更に言うと、LOOP CHIRD のボーカル、しばのまりこさんをゲストにお呼びするコーナーも今回は用意しており、前回のライブと顔触れは近い状況ではあったと言えばあったのですが(笑)、やはりワンマンとなると気を引き締める部分も多くなってきます。…そもそも、前回で前座で演奏した時は、全部で4曲しか取り上げていなかったので、今回のライブで初披露する曲も必然的に多くなり、言わば TRICK TRIO の全容をお見せするステージでもあったわけです。CDをリリースしてから今日になるまで、時間は空いてしまいましたが、レコーディングの時の雰囲気を思い出しつつ、気合いを入れて臨んだ1日になったのでした。
この日は、休憩無しの1ステージでやりきりました。そもそも、自分達の持ち曲がCDに収録されている全10曲のみですので(笑)、これは致し方無い事ですが、その中でも前述のゲストコーナー(“Englishman In New York”を演奏しました)を入れたり、アンコールでは半ばセッション的にこの3人の演奏を披露させる時間があったりと、大変盛り沢山なステージになったのではないかと思います。
また、この日の隠れたテーマとして、CDに収録されている曲を全披露させるも、CDとはまた異なった世界観で楽しんでほしいという気持ちが自分にはありました。選曲は同じであれど、CDとは曲順も違えば、ソロの内容も変わります。そして、やはりライブだけに、その場の空気感で熱量をコントロールさせ、お客さんと共に楽しんでいきたいという時間がそこには存在します。ただの映画音楽をカバーしたピアノトリオではなく、あくまでバンドとして見て頂きたい…。そんな想いでステージに立ちました。勿論、本番中は激しさは勿論、個々のモチベーションも高いまま、クオリティの高いパフォーマンスが随所に繰り出されていきました。そしてそのパフォーマンスは、アンコールのセッション曲で一気に爆発もするのですが(笑)、これはライブにお越し頂かないと経験出来ない空気感でしょう。とても楽しい時間であったのは間違い無かったです。
多くのお客さんにお越し頂き、良いスタートを切れた TRICK TRIO。今回は映画音楽のカバーという企画ではありましたが、このトリオの可能性の高さを改めて知った1日にもなりました。ワンマンライブをやってみて、ステージの雰囲気も分かってきたので、これは色々なカバー曲を取り入れてみたいものです。なるたけ、綺麗めな曲の方がアレンジし甲斐があるかもしれません(笑)。例えば…童謡とかの曲を、自分達のようなバリバリのロックピアノサウンドにしたら、、、ビックリはしますが(笑)、面白くはなりそうです…。そこが TRICK TRIO の使命のようなものも感じられた、今回のワンマンライブでもありました。どうもありがとうございました!…またどうぞよろしくお願いします!
☆小手指 Sound Stone のHP…http://soundstone.jp/