当日はお店からオリジナルカクテルの提案があり、バンドのイメージである“深海”をテーマにした、その名も「Nautilus」カクテルがメニューに組み込まれていました。そういえば JZ Brat のお店の雰囲気も濃い青色という印象があり、どことなく自分達のバンドのイメージとリンクする部分があるのかもしれません。客席フロアも、一段低い場所にありますし、より深海感が味わえる場所とも言えましょう。
会場前(と休憩時間)には君嶋さんのDJもお楽しみ頂き、いよいよ Nautilus ステージの始まりです。今回、SE には以前とは別バージョンを用意し、この日の特別感を更に演出させていきました。そうして始まった最初の演奏曲は、“Introduction Pt.3”…。Nautilus の3rd CDアルバム『THE RETURN OF NAUTILUS』の1曲目に入っていて、ライブでは今回が初披露となる曲でもありました。怪しい雰囲気で幕を開けていきます。
今更言うまでもありませんが、Nautilus のステージはMC無しのノンストップで最後までお届けしていきます。曲と曲の間は、それこそDJの方が曲を繋いでいくように、音を止めずにそれぞれで工夫させて進行させていきます。今回はその曲間にも拘りを見せ、今までとはまた違った繋げ方を盛り込んだりしていきました。…と言いますか、毎回色々なアイデアで曲繋ぎに挑戦している部分も多く、今回はその集大成とも言えるような感じでした。演奏する身としては大変ですが(笑)、緊張感にも繋がって良い雰囲気で披露出来たとは思います。
今回のキーポイントとなったのは、やはりゲストボーカルのカマタミズキさんの存在と言えるでしょう。ライブ参加曲こそ5曲のみでしたが、確かな存在感を放ってくれていたと思います。以前、Nautilus アコースティックライブ〔Nautilus、初のアコースティックライブ参照〕で参加してくれた時も良かったのですが、今回は豊かな声量や表現力が更に発揮された時間になっていました。その熱量はバンドサウンドへの影響も大きく、自分達も奮い立つようなシーンが何度もありました。素晴らしいステージパフォーマンスに感謝です!
また、今回のライブはリリース・ライブという名目ではありつつも、久々に完全なオリジナル曲の新曲も披露させて頂きました。タイトルは“Wandering”で、気だるい雰囲気と、どこか音が押し迫ってくるような変化を楽しめる曲という感じです。ドラムのパターンも面白く、やはり形容するなら「Nautilus らしい」…という事になるのでしょうか。今後のバンドの展開を象徴してきそうで、この先も期待が持てそうですね!
こうして JZ Brat でのワンマンライブは無事に幕を閉じました。今までにない雰囲気がバンドのサウンドを沸き立て、とても良い流れでステージを披露出来たと思います。お店の反応も非常に良く、また機会があれば出演してほしいとの事でした。写真を見ても、より深海感が演出できたような手応えもあり、確かに、お店と自分達のサウンドもマッチしているのかもしれません。多くのお客さんにお越し頂き、本当に有り難かったです。ほぼノンストップのライブで合計2時間強というステージは流石に疲れも隠せませんでしたが(笑)、時間が経つにつれて心地良い余韻へと変わっていく事でしょう…。どうぞ今後の展開も楽しみにして下さい。皆様、どうもお疲れ様でした!
☆Nautilus のHP…https://www.nautilusmusic.net/
☆渋谷 JZ Brat のHP…http://www.jzbrat.com/