)。まあ、1日楽しかったので良しとしましょうか(笑)♪
☆池田暢夫のHP…sites.google.com/site/nobuoikedawebsite/
☆中島道博君のHP…sites.google.com/site/drumitchie/
☆EART のHP…eart.nu/
☆石川町 Charcoal Grill & Bar Green のHP…greenyokohama.com/