さて、お店に着くと、西仲さんがいたのは勿論として、なんとドラムの和丸君までいるではありませんか!…確かに、彼の家はこの付近にあるので、何となく遊びに来た…という感じは分かるのですが、足元には既にドラム・セットが若干横たわっています。…成程、これはライブに参加してしまうという事ですね♪…とりあえず1ステージ目は様子見で、2ステージからの参加とさせるようにはしましたが、まあ、この日は7割方、こういった状況になるのではないのかなとも思っていました(笑)。ただ、お店の規模的に、ドラムをフルセットで置くのは厳しかったようで、バスドラム、スネア、ライドシンバルの3点セットで臨む事にしていました(ちなみに、ドラム椅子の代用として、ドラム・ケースに座っていました…笑)。ジャズをハイハット無しで叩くというのも大変な感じはしましたが、彼ならやってくれるでしょう(笑)。
お客さんも集まり、前回同様、若干飲み会の延長みたいな雰囲気になってきましたが(笑)、何となく1ステージ目は始まりました。“Autumn Leaves”を1曲目として、基本的にはジャズ・スタンダード・ナンバーでお送りしていきます。…とは言え、選曲は全て西仲さん任せで、しかもその抽出は、曲をやる直前に聞かされます…(笑)。正にその場で作り上げるライブであり、そういった緊張感が妙に心地良い時間でもありました。
そして、和丸君を加えて2ステージへと突入です。今度は、西仲さんがライブをやる時は必ずと言って良いほど取り上げる“てぃんさぐぬ花”を1曲目とし、1ステージ目とは明らかに違った雰囲気で始まりました。他、カーペンターズで有名な“Song For You”や、これまた沖縄の民謡である“谷茶前(たんちゃめ)”のジャズ・アレンジ曲など、こちらは自分達の個性を全面に出してきたステージになったと思います。
やはりドラムが入るのと入らないのでは大違いです。自分も和丸君の音に触発されるように、曲の展開が色々な方向に行ったりして面白かったのですが、こうなってくると、流石にベースが欲しいなあとも思いましたが、スペース的に難しい問題かもしれません。
…そう言えば、よくよく考えてみると、この時のライブは、西仲さんとのデュオ+1…というより、西仲美咲カルテット-1…という表現の方が近い感じがしました。それだけ和丸君の存在感は大きいという事でしょうが、そうなってくると、お店の中では、何でいつものベースの池田君はいないんだ…という話になってきてしまいます(無茶ですが…笑)。成程、分かりました…と、自分は池田君に電話をしてみる事にしました。すると、、、
「いま、家で静かに読書してます。」
…との事でした。どうも失礼致しました(笑)。…という事で、今度の10月21日(木)には例の池田君も交えて(笑)、改めて“西仲美咲カルテット”として吉祥寺 Meg でライブをやらせて頂きます♪…皆さんどうぞお越し下さいませ!
☆西仲美咲さんのHP…misakinishinaka.com/