この“久し振りの遠征”という状況からか、どうしても開放感の高い写真ばかりが集まってしまう事になりましたが(笑)、それもまた良しと致しましょう。実際に個人的に始めて訪れた大阪万博記念公園は広く、ただそこに身体を預けるだけでも、何となく開放感に浸ってしまう部分もあります。現地に到着した時は少し曇りがちの天気となっていましたが、陽を遮る所が殆ど無いこの広場では、逆にこれくらいの方が良かったのかもしれません。
…とは言え、その天気が更に悪くなり、一時的に強い雨、そして風となってしまった事は驚かされました。しかし、それは通り雨だったようで、自分達の出番の時には回復。どうやら天気は我々を味方してくれたみたいです。ただ、風はまだ強いままだったのですが、これはもう自分達が嵐を呼んできてしまったという解釈にしてしまいましょう(笑)。こうして自分達のステージが幕を開けたのでした。
自分達に与えられたステージ時間は35分。野外という事もあり、開放感のある TRI4TH らしい楽曲達で攻めていきたいものです。ファミリー層も多く、ジャズをあまり聴かない方達にも分かりやすいような手法でステージを展開させていきました。自分達のステージは勢いがあると定評がありますが(笑)、このような場所では勢いだけではなく、ジャズの楽しさ、ライブの楽しさ等も混ぜてお送りしていくように務めていきました。
風がいよいよ強くなってきたライブの中盤、お客さん達に「しっとりとした曲と、盛り上がる曲と…どちらが良いですか?」と聞くと、満場一致で「盛り上がる曲!」という声が返ってくるではないですか。回答によっては静かな曲も演奏する事を想定していたのですが、ここは盛り上がっていってしまいましょう。TRI4TH で初披露となる、ランシドのカバー“Time Bomb”をお届けさせて頂いたのでした。ボーカル曲ですが、TRI4TH 流のスカアレンジを施し、インスト音楽とのバランスの良いところを目指して披露した1曲。有名曲というのもあってお客さんの反応も良く、今後の TRI4TH レパートリーのお馴染みの1曲になりそうです。この“Time Bomb”で会場内の一体感は一気に増し、“Guns of Saxophone”、“Maximum Shout”と一気にお送りして今回のステージは終了となりました。最後の方には、もはや風が強かったという事など忘れてしまうような(笑)、そんな楽しさの中でやらせて頂きました。
その後は少し会場内でゆったりと過ごします…。そう言えば、この日の朝はとても早い出発となっていて、ここまで車移動してきて、機材類を運んで、ご飯を食べつつ、打ち合わせを経て、あっという間に本番…という強行スケジュール…。少し身体を解す意味でも、会場の散策は大事な意味を持ちそうです。特に、初めて来た自分にとって、太陽の塔を間近で見れたというのは大きかったです。生で見たそのスケールの壮大さに圧巻…。ステージの前に見ておいたら、また演奏も変わっていたかもしれませんね(笑)。
こうして OUTDOOR PARK でのイベントを終え、この日は大阪で1泊…。同行スタッフの方を交えての打ち上げも、今回は久し振りだったのではないかと思います。生ビールで乾杯して、今日1日を振り返りつつ、あとはとことん、くだらない話しで盛り上がる…(笑)。これぞ遠征の醍醐味でもありますし、次なる活動へのエネルギーにも繋がるのです。今回は貴重な機会を、どうもありがとうございました!
☆OUTDOOR PARK のHP…https://outdoorpark.jp/
☆大阪万博記念公園のHP…https://www.expo70-park.jp/
☆TRI4TH のHP…https://tri4th.com/