それは、尺八奏者の辻本好美さんをゲストに招いてライブを行うというものでした。辻本さんは以前、〔『和魂洋祭〜第八幕〜』〕で黒船と対バンをさせて頂いた事があって、コラボタイムでは黒船のステージにゲスト参加して頂いた事がありますが、ワンマンライブに招いてという状況は、勿論初めての事でした。事前のリハーサルにも参加して貰いまして、どのようなサウンドになるのだろうと思っていましたが、これが予想以上に黒船サウンドに合い、この日のライブを楽しみにしていたところでもあったのでした。本番前の食事では決起会?も行い(笑)、気合い十分で臨めたライブになったと思います。
ワンマンライブという事で、たっぷり2ステージお届けします。まずは黒船メンバーだけで何曲か演奏し、ステージの後半に辻本さんをお呼びする形をとりました。勿論、それまでに自分達でステージを温めておいたのは言うまでもありません(笑)。この日も関谷君のベースが炸裂、当然、その表情も炸裂していました。
さて、最初に辻本さんを招いて演奏したのは、御自身もカバーしているマイケル・ジャクソンの“Smooth Criminal”で、あのリフを尺八、そして津軽三味線、そして時にはベースも…というように、正に黒船バージョンとしてお送りしていきました。その中にはソロも盛り込ませ、黒船フォーマットも生かして披露していきました。そして、以前一緒にやらせて頂いた“La Fiesta”へと繋げます。こちらもソロスペースを多くとり、それぞれの楽器の攻防が見られた、大変白熱したものとなりました。津軽三味線は楽器の構造上、音を伸ばす事は出来ないのですが、尺八は息が続く限り、強い伸びの音が楽しめます。それらの楽器の対比が面白く、だからこそ津軽三味線は連打をしていくような奏法もあるわけで、各楽器の特性を生かしたソロの掛け合いは見所も沢山だったのでした。
2nd ステージに加わって頂いた曲は、自分達も久し振りに演奏した“Summer Breeze”、そして関谷君のオリジナル曲“La Japonaise”でした。どちらも味わい深いサウンドが魅力的な仕上がりになり、自分達も大満足…。尺八が入った事で、これまで自分達が追い求めていたサウンドが開花されたような感覚さえあったと思います。
その後、本編ラストは黒船メンバーのみで“六調”を演奏して終了となりましたが、アンコールがありまして、再び辻本さんをお呼びして、6人で“ワイド節”をお送りし、今回の全ての曲目を終えました。とても楽しい時間で、サウンド的にも新たな発見が何度もあった1日になりました。やはり、和楽器だからこその、自分達のサウンドに馴染みやすい部分が大きかったのかもしれません。アドリブのパフォーマンスも素晴らしかったですし、また機会があったら是非とも御一緒したい感じでした。…とは言え、既に黒船メンバーそれぞれが忙しくて、なかなかスケジュールを合わせるのが大変でもあり(笑)、これは本当にタイミングが合えば…という感じかもしれませんね。勿論、手応えはバッチリでした。どうもありがとうございました!
さて、黒船の次回ライブですが、まだ決まってはいないものの、10月に 3rd CDアルバムを出す予定でいますので、その辺りに何らかのライブをする予定となっています。どうぞアルバムを含めて楽しみにしていて下さい。そして、こちらもよろしくお願いします。
※現在、黒船の 3rd CDアルバム制作はクラウドファンディングの形をとって
進めさせて頂いています。詳細は➡こちら。新しいPV、そして進化していく
黒船のサウンド…。特典も豊富ですので、どうぞ御覧頂けたらと思います!
この、上記クラウドファンディングでしたが、先日、目標金額に達成致しました!!…多くの皆様のお陰です。どうもありがとうございます。プロジェクトは7月31日までですので、引き続きどうぞよろしくお願いします!
☆黒船のHP…http://www.peaceofcake.net/kurofune/
☆池袋 Absolute Blue のHP…http://absol.blue/
☆辻本好美さんのHP…https://www.443tsujimoto.com/