…ふと開演直前に、どこかで聞いたようなメロディの曲がフロアに流れます。しかもそれは、かつてこの場所で録音した“once”という曲の、お客さんとのコール&レスポンスの練習部分ではないですか(笑)。30秒程のその音が終了すると、丸本さんと又吉君が、楽器無しのアカペラ状態で、今回のCDにも収録されているオリジナル曲“LIMELIGHT”のサビを歌い始めます。その後に曲のイントロに入り、楽器もイン。リリース・スペシャルライブの華やかな幕開けとなったのでした。
今回は3人でのスペシャルライブという事で、丸本さんも又吉君も、そして自分も、誰もが主役という位置付けで進めていきます。それぞれのソロ曲も盛り込み、自分が出演していない時はステージ上の待機席で見学(笑)。これもまた、スペシャルライブではお馴染みの光景と言えそうですね。相変わらずの新鮮な景色でしたが、自分達企画のステージを俯瞰で眺められるというのも、出演者にとっては利点なのかもしれませんね。和やかに進行していきました。
自分のソロピアノもあり、今回のCDにも収録されている“Gare de Chasse-sur-Rhône”を披露させて頂きました。最近、演奏する機会の多い曲でもありますので、こうして新たな場所で聴いて頂けるのは嬉しくもあります。事前に、こうやって弾こう…とは敢えて決めず、その場の空気感を大切に演奏していきました。
リリースライブとは言え、いつものカバー新曲や、オリジナル新曲を盛り込むのも忘れてはいません。カバー新曲にはサイモン&ガーファンクルの“Bridge Over Troubled Water”、そして新曲には“流れ星”という曲をそれぞれやらせて頂きました。前者には又吉君も入って頂き、正に今回ならではのカバー曲コーナーになったのではないかと思います。
本編最後の2曲は、今回のCDでもリード曲となっている、“once”と“春”で締めさせて頂きました。勿論“once”は以前と同様、コール&レスポンスをお客さんに重点的に歌唱指導(笑)もさせて本番へ。お客さんと一体になった空間を楽しみました。また、“春”は丁度1年前にこの場所で初披露させた曲なのだそうです。季節柄、この曲で締めとなるのも良かった気がしました。
…とは言えアンコールが起こり、珍しく何の曲をやるか決めていなかったので(笑)、ここで再度“once”を皆さんと熱唱…。丸本さんはギターをワイヤレスにした為に、今度は客席側からのコールも行っていました。
最初から最後まで、とても良い時間になれた今回のリリース・スペシャルライブ。企画的には以前のレコーディング・ライブから続いていた事になりますので、終わってホッと一安心という感じだったのではないでしょうか。自分達としても、CDを含め、無事にお客さんに音を届ける事が出来て、無事に責任を果たせたような気持ちでした。そして、やはりライブは良い!…という事を、改めて思わせてくれる1日にもなりましたね。どうもありがとうございました!
☆丸本達也さんのブログ…blog.livedoor.jp/waits2/
☆又吉康人君のブログ…http://ameblo.jp/diary-iris/
☆吉祥寺 Manda-la 2 のHP…www.mandala.gr.jp/man2.html